聡子らしい決断でした!結婚という形にこだわらず、仕事を優先する・・理想の病院で患者さんたちのために働く聡子はステキです。奈央も貞夫の助けもあり、子育ても順調な様子・・瑞恵もあえて正社員にならないのが良かったです。
主題歌を歌っている竹内まりやさんが後半、花束を持って聡子とすれ違うシーンがありましたね^^♪
「Around 40」TBS、22時(金)4/11〜
緒方聡子(39)・・・天海祐希
森村奈央(35)・・・大塚寧々
竹内瑞恵(39)・・・松下由樹
大橋貞夫(39)・・・筒井道隆
岡村恵太朗(33)・・・藤木直人
「40歳、幸せの決断」
恵太郎、聡子が病院に行くと張り紙があった。
「病院閉鎖」・・倒産?と、驚く2人。
病院中、「倒産?」と、不安の声でいっぱいだった。
沢山の医療機器を投入したのに回収不可能・・と、説明する副院長。
スタッフも今後の不安を抱えて悩む。
奈央は婦人科にいるあいだ、貞夫の言葉を思い出していた。
「もし、妊娠してたらどうするの?」不安的中!診察の結果、妊娠6週目に入っていた。
瑞恵、洋介に父は今、大変な時期であり、帰れないこともある・・と、説明する。
「瑞恵、離婚してくれないか・・リストラされたんだ」と、3週間前にリストラされたが、瑞恵にはいえず、ネットカフェで時間をつぶしていた影夫。
「今までのキャリアを生かした仕事につけそうもない。お前たちを養えないで、何が夫だよ・・何が親父だ・・・」と、影夫の言葉を思い出す瑞恵は考え込む。
聡子は病院で患者の不安の声を聞く。
「緒方先生じゃないと・・」と、不安が多い患者たち。スタッフに今後を聞かれ
「目の前のことで手一杯」と、答える聡子に恵太郎は告げる。
「じつはボクに仕事の話があるんです!ずっと前からの話です。」と、自分の夢を聡子に覚えているか聞く。
「覚えてるわよ・・。広々としたところで、心が傷ついた子供たちと一緒に暮らせるような場所をつくること」と、聡子。
そういう話がある・・と、説明する恵太郎。
驚く聡子に恵太郎は
「ボクと一緒に働きませんか?ただ、場所は北海道なんです。」驚く聡子。
貞夫の店でみんなに話す聡子・・・
「行くべき!岡村さんとなら乗り越えられる!」と、瑞恵たち。
瑞恵は、影夫から離婚を言い渡されたことを貞夫たちにいう。
「こうなって初めてわかった・・。夫がちゃんと仕事をしてくれてるから、私は好きに働けた・・」そういい、離婚のことはよく考える・・と、瑞恵。
奈央は
「先輩には、好きなひとの子供を生んでほしい・・」と、妊娠したことを言う。
離婚届けはまだ出していないが・・仕事をやめた奈央は「人生最大のピンチ!」と言う。
「新庄高文のところへ戻るの?」に、奈央は
「子供のことを考えると、何が大切なのかわからなくなった・・」
でも、大丈夫!と明るく振る舞う奈央。
聡子の結婚祝いパーティの話をする。
家で聡子は、恵太郎の新しい仕事「あすなろグリーンフィールド」の説明書をみて考え込む。
翌日、恵太郎に
「北海道に行く!今までの医療とは全然違うだろうし・・最初は手探り状態だろうけど・・挑戦してみる」と、聡子に恵太郎は笑顔で
「そういってくれると思ってました」と、嬉しそう。
副院長に呼ばれた聡子、久しぶりに会ったのは以前、引きこもり息子を連れてきた経済界の有名な男性だった。
以前から、病院事業に参入しようと計画があり今回、この病院の話を知り、
「ぜひ、支援させて頂きたい」と、言ってきた。
ただし、条件は聡子が院長になること!だった。
聡子の講演会、論文などを読み、聡子の医者としての優秀な腕を認めている。
「理想の病院作りをしたい・・緒方先生、一緒に作りませんか?」と、言われる聡子は驚く。
聡子は副院長からの話(病院再建)を、恵太郎にいわず黙っている。
瑞恵は、保険の契約をはじめてとった店の主人から、影夫がリストラされた日のこと言われ、影夫の家での態度を思い出す。
奈央は、フリーのライターとして仕事を探して必死だった。
瑞恵は、仕事を早めにきりあげ、影夫をネットカフェでみつける。
公園で影夫と話す瑞恵・・
「ずっと辛かったでしょう?」
「そんなんじゃない。俺はお前に嫉妬してた・・・会社じゃ部下に上にたたれ、立場が悪くなっていた。でも、家族を養ってることでプライドを保っていた・・それが家でもお前に上にたたれてるような気がして・・」と、影夫。
「私に嫉妬?光栄だなぁ・・
でも、私は働き初めて・・あなたの大変さがわかって、あなたを尊敬し始めてたのよ。もう一度、取り戻してよ。あなたのプライドを・・」と、瑞恵は言う。
「あなたなら出来るわよ・・私の夫だもの。洋介の父親だもの。離婚はしない。」
「考えさせてくれ・・」と、影夫。
「待ってるから、洋介と・・」と、瑞恵はいう。
(夫の影夫を信じ、尊敬する瑞恵なんだわ)
聡子は副院長から、院長になるように説得されるも、拒否していた。
相手は、聡子が院長になることが条件だった。
病院存続のため、聡子を説得する副院長。
病院内でも不安の声が広まっていた。悩む聡子・・
副院長から恵太郎は、初めて病院再建、院長の話を知り驚く。
考える恵太郎・・しかし聡子には言えなかった。
「北海道行きの準備、遅れないようにしてください」と、言う。
聡子、診察中に患者の不安を実感する。
貞夫の店で奈央・・仕事が見つからずに悩み落ち込む。
「俺がなんで、マー君なのか覚えてる?」と、貞夫。
ふと、奈央は昔、貞夫のマカロニグラタンを食べたことを思い出す。
貞夫は、マカロニグラタンを奈央にだし、
「あのときの約束はずっと有効だから・・どんなときも、俺は奈央の味方だから・・」と、貞夫に元気がでる奈央・・見守る貞夫。
(マカロニグラタンのマー君なんだ!)
病院で仕事をする聡子、上林(病院再建・話の人)に電話するのをみる恵太郎。
恵太郎は、聡子を見るがなにも言わない。
瑞恵の家では・・洋介が父を心配。
そこへ戻ってきた影夫、笑顔でむかえる瑞恵、洋介に影夫もホッと安心した笑顔でご飯を食べる3人・・瑞恵は涙ぐむ。
(良かった・・家族はみんなで支え合わないと。)
聡子、
「どう考えても、精神科医の私に院長はつとまらない。誰か他の方は?どうしても、この病院は存続させたいのです。お願いします。」と、聡子。
息子が病気になり、「精神医療の大切さ」を知ったといい、どんなに身体が健康でも、心が健康でなければ生きていくのは不安・・と、病院再建を支援するという経済界の有名な男性。
「みんな、心に不安を感じています。手術を控えた方、出産前の方・・リハビリ中の方・・100人の患者さんがいたら、100通りの不安があります。」と、聡子は精神医療の大切さ、理想を話す。
「思った通りの方だ」と、だからこそ「一緒に理想の病院を作りましょう」と、誘われる聡子は考える・・
(理想の病院作り・・の意味では共通する意見、患者さんを思う聡子だと思う)
貞夫の店・・奈央は高文に会い、
「離婚届けは出しました。それから、子供が出来たの・・子供の親権をください」と、奈央に驚く高文。
貞夫は心配そうに聞いている。
「私の子供として育てるので、親権をください」に、高文は驚きながらも了解する。
「彼と・・結婚するのか?」
「ううん、結婚しない。自分1人の足で歩きたい」と、奈央に納得する高文。
「母親を信頼できない人間は、すべての人間を信頼できない」と、高文。
奈央が拒否するも、子供の養育費は送る・・と、言い高文は去る。
(貞夫と結婚するのが気になったのかな?高文は。でも、自分の足で歩こうとする奈央を理解してくれた様子)
高文はその足で編集長に会う。
「新庄高文ブームは・・まだ終わらせたりしませんよ」と、編集長は、笑顔で差し出す原稿。「今、バツイチ男性がモテるワケ!」というタイトル・・
「今、もっとも旬な男性はバツイチ男性ですから」と、言われる高文は笑顔。
(自分の名前をフルに活用するのは、高文の病気なのかも?編集長もさすが!)
貞夫の店で・・奈央は
「ねえ、マー君、もし私が自分の足でたてるようになったら・・」
「ん?」
「ううん!」と、笑顔で誤魔化す奈央はその続きをいわない。
頑張る!と、奈央と乾杯する貞夫。
(これは奈央からのプロポーズみたいなモノね♪)
聡子の家では、北海道の話が盛り上がる。
「ねえ、今までで”あのとき、別の選択をした方が良かった?”と、いうときある?」と、聡子に父は
「あるかも・・ないかも・・」
「どんな道を選んでも、後悔するひとは後悔するし・・気の持ちようじゃない?」と、晴子に納得するような聡子。
聡子が迷ってるのを感じた友康と晴子。
恵太郎の夢である病院作り・・「日高でお待ちしています」と、いわれる聡子、恵太郎・・
貞夫の店で・・聡子、恵太郎の結婚祝いパーティ。
みんなで励ましあうも、恵太郎は不安そうな顔・・
奈央、瑞恵たちの配慮で「婚姻届け」が用意されている。
婚姻届に恵太郎がサインし、聡子がサインしようとしたが・・サインするのをやめる聡子。
「ごめんなさい。私、やっぱり北海道にいけない。岡村さん、私、やっぱり病院に残る」
瑞恵たちが引き留めるも、聡子はハッキリと
「私が幸せかどうかは、私が決める!」と、院長として残り、病院再建の話を説明する。
「自分は本当はどうしたいのか・・やっと、わかった。
今は、目の前の患者さんを助けたい。自分に出来る限りのことをして・・理想の病院を作りたい・・」と、聡子は、恵太郎に謝る。
恵太郎はじっと黙っていたが
「そういうと思ってました・・謝らなきゃいけないのはボクの方です。知ってたんです。緒方先生に病院再建の話がきてることを・・緒方先生は病院に残る・・そういう緒方先生だから、ボクは好きになったと思うし・・
でも、一緒にやってほしくて黙ってました。緒方先生、ボクは日高に行きます!」
2人は、理想の病院作りをすることを誓う。
(離れて暮らしても、心は通い合う2人だものね・・)
「それと、もうひとつ約束してください。何年後になるかわからない・・戻ってきます。そのときはボクと結婚してください」と、恵太郎。
驚く聡子は
「約束はできない・・。だって岡村さん、そのまま北海道に残りたいと思うかも・・それと、その時はもう子供は生めないかも・・」の、聡子に
「子供ではなく、緒方先生と結婚したいんです」と、恵太郎。
瑞恵が引きとめる「子供を生むチャンスが・・」と。
「今は、病院を建て直さないと後悔する・・今を、後悔したくないように生きていきたい。それが私らしい・・」と、聡子。
「ボクもそう思います」と、恵太郎もいう。
奈央は
「先輩、今、幸せ?」
「私には今、自分がやりがいがあって、自分を必要としてくれる仕事がある・・何でも話せる友達もいる。そばにいてくれる家族もいる。
何でも理解してくれる岡村さんもいる。・・私はすごく幸せ!」と、聡子に奈央たちも「私も幸せ!」と、言う。
笑顔で会話する恵太郎、聡子は手を握りあう。
一年後・・・
院長となった聡子は病院でバリバリと働いている。
(花束を持ちすれ違う女性は、竹内まりやさん)
瑞恵は、正社員にならずパートとして働いている。家族とも仲良しで楽しそう。
影夫も家事を積極的に手伝う。
奈央、貞夫の店を手伝いながら子供を育てている。
貞夫も子供の面倒をみてくれている・・
北海道・・とうもろこし畑で子供と戯れる恵太郎。
聡子が遊びにくる・・
「恵太郎さん」「聡子先生・・」と、呼び合う2人。
子供が
「何しにきたの?」に、
「大切なひとに会いにきました」と、聡子は笑顔で言う。
とうもろこし畑で子供らと楽しそうな聡子、恵太郎・・
-------完--------
感想
スッキリ爽快気分になれたドラマでした。
瑞恵が働く夫を、自分が社会に出てその大変さを知る・・それも良かった。
奈央の離婚は想像できたけれど、妊娠は驚きでした。
でも、貞夫のやさしさを感じている奈央なので・・あの言葉も言いかけたのでしょうね。
聡子、恵太郎は離れてしまったけれど、心は通い合い、お互いを理解している。とてもいい大人の関係だと思います。
聡子の言葉、
「私の幸せは、私が決める」アラフォーだけでもなく、どの世代も共通することだと思えます。
みんな自分なりの幸せを見つけ、進む姿が印象的・・。
時に笑い、涙もあり、ほっこり出来るいいドラマでした。
最後まで読んでくれた方、どうもありがとうございました。