久しぶりにおすすめの怖いホラー作品です。演出がとても良いのでびっくりします。笑顔で自殺するって発想もユニークです。
ネットフリックスで鑑賞、アマゾンプライムビデオでは有料です。
2022年制作・アメリカ・115分
監督 パーカー・フィン
脚本 パーカー・フィン
原題 Smile
ネタバレ度40%（後半ネタバレ度90%）
ストーリー
精神科医のローズ（ソシー・ベーコン）は患者が目の前で、首を切り自殺したことでトラウマになってしまう。
上司から休暇を取るように言われ、自宅で過ごすローズは説明出来ないような出来事に遭遇する。
もっと知りたい方
↓
↓
90%のネタバレ感想
ジャンプスケア的な怖さがある映画でした。久しぶりに怖くて面白かったですね。
少し日本のホラーのような感じもあり、音にびっくりしてました。
目の前で誰かが自殺したら、トラウマになってしまいますよね。精神科医だって人間なのでローズも苦しみます。
そしてそれが現実的な恐怖になり、解決しようと行動するのです。
ローズは自殺したローラから始まり、自殺した人を辿っていき、何が原因なのか・・と追求しようとします。
そして自殺は連鎖していると判明、そのうち自分も「見えない何か」に取り憑かれてしまいます。
取り憑かれる、という表現は違うかもしれませんが。
「何か」によって自分もいずれ、「自殺」する運命になってしまいます。
それがわかっていても逃げることが出来ない。
「何か」の正体を突き止めるため、色々な人に話を聞くローズ。
そして囚人から、「何か」から逃れる唯一の方法は、残虐に人を殺せば、自分は自殺しなくても大丈夫だと知ります。
猶予期間は人によって違い、4日から1週間程度と知るローズ。
でも人を殺すことは出来ません。
ローズは主治医の精神科医/マデリンに相談、薬を処方してもらおうとするのですが・・。
このマデリンまでもが「何か」によって・・という流れにはびっくり。
どこまでが現実で幻なのか？という流れにも引き込まれます。
「何か」の正体もわからず、姿も見えません。
ただ、自分が何かによって呪われている、と自覚して怯えているローズですね。
でも周囲は誰も信じてくれません。
自分の記憶にはないけれど、姉/ホリーの家で甥っ子の誕生日プレゼントを渡したら・・中は自分の飼っていた猫だった、とか。
（その前に猫は行方不明に）
当然、ホリーは妹がおかしい、と激怒です。
婚約者/トレバーに最初、自分が妙なことになっている、と打ち明けたのに理解してもらえず。
そんな時、元恋人の警官/ジョエルに相談するローズ。
ジョエルは優しくローズを受け止めてくれるし、昔の家に行った彼女を心配して迎えにきてくれます。
この「何か」はどうもトラウマが好物のようですね。
ローズは母が自殺したことで自分を責めていたし、罪悪感を持ってます。
後半で昔の家に行った時、幻の母と再会。
母に「なぜ、助けなかった？見殺しに？」と言われ、当時、彼女は10歳で幼かったと反論。
幻の母と再会するも、トラウマを思い出して苦しむローズ。
この幻の母に襲われ、ランプを投げつけ退治するローズはジョエルの家に。
優しく受け止めてくれたジョエルはまさかの・・。慌てて振り向くと、昔の家があります。
そう、まだ彼女はそこにいたのでした。
そして！巨大化した母の幻に襲われ、「何か」がローズの口を大きく開けて・・彼女の体の中に入ります。
このシーン、めちゃ怖かった^^;
この時の音もすごーく嫌、怖くて泣きそう。
ラストは・・本物のジョエルが昔の家に入り、ローズを探します。
そこにいたローズは笑顔、自分にマッチで火をつけます。
恐怖で慄くジョエル・・。
この時、炎のローズは映らず、ジョエルの瞳の中で燃えてる、とわかります。
この瞬間、拍手のように流れる音楽にもびっくりでした。
たぶん、ローズは死亡、目撃したジョエルが続編で？と予想です。
ストーリー的には「イットフォローズ」に似てる感じですね。でも音の演出はすごく良かったと思います。
映画館で見たら相当、恐怖を感じる作品でしょう。
主役を演じたソシー・ベーコンはケビン・ベーコンの娘だそうです。
「何か」に体を乗っ取られた人は笑いながら自殺する、という奇妙な物語でした。
ラスト、えー！って展開と続編になる事に驚き。
2024年、続編が公開されるようです。
楽しみ～おすすめです。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★4個（満点5個）
↓読んだら応援のポチ押して下さると嬉しいです＾＾
応援ありがとうございます^^
