ダイアン・キートンとモーガン・フリーマンが夫婦を演じた優しいドラマです。
画家の夫と元教師の2人が住むのはブルックリンを眺められる最高の家。
ただ、40年も暮らして居心地良いけれどエレベーターがない。
夫も歳をとり、便利な家を求め新しい住まいを探す2人。
感想
脚本も良かったですね。大切な事に気が付いた2人。
家を売るのは大変なこと。
オープンハウスのドタバタや、感じ悪い相手には、売りたくない!と、思ったり。
2人の年齢的なこともあり、観てて心配するほど。
誰かに騙されたりしないか、無事に取引を終えられるのか、と。
愛犬の具合が悪くなり、治療が必要になった時・・
「犬が今を生きる動物なら、延命はかえって酷かも」と、蘇生処置拒否書にサインしたアレックス。
「できることはしたい」と、前向きなニース。
アレックスは最悪に備え、現実的な考え。ニースと意見が食い違うことも多くて。
それでも2人、うまくやってきた。
男性の方が現実的で、治療費のこととか考えるのもわかるけれど。
とても興味深かったのは、住んでいながら家を売るためのオープンハウスのシーン。
繊細な人ならきっと、耐えられないであろう・・と思ってしまった。
大勢の人たちが家に入り、好きなように部屋を見てまわる。
その様子を微笑みながら、説明する姿にびっくり。
私には出来ないわあ、と。
家を売る準備をして、次は自分たちで最後となる家を探す・・この行動も2人の性格が違うのも楽しい。
家を探してる時、「我が家以上の眺めはない」と、感じるアレックス。
本当は売りたくないのよね?と、思った。
新婚の頃から、2人で創り上げた部屋・・ここが1番大切な場所なんですよね。
遠回りしてやっと、自分たちの居場所を見つけた老夫婦のストーリーでした。
観終わってとても、温かい気持ちになれる作品。
オススメです🥰
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