ルッカのあらすじ園

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映画「ミッドサマー」感想

SNSで話題になった作品!ジャンルはサイコロジカルホラー。怖さ、グロさも一部くらいで割と普通かも。

監督は「ヘレディタリー/継承」のアリ・アスター

サイコロジカルホラーとは、精神的、感情的に視聴者を脅かすサブジャンルだそう。

ネタバレ度98%くらい

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ストーリー

テリー(ダニー妹)は双極性障害、両親を巻き込み自殺してしまう。

ダニーの恋人・クリスチャンは1年以上も彼女と別れることを悩んでいた。

 

家族を失いパニック状態のダニー(フローレンス・ピュー)は、恋人に依存しすぎてる事を気にしていた。

 

マーク、ジョシュスウェーデンのホルガへ行くつもりのクリスチャン(ジャック・レイナー)。

ダニーに別れも言えず、頼られ仕方なく誘うことに。

 

ホルガ村は90年に1度、9日間の夏至があり、論文にするつもりだったジョシュ。

 

ホルガに到着、72歳以上になった老人2人が崖から飛び降りて自殺。

男性は死にきれず、村人がハンマーで頭を叩いてとどめを刺す。

怖くなり、逃げ出そうとするダニーを止める村人たち。

 

コニー、サイモンも逃げ出そうとするが・・のちに殺害される。

 

ホルガでの「生命のサイクル」を終えた老人たち。死ぬことは彼らにとっては喜びであり、昔からの風習。

飛び降りた人の名前を、次に生まれてくる子がその名を受け継ぐ。

 

ホルガ出身、クリスチャン友人のペレはスウェーデン人であり、新しい血として、友人たちを村に連れて来たのだった。

 

マークは村の大切な神木と知らず、おしっこをかけてしまう。

当然、村人の逆鱗にふれ・・殺害される。

 

ルーン文字を調べるジョシュは、近親婚により障害を持って生まれた女性が村の神官と知る。

 

ダニーはドラッグ入りのジュースを勧められ、ダンスで勝ち残り女王となる。

 

ドラッグを勧められたクリスチャンは、村人マヤとの性行為を許可される。(妊娠のため)

終わって逃げ出すクリスチャンは、ジョシュの足が埋められているのを発見。

鶏小屋で、サイモンが吊らされている(血の鷲)のを見るが・・薬で眠らされてしまう。

 

祝祭には9人の生贄が必要。

崖から落ちた老人2人、ジョシュ、コニー、サイモン、マーク。

村人からの志願者2人。

女王になったダニーは、残り1人をクリスチャンか、抽選で選ばれた男か・・選択を迫られる。

ダニーはクリスチャンを選択。

 

朦朧として動けない、話せないままクリスチャンは、熊の皮を着せられ、他の遺体、生贄のメンバーと共に神殿で焼かれる。

 

生きたまま焼かれ、叫び声が聞こえると・・村人たちも叫び出す。

 

燃える神殿を見て不安そうなダニーだったが・・笑顔になる。

----完----

印象に残ったシーンは・・

崖から飛び降りた老人たちです。姥捨山を思い出しました。

そのまま生きていても良いのでは?と、思うのだけど。

風習とはいえ、生きてることを許可されない感じでした。

ここが1番、私にはグロシーン、落ちた音と顔ですね。それと、村人たち3~4人でトドメを刺す所。

他にグロは特になかったような気も。

 

血の鷲のシーンは、情報なく見れば「これ何?」で終わるでしょう。

 

ドラッグで朦朧としているクリスチャンとマヤの性行為のシーン。

これは10人以上の女性が全裸で唖然。

これも儀式なのでしょうね。

終わってすぐ、マヤは「赤ちゃんを感じる」と、確か言ってました。

小さい村なので時々、新しい血を外部から入れる、と村の人が言ってます。

ここはある意味すごかったですね😅

 

村に入った時、タペストリーの絵にあった内容・・女性が自分の陰毛を相手の男性に食べさせ、結ばれる・・みたいな。

それを実践したように、クリスチャンは毛が入ったバーガーを食べてしまったり。

他にもタペストリーの絵には意味があります。

 

鶏小屋でサイモンが吊らされているシーン。

これは、海外ドラマ「ヴァイキング海の覇者たち」でもあった血の鷲だと思いました。

ヴァイキング海の覇者たち内で、ラグナルが血の鷲を行うシーンあり/痛グロ)

儀式なのか、骨だか肺を背中側に取り出し、翼のように開いてます。

これ、彼は生きていたようす・・。

 

ドラッグ入りのジュースを飲まされ、ダニーは女性たちと踊り、女王に選ばれます。

つまり、家族として認められたような状態。

 

クリスチャンとマヤの行為を目撃、悲しみのダニーに同調するように女性たちが皆、大泣きしてたシーンはびっくり。

クリスチャンの裏切り行為を許せず、最後の判断をしたと思います。

そもそも、クリスチャンはあまりダニーの悲しみを理解していたと思えない。

だから、ダニーが最後に笑顔になったのは、同調してくれる仲間がいる、という安心感からなのかな、と。

 

ペレも両親が亡くなり、悲しい時は皆で悲しんでくれた、と言ってたので、ここは言葉よりもそういうコミュニケーションがあるのでしょう。

 

霊やお化け系の怖さはありません。

怖いのは人間ですね。

カルト集団のような感じで、あの中にいたら人を殺害することも何も感じないような気がします。

皆でやれば・・って雰囲気です。

明るい太陽の下で、皆で笑って踊って・・と、流れが不気味。

裏では外国人を殺害したり・・なのに。

自分たちの風習、コミュニティを守ために何でもする、という流れが恐怖でした。


 

監督はこの作品を、恋愛映画と言ってるようです。

ただ、グロ部分は少ないと思うし、普通に見れる作品だと思いますね。

「拷問男」の方がグロかったです😅

 

最後まで読んでくださった方たち、ありがとうございました。

好き度は★3個(満点5個)

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