煽り運転の恐怖を描いた物語。短気な父親の運転で家族がサイコパスに追われてしまいます。
アマゾンプライムビデオで鑑賞。
2019年制作・オランダ・86分
監督 ルドウィック・クラインス
脚本 ルドウイック・クラインス
原題 Tailgate
ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%)
あらすじ
妻、子供たちを連れて実家へ行くハンスは苛立っていた。妻/ディアナの準備が遅く、実家に到着する予定時間を過ぎていたからだ。
前方に走る白いバンに苛立ち、車間距離を詰めて煽るハンス。
白いバンの運転手は老人であり、怒るハンスは睨みつける。
その後・・バックミラーを見るハンスは白いバンがずっと尾行してることに驚く。
もっと知りたい方
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90%のネタバレ感想
悪いのはハンスですね。
苛立っていたからと、白いバンを追い詰めて煽ったのですから。
それを怒って復讐する白いバンの老人はサイコパスでした。
よくあるパターンであり、展開も想像通りの内容ですがやはり、サイコ老人がハンス家族を追い詰める様子は緊張で最後まで見てしまいます。
白いバンの老人は最初、ハンスに謝罪のチャンスを与えるのですが・・・当然、これを拒否するハンス。
「なんで俺が?」と、謝罪するカケラもありません。
ディアナは老人の異様な雰囲気に気が付き、謝罪するように忠告するのですが。
ハンスはずっと、謝罪を拒否して・・子供たちも大変な目に遭ってしまいます。
ハンスがやっと、「これは危ない」と感じて謝罪するのですが時すでに遅し。
老人は復讐の鬼となってしまったのです。
もっと早くにその場だけでも謝罪しておけば・・。
他の映画でも煽り運転を扱う作品がありますね。
この映画は老人がハンスたちを襲うのに使用するのが「除草剤」か「農薬」系だと思います。
皮膚についたら爛れてしまう感じの薬品を使用する老人。
自分は防護マスクをつけているのですが・・これを噴射されたら大変ですよね。
冒頭、自転車に乗った若者が老人の犠牲に。
彼も謝罪してたけど遅かったのでしょう。悲惨な目に遭ってました。
ハンスの行動にはイラつきますがそれなりに面白かったです。
老人はハンスをターゲットにしてますが子供たちには「君たちは悪くない」と、傷つけません。
ハンバーガーを子供に食べさせるディアナにも忠告する老人は最初、まともに見えたのだけど。
薬剤を噴射させながら、ハンスを追う老人は最高にサイコでした。最後、警察も来て・・安堵したけれどアレで終わりではなかった!
あの音は最後、ハンスが老人の白いバンに轢かれたのだと思います。
映像としてはグロシーンもなく、老人に追われる恐怖でドキドキでした。車で追われるよりも、薬剤を噴射する恐怖が大きかったです。
ラッセル・クロウ「アオラレ」の方が迫力はありましたね。それよりも凄いのは「ヒッチャー」です。
もちろん、スティーヴン・スピルバーグ「激突」が一押しですけどね。
未視聴の方、おすすめ。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)