第93回アカデミー賞で短編アニメーション賞を受賞。両親の辛い思いが伝わってくる作品です。ネットフリックス視聴。
2020年制作・アメリカ・12分
監督 ウィル・マコーマック、マイケル・ゴビア
ネタバレ度90%
ストーリー
娘を失い心を閉ざした夫婦。
何をしても悲しくて苦しい。空っぽの娘の部屋で泣いてしまう。
感想
12分の短編アニメーションで台詞はありません。
最初、喧嘩でもした夫婦なのかなと、見ていたら子供を失った事がわかります。
本当は言いたい事があるのに・・影でその思いが伝わります。
でも2人は話し合う事もありません。
そして娘の影と遊ぶ猫を見て再び、思い出して泣いてしまうお母さん。娘の服を抱きしめ悲しんでいます。けれど、お父さんとの会話はありません。
2人で傷ついてるけれど、ここは2人で乗り越える必要があるのでは?とも。
娘の思い出は沢山あり、楽しいこと、嬉しいことも。それでも今はいない娘。
学校で銃乱射事件が起きてしまい・・と、被害者家族の悲しみを描いた作品。
台詞はないのですが夫婦の悲しみが胸に響きます。後半、亡き猫を思い出して泣いてしまいました。
子供を失い心が離れた夫婦、そして携帯に「愛してるっていっておくね」と、メッセージ。
実話を基にしたのも驚きでした。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)