視聴率、過去最高を更新です!前回のダウンした数字よりも高い。有名な事件だったからかな?ついに暗殺された井伊直弼。出る杭は打たれる!ってことでしょうか。誰かがやらなければ・・ならない事だったように思えます。
「桜田門外の変」視聴率 26.4 % あらすじ&感想
天璋院にとって特別な日、あの幾嶋が大奥を去る日・・
「わたくしは・・長い間、そちが嫌いであった・・」
「わたくしも貴方さまには、ほとほと手を焼きました。」と、幾嶋。2人の笑顔が長い年月をかけて心の友、良き支えになっているのがわかります。
去る日を延ばす気もない幾嶋、「名残がますばかりにございます・・。」と。
幾嶋が差しだしたのは・・薩摩・桜島を描いてる掛け軸?よね。
亡くなった父・斉彬から、いつか天璋院にわたすように言われていた幾嶋。やっと手渡す時期がきた・・と。
感慨深げな天璋院、それをみて幾嶋を思い出す・・と、言う。
本当に幾嶋、これで去ってしまうのね。ふたりの目には涙が・・幾嶋の笑顔がステキでした。
引き際がきれいな幾嶋なのでした。天璋院と離れてから、涙をみせる幾嶋。今後は重野が天璋院を支えてくれるのでしょう。重野の挨拶に天璋院、
「わたくしは・・手がかかるぞ・・」
まず、そのことを幾嶋から聞いて知っていた重野(^_^;
メソメソしているヒマはない。徳川将軍家はこれから!と、強く想う天璋院なのでした。
厳しい井伊大老に家茂、「ここまでする必要があったのか?」
この国をおさめるのは誰なのか?力でそれを知らしめなければならない・・と、井伊大老なのだわ。
家茂は「人心を掴まないと、特のあるまつりごとと言えないのではないか?」と心配する。
そしたら!井伊大老ったらー!辞意を出すのよ。信じてくれないなら・・身を引くという井伊大老。
家茂、それを天璋院に相談。なにも言えなかった家茂・・
相手は大老、誰もうなずくしかないでしょう・・と、言いつつも〜天璋院
「だからこそ、辞意をちらつかせるとは卑怯千万!わたくしはそういうやり方が一番嫌いです」と、強く怒る。
幕府の維新のために・・と、いう井伊大老だけど、その代わりに失ったものが大きい。失ったものとは「幕府への真義」です!と、天璋院。
薩摩
有村次左衛門、有村雄助らが仲間と話している。
水戸の者は覚悟をきめ、脱藩している・・と話す。それを聞き、「薩摩も遅れを取ってはならない!」と、騒ぎ始める・・が、大久保は冷静にみている。
大久保の「仲間を集めよう」に皆、賛成、動き出す。うーん、これで井伊大老を暗殺する?準備を始めるのかしら。
小松帯刀に会う大久保、帯刀に「なんとか思い留まってくれないか?」と、今、幕府から目をつけられると危険であり、まだ、斉彬の意志を継ぐ忠教が、これから動くのを待ってほしい・・!ってことなんでしょうね。
大久保、
「その忠教さまですが、私の書いた建白書は読んでくれたのでしょうか?」と。
読んだ・・と答える帯刀に大久保、「何もしてくれない」と、がっかりした様子。
帯刀
「まわりはまだ、斉輿さまの味方ばかり」簡単に動ける忠教ではない!と、説明する帯刀なのよ・・いつも冷静な大久保、
「薩摩の行き先がみえない」と、自分たちが突出すれば、捨て石になれば目を覚ます者が出てくる!そこから何かが変わっていくはず・・」と、大久保なのでした。
帯刀、これを怒り
「大久保さんを捨て石になど、することは出来ません」と、止めようとする帯刀。
「突出?」と、知り驚く忠教、帯刀は忠教にいう。
「井伊大老の政案をやめさせ、幕政改革の先駆けをしようとしている」と。
これを見過ごせば、多くの者が薩摩を見捨て、浪士となり京へ行く。
しかし、これを捕らえ罰すれば不平不満も出る。そして薩摩を見捨てる可能性もある・・と、帯刀。
「いずれにしても、薩摩は貴重な人材を失うことになります!」と、帯刀は必死で訴える。
亡き斉彬を誇りに思い、国を変えたいと思う貴重な人材なのだわ。皆の力をお家の将来に使える方法を!と、帯刀。
江戸では井伊大老が、幕府の維新をより確かなものにするため、新たな策略を巡らしていた。
「帝の姫を公方さまの御台所に?」と、朝廷と幕府の強い結束を世にしめすため、攘夷を叫ぶ者も文句を言えないだろう・・と、井伊大老。
天璋院、家茂の御台所の件を聞き「まだ早い!」と、反対する。
滝山は「ご世継ぎをもうけるのも公方さまの大切なおつとめです」と、言う。
天璋院、家茂に御台所の件を話すも驚き、「考えたこともない」と、家茂。まだ若いものね。
家茂の興味は、「勝麟丸」?この字かな?(^_^;
幕府がオランダに作らせた蒸気軍艦であり、薩摩の港にも寄ってると天璋院に教える。
来年早々、日本の船もアメリカに初航海すると知る天璋院。船に乗る者を呼び出し、話を聞くことになる天璋院、家茂。
「勝麟太郎」(のちの勝海舟)船の模型を家茂にもってきた勝麟太郎。船の大きさなどを説明する。興味深そうに聞いている家茂、天璋院たち。
この勝麟太郎役を、北大路欣也さんが演じてます。SoftBankのお父さん・犬の声ですね。
航海の目的・・表向きは色々あったものの〜じつは腕試しでした。アメリカから戻ったら、強い国を作るために頑張る!と、勝麟太郎に天璋院、家茂も期待する。
そのためにも・・国内をもっと厳しくしよう!と、井伊大老に天璋院はびっくり!
「この上、さらにムチをふるうつもりか?」
「ムチばかりでなく・・飴もまた・・」と、いう勝麟太郎に笑みを見せる天璋院。
なんか気が合いそうな2人です。勝海舟は西郷と江戸城受け渡しのとき、大切な仕事をしてくれた人であり、今後も期待ですね。
天璋院、斉彬がこの勝麟太郎とも会い、船、諸外国にも詳しく「立派な方でした」と、聞き喜ぶ。「薩摩の斉彬さまが生きていれば・・日本ももっと良かったでしょう」の言葉に天璋院は
「いや、こたびの処罰で隠居にでもなっていただろう・・」と、チラリと井伊大老を見て一言!あっぱれ天璋院!
おみやげとは?ミシンでした!当時、日本で初めてミシンを使ったのが天璋院と、いわれてるようですね。
その後、ジョン万次郎と対面する天璋院は懐かしそうに話す。万次郎、8年ぶりの再会。アメリカへの航海に通詞(通訳)として参加の万次郎。
万次郎、尚五郎は天璋院のことが好きだった・・と、教え、嬉しそうな天璋院。
天璋院は、尚五郎(帯刀)の気持ちを知らなかったのよね。
ソーイングマシーンと、ミシンを天璋院に見せる万次郎。この時代にもう、こんなミシンがあったのね〜。
喜ぶ天璋院、尚五郎とのお守りをだし懐かしそうに見つめる。
薩摩
船も整え、ついに「突出!」と帯刀が忠教に告げる。
(突出ってこの字で良いんでしょうか^^; )
忠教、ここまでになったのは薩摩が何を志し、これからどう動こうとしているのか、それを皆に言わなかった、教えていなかったせい・・と、理解する。
ハッキリとした意見を皆に伝えていなかったのでしょうね。
帯刀、「おおせの通りに存じます」と。あとはどうやってこれを伝えるか・・
有村次左衛門、有村雄助たち・・仲間を集めて親への決意状も書いてあった。
もう死ぬ覚悟のある彼らだったのでしょう。討ち死にしようとも悔いはない!と、いうのでした。
そこへ大久保が、殿からの書状をもってくる。皆の前で読む大久保。
「世の中は今、大変な時代であり、万が一、事変がおきたら、今は亡き斉彬のご意志を貫き、家をあげてこの国を守る覚悟・・この事をよく心得、当家の柱となり、礎となり、世のいたらぬところを支え、助けてくれるようひとえに頼みたいと存ずる。誠忠士の仲間へ・・」とあった。
大久保、
「おれたちは罰せられても仕方のない身、それを許してくれるどころか、家の柱、礎として頼むとまでいってくれてる。この心に背くことは断じて出来ない。としゅつは、この場をもって中止する。異存ある者は申し出よ。」
異存などない、大久保、
「おれたちは、これからお殿さまからの”誠忠組”と、名乗ろう」と、提案、意見が一致する。お家の忠誠を誓い、”誠忠組”の血判状を作る。それをみて安心する帯刀。
血判状・最初の名前は・・西郷だった。
忠教の考えを知り、殿に仕える”誠忠組”がここに誕生したのでした。帯刀、どうもこの”誠忠組”の指導者・・と噂されてるようです。
天璋院、ミシンを使っている。
重野が持ってきたもの・・それは井伊大老が処罰した者たちの罪名だった。
驚く天璋院、「これほど多くの者を・・」と、井伊大老と2人きりでお茶室で会うことにする。
お茶室
井伊大老がお茶をたてている。
井伊大老「汚れた手でたてた茶でよろしいのですか?」と、聞くと天璋院、
「汚れた・・と、思ってるのか?」と。
自覚してる井伊大老だったのですね。
お茶を飲み、天璋院は
「悔しいが・・これほど美味しいお茶は初めてだ。どこでこれほどの茶を?」と素直にいう。驚く井伊大老、「正直なお方です・・」と。
本当は・・お茶の道を進みたかったような井伊大老でしたね。
「茶の味は、そなたのやってきた残虐、非道な行いとは別じゃ」と、天璋院。
「天璋院さまは・・これからの時代、攘夷が叶うと思いますか?」と、井伊大老。
「それは・・むりであろう。」と、天璋院。
「しかし、帝よりの密勅をもってそれを除こうとしたものたちの合い言葉こそが、その攘夷です。帝に近づくために”攘夷、攘夷”と、口にして条約締結を責め立てた、その卑怯な者たちにこの国の行く末を任せられましょうか?」と、井伊大老はいう。
「この直弼を動かしたのは、この国を守りたいという、一心にござります。諸外国からこの国を守るため、通商条約を結び、愚劣な輩から、国を守るために、恨みをかうこともやむを得ず・・」
「では・・そなたが流した血を天に走ることはないのか?」と、天璋院は聞く。
「ありません」と、井伊直弼。
「わたくしは・・己の役割を果たしたまで・・」
「役割?」と、聞き驚く天璋院。
「そこまでの覚悟であったと・・」驚く天璋院。自分のやるべきことをやった・・と、いう井伊直弼だったんですね。
「時々、わたしに茶をたててはくれぬか?」と、天璋院・・井伊直弼ともっと語りたいと思うのでした。それは井伊直弼も同じ考えであり、一方だけの意見を聞いて判断するのは良くない・・そう思う天璋院。
井伊直弼のためにミシンで縫った茶の袱紗をわたす。
感慨した井伊直弼
「亡き公方さまのお気持ちが・・少しだけわかったような気がいたします」と、いう。少し、理解したと思った2人なのでした。
安政7年(1860)3月3日
桃の節句を迎えた江戸、ひな人形を楽しむ大奥の天璋院、そして雪の中、井伊直弼は暗殺されてしまう。
大奥の楽しい様子と、井伊直弼の最後の映像と印象的な演出でした。
水戸の浪士、十数名に襲われおもてでは「井伊直弼のしたことの復讐」ともいわれた。それが薩摩の者・・と、知り驚く天璋院・・
天璋院「これから・・わかりあえたかもしれなかった・・」と、涙を流す。
難しい字も多く間違いがあれば教えてください^^;
井伊直弼の死を涙を流し、悲しむ天璋院でした。もっと早くに話し合えば、理解する部分もあったのかな?と、思えた回でした。
時代はこうして流れていくのでしょうね。