野生馬を調教する事で感情コントロール出来ない男が社会復帰を目指す物語。
2019年製作・アメリカ・フランス合作・96分
ネタバレ度60%くらい
ストーリー
短気な男ローマン(マティアス・スーナールツ)は妻に暴力をふるい刑務所生活。
ある日、野生馬を調教する仕事を与えられ、暴れ馬ムスタングと出会う。
こんな感じの内容です。
これは実際にある刑務所の野生馬調教プログラムというものです。
短気で乱暴なローマンと、暴れ馬で人に慣れないムスタング。
馬を調教し、オークションで売るのです。
短い期間ですが、馬とのふれあい、絆を作り信頼される事で、囚人のリハビリにもなるという。
最初、野生馬を捕まえるシーンがあるのだけど見ていて辛い。
自由に暮らしていたのに・・人間に捕まってしまうのです。
そして調教。
ローマンも最初、馬のことは何もわからず、教えられたように行動します。
でも、短気な性格なので馬に八つ当たりすることも。
時間をかけてローマンが必死に馬に訴え、触ることができた瞬間、泣きそうに。
ローマンと娘の関係も描いてます。
馬にはマーキスと名前をつけ、次第に乗れるように。
でも、触れるまでは暴れるローマンは馬に酷い仕打ちしたので苛つきましたね。
繊細で敏感、臆病な馬に対して不器用なほどの扱い方に疑問を感じたけれど。
この馬たちは子供たちを乗せるために調教してるのではなく、国境警備隊、警察などで働く馬です。
だから、音や雑な扱い方にも慣れる必要があったのかな、と自分を納得させています。
全体的にセリフは少ない、落ち着いた感じ。
馬との触れ合いというより、暴れ馬を調教するシーンの撮影が気になりました。
あんな激しく暴れてるのをどうやって?と。たぶん、数頭の馬を使用してるのでしょうけれど。
このプログラムに参加した人の再犯率は低いそうです。
あの野生馬に信頼されるのは相当なことですもんね。
驚いたのは何故、あんなに怒ることが出来るのか?って事。
日本人はあそこまで怒る人って少ないかと。
罪を犯した人は考えてから、行動に移るのは数秒程度でした。つまりほとんど衝動的に犯罪を・・と驚きですね。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)