妻が病気になっても支え続ける優しい夫の愛。
2019年制作・イギリス・92分、ネットフリックス視聴。
監督 リサ・バロス・デサ、グレン・レイバーン
ネタバレ度70%
ストーリー
長年連れ添った夫婦は静かな生活を送っていた。
ある日、妻ジョアンの乳ガンが判明・・手術は無事に終わるが2人は不安から、イライラをぶつけて言い合うように。
こんな内容です。
まさかガン?と衝撃の夫婦でした。
安定した幸せの中、ジョアンはガンになり、手術後には化学療法をすることに。
とにかく初めてのガン、知らないことばかりで医師に説明を聞いても納得できない。
「もうガンはない?」と、確認したいトム。
転移はないけれど、化学療法で治療を続ける必要があります。
その様子が本当にリアルな感じでした。
文句の多い夫トムを演じるのは、渋い俳優リーアム・ニーソン。
ジョアン役はレスリー・マンヴィル。
化学療法をしたら髪が抜けるかも・・と、不安を口にしてる時はまだ大丈夫でした。
その後、治療で苦しむジョアンを見て、もしかしたら妻がいなくなる?と、悲しみや不安を感じるようになるトム。
ジョアンの代わりにゴミ出しをするトムは「今日は何のゴミ?」と。
夫あるあるでしょうね。
そしてジョアンは次第に髪が抜けてしまいます。そんな妻を最初は笑っていたトムですが・・。
剃髪しながらも泣きそうなトム。
副作用で苦しむジョアンは、トムがビールを飲みながらTVを観てるのが気に入らない。
怒りをぶつけるジョアンにキレるトム。
2人は言い争い、亡くなった娘のことまで言い出します。
「ガンは2人で乗り越えるんだ」と、言うトム。
「いいえ、私が1人で乗り越えるのよ。あなたは手伝いたいだけ」と、言い返すジョアン。
喧嘩しながらも2人はお互いを必要としているし、支え合って生きていきます。
散歩の時、手を繋いだりトムがジョアンの背中に手を置いたりする優しさがとても好きでした。
まったり愛に溢れる夫婦愛の物語。
悲しい結末ではありませんのでおすすめ。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)