だんだんと・・家定と篤姫の信頼関係が強くなりました。視聴率も良いだけありおもしろい。篤姫は島津斉彬の密命により、家定のところへ嫁いだけれど、自分が徳川の妻になることを決意したことは間違っていなかった・・そう思います。
「嵐の建白書」視聴率 24.7%
次の将軍をめぐる動きも朝廷を舞台にひろがっていきました。
ポルトガルからのお菓子を食べる家定、篤姫から始まった26話でしたね。
本寿院、井伊直弼に慶福が次の将軍になれるように・・と、井伊直弼も意見は同じだった。この井伊直弼、信じて良いものかどうか・・怪しい。
本寿院を完璧に味方にしたと思う井伊直弼。
堀田が帝の許しをもらいに京にいく。
西郷も篤姫が、反対派に囲まれ動きが取れないことを知る。
斉彬、篤姫に手紙で世継ぎをすすめるように書く。
幾嶋もせかす。
「慶喜さまを世継ぎに!」これを家定にすすめれば、篤姫も楽になれる・・と、言う。
でもねぇ、篤姫がどれだけ意見としてすすめても結局、決めるのは家定。
そんなにすすめるだけで効果あるとも思えない。
それをしつこく言う斉彬の野望?そして幾嶋もどうかと・・
薩摩・・斉彬から尚五郎はあらたに名前をもらう。
まつりごとの頭になるために・・「帯刀清廉」という名前。
この時代、名前をもらう〜ってことは地位もあがり、嬉しいことなんでしょうね。
何があろうと「篤姫をまもる」と、いう斉彬は、建白書をだす。
篤姫の立場が悪くなるのに・・
建白書の写しで本寿院たちも、水戸派をおす篤姫を怒る。
家定、「戦になるよりも、うまく国開くやり方を考えるべきだろう」と、言う。
年が明けたら、堀田が帝の許しをもらいに京に行く。(これは失敗する)
建白書の存在〜篤姫も立場がわるくなる・・と、家定も理解している。
薩摩の父の思いに従うのか・・と、家定の言葉にウソをつく篤姫。
「私の考え・・」と。
これで家定、篤姫に
「そなただけは、信じられるおなごだと思っていた・・」と、言ってしまう。
京へ行く西郷、堀田。
孝明天皇にあれこれ〜裏道を行くも失敗。
近衛忠煕の意見は簡単に拒否される。
井伊直弼と手を組んでる九条尚忠に、「将軍の世継ぎは朝廷が関わることではない」といわれる。
家定、かなり具合悪そう・・
お餅を焼きながら篤姫と話すシーンも良かったです^^
ハリス、今度は京の帝に会わせろ!と、いってるらしい。
篤姫、このとき「異国のものに触れられる幸せ」と、国を開くことをいう。
家定、篤姫に「この前は悪かった。キツイ言い方をした」と、篤姫の立場を思えば薩摩の父の味方は当然・・と、言う。
篤姫もあやまるのよ。「自分の気持ちにウソをついた。本当はどちらが良いのかわからない」と、篤姫。
篤姫、これで慶喜、慶福どちらもおすことをやめる。自分の心に従う篤姫なのだわ。
寝屋で篤姫が
「わたしはわたしで良いのです。でなければあなた様に会えなかった・・」ってシーンもいい感じでした。
27話「徳川の妻」視聴率 26.0%
小松帯刀(尚五郎)が斉彬に聞く「この国をどう変えようと考えてる?」には「古い幕府をこわしたい」と・・・そこまでハッキリ考えてる斉彬なんだ。
一橋派、今までの幕府中心の政治をあらため、実力のある新しい政治を求めてる。
紀州派、徳川家の支配体制をまもり強化、困難に立ち向かう。
古い紀州派なんだわ。
篤姫は「どちらにもつかない!」と、言う。
自分の気持ちに正直になる篤姫、慶喜、慶福にもつかない。驚く幾嶋・・
父・斉彬には手紙を書く・・って。
井伊殿って井伊直弼のことよね、これを大老に・・ってことは〜やはり「日本史サスペンス劇場」の流れと同じなのかしら^^;
滝山と幾嶋の言い争いはすごかった。
嘆願書は待つという篤姫、内容が重要だから。
そうよね、滝山のいうように篤姫はもう、家定のもとへ嫁いで徳川の妻であり、水戸をおす斉彬のいうなりもどうかと思う。
それで悩む篤姫なのでしょう。
嘆願書は握りつぶしてほしい・・と、幾嶋だけど、篤姫はそれでもどちらにもつかないと言う。
あの滝山の前で、どちらにもつかぬ!とも言えない立場なんでしょうね。
薩摩からの建白書が来てるから・・慌てる本寿院たちなのだわ。
「慶喜が世継ぎに決まったら・・自害する覚悟」という本寿院。
でも、家定!「世継ぎの件は自分でする」とハッキリいう。
この母、息子がうつけとは思ってた・・でも、突然の変化で驚く。それを
「母上が薩摩から、元気な嫁をもらってくれたから・・」だから変わった、と家定。
家定、篤姫の2人のシーンは良いですね^^♪
篤姫が斉彬の密命で〜を知ってる家定、優しい。嘆願書のことも気にしなくていい!と。斉彬の密命、本寿院の嘆願書・・で悩む篤姫だから。
やっぱり家定、賢いわ。
ええー!家定!もう、命が危ない?突然の発作だったみたい。
帯刀清廉(尚五郎)、篤姫のことを思って斉彬に建白書のこと聞いてたけど、大久保は冷静・・というか、時には誰かを犠牲にしても「それは天下のため」と、思う人なんですね。
斉彬、ずっと篤姫1人に負担をかけてたけど、今度は別のやり方を考える。
斉彬は「最後かもしれない・・」と、篤姫に手紙をわたす。
どうして最後なんでしょ。
嘆願書は、篤姫の立場で前例がないので拒否する・・ガッカリの滝山だった。
「この話も聞かなかったことにする」とは?
「滝山の好きにするように」ともいう篤姫なんだわー!これを怒る幾嶋^^;
今後は喜ぶ滝山なのよ!
彦根藩主・井伊直弼に大奥からの嘆願書が届く、これは井伊直弼を大老に!ってもの。
同じころ、越前藩主・松平慶永も西郷からの手紙、薩摩からの「大老に・・」を承知する。うーん、どちらが大老になるのか?
幾嶋もなぁ・・立場もあるのでしょうけど、今度は篤姫に
「大老に松平慶永を家定さまにすすめるように!」と、強く迫る、また悩む篤姫なのだわ。
家定!篤姫に「わしの補佐をしないか?」と、大老をどちらに決めるか・・
篤姫、家定がこの2人を見極めるのよ、大老にはどちらが良いか。
「徳川将軍家、井伊直弼が大老に選ばれたなら・・守る」と、井伊直弼は家定に誓う。
この一言で決まりなのかなぁ。篤姫にどちらが良いか聞く家定・・
篤姫は中立を守るが・・家定は「井伊直弼にしよう!」と話す。理由は、徳川将軍家を守りたい・・と家定。
家定、慶永にしたら・・将軍家の誇り、格式も失う・・と、寂しそうに篤姫にいう。
もうひとつ理由があると家定・・将軍家を残したいという家定、
「将軍家を残せば、そなたやその子孫を守ることができる。わしの家族」と、家族である篤姫たちを守りたいと言う家定なのだわ。
幾嶋、斉彬からの手紙を篤姫にわたす。
大老を井伊直弼にする!と聞いた幾嶋は焦るのよ、それは世継ぎが慶福になることだから。
あの手紙、斉彬からの手紙を読まない篤姫、「表に行く!」と、家定に会う!と。
ええー!大奥から出てはいけないはずの篤姫なのに・・
「扉を開けよ!」まわりの女性たち、幾嶋、滝山がとめる中、言う。
あー!出ていってしまった篤姫よ(゚д゚)!
薬を飲んでた家定、さすがに驚く。
「よく、ここまで来られたものじゃ!」と。
女性は大奥からでてはいけない規則なのに・・幾嶋もついてくる。
篤姫は家定にいう。
自分は嫁いだのに徳川の人間ではなかった・・嫁いだからにはその家に従うのが嫁だし・・それを言う。
家定が「家族を守りたい」と、いってくれたのに・・篤姫は島津の父の密命ばかりを重要としていた・・本当は「嫁」として徳川の家に嫁いだのだから、徳川に従うべきだった・・と。それをあまやる篤姫・・
「本日より、徳川の人間として生きていきます」と、言う。家定も嬉しそう。
「将軍の世継ぎ、大老の件もすべて、上様の心と同じように・・」と、篤姫。
徳川の妻として生きる!島津の密命は忘れる・・と、篤姫なんでしょう。
喜ぶ家定&唖然の幾嶋^^;
それでも幾嶋、篤姫に世継ぎを頼む。(斉彬の密命通りに)
篤姫はもう、「徳川の人間じゃ」と、「許せ、幾嶋」と、斉彬の密命を涙で拒否する。
理由は「慶福が若いから。幼い将軍なら篤姫の広いものの見方、考えを知り使える」と、家定。
篤姫が、表にでてまで自分の意見をいったりしたことを、とても評価している。
「慶福を補佐して、表のまつりごとを助けてやってほしい」と、家定。
そこまで考えて・・決めたんですね。
篤姫、家定の言葉に感動するけど、家定の短い寿命を知らないからだわ。
具合の悪い家定だから、先のことまで考えてた・・
家定、篤姫をうしろから抱きしめ聞く
「ひとつ聞きたい。わしのような力のない、身体の弱い男の妻になり後悔はないのか?」
「ございません・・」
「まことか?」
篤姫、家定の目をみて・・「上様は日本1の男にございます・・」
将軍とか地位に関係なく、篤姫の中で男として尊敬できる・・そういう意味で「日本1」という表現をした篤姫なのだと思う。
本当にまっすぐで正直な篤姫、家定も幸せそう。
生まれ変わったら・・鳥ではなく「家定」となり、また篤姫と出会いたいと思う家定なのだわ。
それは篤姫も同じこと。
自分の命が長くないことを知っている家定・・初めて篤姫を抱きしめる・・
あぁ・・予告で「ふたつの遺言」とありました。
やっと・・本当の夫婦になれた篤姫と家定だったのに・・運命は残酷です。
視聴率、1話から20%を超えてます。第27話で最高の26.0%です。
やはり女性の視点からのドラマは本当におもしろいです。