懐かしさも感じる優しい夏、少年たちの友情物語。草なぎ剛出演~癒し系でほっこりします。ネットフリックス鑑賞です。
2022年制作・日本・96分・G
監督 金沢知樹
脚本 金沢知樹、萩森淳
ネタバレ度40%(後半ネタバレ度80%)
あらすじ
1986年長崎
小学校5年生の久田孝明(番家一路)は斉藤由貴、キン肉マン消しゴムが大好きな少年。
両親は愛情深く、家族と楽しく暮らしている。
ある日、家が貧しく同級生に笑われていた竹本(原田琥之佑)に誘われ、ブーメラン島にイルカを見に行くことに。
もっと知りたい方
↓
↓
80%のネタバレ感想
ブーメラン島に2人だけで行くのですが・・バスなどで行くのかと思ったら・・海を泳いで行ったのでびっくり。
しかも途中、足がつって溺れそうになる久田でした。偶然、女子高校生に助けられたので良かったけれど。
島の少年なので泳げるのが当たり前なんでしょうね、驚きました。
特にベタベタと仲良しの2人ではありませんが、ブーメラン島に行ったことで「2人だけの秘密」を共有してる感で親しさも倍増なんでしょう。
ヤンキーに絡まれたり、2人にしては冒険という事件が起きるのですがそれなりに解決します。
みかんを2人で食べたりするのですが・・みかん畑のおじさんに追われたり、楽しそうな2人。
子供にしたら真剣な出来事でも、大人から見ればすべてが楽しそうな夏休みの良い思い出に見えます。
後半、友達と思っていた竹本とすれ違いもあり・・素直になれない思いで大切な時間を無駄にした時も。
最後は竹本の家で不幸があり、引っ越しをすることに。
やっと仲良くなれたのに・・友達が去ってしまう寂しさ、もどかしさを感じる久田。
竹本が教えてくれたサバ缶を沢山、駅まで持って行って渡した久田の思い。
みかん畑のおじさんの愛情、すべてが優しく癒される物語でした。
泣きながら母親に抱かれる久田もやはり子供ですね。
本当に可愛い少年2人の夏休みの思い出を描いた映画です。
最初、売れない作家/久田を演じる草なぎ剛君がもっと登場するのかと思ったら、ほとんど少年時代の話でした。
それでも真っ黒に日焼けした少年2人の生活が心地良い作品です。
別れる時、「またね」「またね」「ばいばい」「ばいばい」と繰り返す2人が可愛い。
大人に成長した久田と寿司屋になった竹本は再会、その後も見たかったです。
疲れた時のほっこり系としておすすめ。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)