韓国らしい演出にやや引きながらも視聴。どうやったらこのような悪人を捌くことが出来るのでしょうか。実話を基にした作品。
2011年制作・韓国・R18・125分
監督 ファン・ドンヒョク
原作 コン・ジヨン
制作 オム・ヨンフン、ナ・ビョンジュン
ネタバレ度30%(後半80%)
ストーリー
美術教師イノ(コン・ユ)は郊外の聴覚障害者学校に赴任。
初日から学校の雰囲気が妙だと感じていた時、寮の指導教師が女子生徒に体罰を与えているのを目撃。
驚いたイノだが・・夜間警備の守衛は平然としていた。
こんな感じで最初からドキドキでした。
日本ならもう少し、ぼかすシーンがあると思うのですが・・かなりリアルな演出に驚きました。
正直、おじさんがパンツ脱ぐ姿なんて見たくないです!
ちなみに校長、行政室長は双子。
もっと知りたい方
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80%のネタバレ
廊下を歩いていると、トイレから子供の叫び声が・・慌てて行こうとするも学校の関係者は何もないと無関心。
ここの子供たちは叫んで遊ぶ、と止める。
子供たちが殴られてる現場を目撃、聞いてみると指導してるだけ、と答える教師。
血だらけの生徒に胸を痛めるイノ。
子供が線路で亡くなる事件も発生・・ミンスの弟だった。
なぜ、ミンスの弟が線路に?と考えるイノ。
そして校長たちが子供たちに性的暴行を行っていた・・と知る。
話せない生徒に行政室長は、行為を済ませた後、生徒にお金を渡してお菓子を買うよう指示。
現場を目撃した子には、話せば殺す、と手話で脅す。
子供たちを助ける者は誰もいない。話を聞いてくれる人もいない。そんな時、イノが来たのだった。
子供たちから聞き出し、事実確認後に警察に通報するも・・警察もグルだった。
事件をバラした子供たちは体罰でさらに脅されていた。
妻が亡くなり、母に子供を預けているイノはソルのことだけ考えろ、と母に言われてしまう。
ユジンは教育庁に性的暴行の事件を告発・・だが、放課後のことなら管轄外、と言われてしまう。
しかし、教育庁は慈愛学園を管轄するが付属の寮は、市役所の福祉課の管轄・・と、逃げる。
納得できないユジンはイノに相談。
イノはミンスに弟が死ぬ前のことを録画しながら質問。
パク教師が弟をお風呂で洗っている時、危険を察知・・抵抗するミンスだが殴られてしまう。
「弟は体が弱く・・あれをされると痛くて歩けません」と、泣きながら説明するミンス。
校長兄弟は親しい刑事から、判事出身で開業したての弁護士を探せ、と命じられる。
結果、ムジンで有名な秀才・ファン・ウソク弁護士が来ることに。
幹部級の判事出身弁護士を初めての事件で勝たせてやる慣例・・と知るユジン。
裁判では守衛、教師らもすべて校長、行政室長らとグルだったことが判明。
教師も皆、弱みを握られていた。
ユリを診察した女医は、お菓子を食べていたユリが暴行を受けたとは思えない・・と証言。
だが、女医は所見書を書き直していたことが判明。ユリの処女膜が損傷したのは・・9歳ごろと証言する。
ユリの証言で行政室長は彼女をテーブルに縛り付けた・・とわかる。
しかし、13歳以上の子は加害者と親の示談で起訴事態が無効になる。ユリとミンスの親は知的障害があり、ヨンドゥは両親がいない。
ファン・ウソク弁護士と会うイノは、ヨンドゥと示談出来れば、彼の大学進学、留学まで責任を持つと条件を提案される。
イノもソウルの学校に転任できると。
ユジンはユリの親戚が父親を説得、示談になったと知る。
こんな感じで進みます。
後半の法廷シーンは緊張でドキドキ。生徒は話せないので手話で証言します。
まさかの驚きの展開もあり、一気に視聴でした。
ミンスの祖母は示談に応じ、お金を受け取ります。息子は寝たきり、嫁には逃げられ、孫は話せない。
悔しく思うユジンです。
ミンスも証言するつもりだったが・・祖母が示談に応じたので証言する必要がなくなった。
悔し涙のミンスを見守るイノ。
これじゃ、子供たちの傷が癒えない・・。
ヨンドゥの証言で、校長たちは生徒を暴行する時、録画してたことがわかり、探すとテープが見つかった。
13歳以上なら示談が成立するが、ヨンドゥが目撃した日はユリが13歳になる前だったことが判明。
証拠のテープを提出するが・・3人の刑罰は非常に軽く終わる。
悪人同士、すべてがグルだったのだ。
一方、悔しい思いのミンスはパク教師に復讐で接近。
線路で刺して一緒に電車に・・。
ミンスの死を知り、無力に涙するイノ・・。
——完——
言葉がありません。
演出がリアルだったので見ていて怖かったです。
普段、サスペンス、ホラーなどで殺人事件などを視聴してますが・・。動物や子供を虐待するのは苦手です。
なぜ、観てしまったのか・・後味悪くて後悔です。
こんな事件が起きないことが1番だけど、少なくても法律でもっと重罪になって欲しいですね。
あの連中がこんなんで終わるなんて・・信じられません。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)