宮藤官九郎&大石静ら2人で脚本を書いた貴重な作品!60分のドラマが全9話で見応えもバッチリ楽しめるコメディです。
ネットフリックス鑑賞です。
2023年制作・日本
ジャンル コメディ
主題歌/挿入歌 Rin音、asmi
ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%)
ストーリー
三世議員の東海林大志(松坂桃李)と人気女優のゆい(仲里依紗)は結婚しているが倦怠期。
人前に出る時は仲良しの演技をするも・・実は冷め切っている夫婦だった。原因は大志の浮気、相手は女子アナウンサーの三俣桜子(織田梨沙)だった。
大志の母/峯子(竹下景子)は早く子供を!と、大志たちに不妊パンフレットを持ってくる。
そんな義母にうんざりしているゆい。
もっと知りたい方
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90%のネタバレ感想
夫である大志の浮気、姑の存在、そして議員の妻・・という立場に嫌気がさしているゆいは離婚を考えてます。
最初、人気もなかったゆいは大志と結婚してから、女優として売れっ子になり、巫女さんのドラマで大人気になります。
「かしこみ、かしこみ」と彼女が言うだけで国民は大騒ぎするほどの国民的な女優に。
けれど、ゆいの母/富恵(高島礼子)は父親の違う子供を7人産んでいて経済的に苦しい状況。
ゆいが結婚して東海林家から援助をしてもらっています。
なのでゆいが離婚すると、東海林家からの援助が無くなる!と離婚には反対していました。
当然、議員の妻としての立場を考える峯子も離婚に反対。
けれど、喧嘩する大志はついに「離婚しよう」とゆいに告げます。
母親には何も言えない大志なので・・峯子に離婚の報告すら言えません。
そんな夫を情けないと思うゆいはある日、加納恭二(錦戸亮)と出会います。
そして・・やや強引な彼に惹かれていくゆい。
ゆいの事務所も仕事の関係上、ゆいに離婚されては困るので反対します。
CMの契約に違反するため、スポンサーの事を考えないと離婚も自由に出来ないのです。
自由に生きたいゆいは恭二にどっぷりとハマってしまいますが・・彼は「出来ない」と言い出します。
理由を考えるゆいはその言葉の意味、「恭二は不能」と理解します。
その後、離婚に反対されているので、すぐに公に出来ないゆいは議員の妻として選挙活動などに参加、笑顔で良い妻を演じながらも心は恭二に・・。
大志とアナウンサー/桜子のスキャンダル写真が雑誌に載り、炎上してしまいます。謝罪をする大志に激怒のゆい。
選挙が始まり、ライバルである想田豪(山本耕史)と激しい戦いが始まります。
この想田がめちゃ面白いのです!
肉体美を見せるかのようにピチピチのシャツ&スーツで選挙活動。
このシーンは是非、見て欲しいですね。
ゆいが恋する男性/恭二はパチンコが趣味というか、パチプロなのですが・・悪っぽい雰囲気に引き込まれるゆいですね。
パチンコ店で突然、キスされて呆然となるゆい。
基本、彼は無職?のパチプロなので・・真面目人間のゆいには刺激が強かった様子。
大志は不倫スキャンダルでイメージダウン、謝罪しますが・・それでも炎上が収まらず。仕方なく離婚を許可すると言い出す峯子。
ゆいと大志は戸惑いますが・・そんな時、妊娠が発覚。
恭二の子ではありません、理由は恭二は不能のため合体はしていないから。
それを証明するため、恭二とは寝ていない、彼は不能だと峯子たちに話してしまうゆい。
後でそれを知り、傷つく恭二です。
大志はゆいの妊娠を知り驚き、今までの事を反省。
選挙活動中、2人の気持ちは接近・・「当選したらやり直そう。離婚したくない」と大志は心変わり。桜子に冷たくされ、それもショックだったのです。
そして・・大志は落選、2人は離婚します。
その後、ゆいは出産、元気な男の子を生んで峯子に預けながら女優の仕事をします。
国際的な女優に成長したゆい。大志は再び、選挙活動を始め・・ライバルの想田が裏金を受け取ってると知ります。
その頃、ライターに転身していた恭二が記事を書いて想田は炎上、議員を辞めパン屋になります。
大志は当選して議員となり、父のような志を持って活動。
ゆいは新しい恋を見つけ・・ハッピーエンド。
全9話なのでじっくり楽しめるコメディドラマでした。
クドカンらしい面白さ、クセの強いキャラ設定も面白かったですね。
ゆいと大志が離婚する時、弁護士を頼むのですけれど、演じるのは古田新太、松谷由夏の2人でこのキャラも楽しい。
特にゆいの弁護士役の古田新太には笑えます。
大志の秘書を演じる尾身としのり、ゆい事務所/社長役の池田成志のキャラもメチャ笑えます。
楽しいドラマですおすすめですね。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)