異文化で対立する家族を料理で何とかしようと奮闘する少年のヒューマンドラマ。ネットフリックス鑑賞です。
出演は「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のノア・シュナップ。
2019年制作・アメリカ、ブラジル
脚本 ラミース・イサック、ジェイコブ・カデル
原題:Abe
ネタバレ度40%(後半ネタバレ度70%)
あらすじ
12歳のエイブ(ノア・シュナップ)はニューヨークに住む少年。
母はイスラエル人、父はパレスチナ人であり、文化、宗教の違いを毎日うんざりするほど感じていた。
料理を作ることだけが彼のストレス解消であり唯一、楽しみでもあった。
ある日、「フュージョン料理」作りのブラジル人シェフ/チコ(セウ・ジョルジ)と出会い、自分だけの料理を作ろうと決意する。
もっと知りたい方
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70%のネタバレ感想
料理で家族を仲良くさせたい12歳少年の物語。
両親の宗教、文化の違いでいつも感じていた鬱憤を晴らすべき!とチコに弟子入りするエイブ。
両親だけでなく祖父、祖母たちも異文化でいつも言い合ってばかり。
これを料理で仲良くさせる!って正直、無理があるかと。それほど大騒ぎする家族なのです。
特に大きな事件はなくて・・エイブの成長と料理の腕があがる・・という展開。
途中、家族たちの反対を押し切り、チコの料理に夢中になるエイブです。
まだ12歳なので周囲はやはり、心配から色々と彼を束縛する流れも。
家族間の話し合いには呆れて言葉を失うほど。宗教の違いでこんな事言われたら・・戸惑うよりも嫌になって逃げ出したくなります。
優しいエイブなのでみんなを仲良くさせようと頑張る姿にはほっこり。
料理シーンは見ていて楽しい。
そこまで料理映画!というほどでもないのですけれど。
心優しい少年が自分の作った料理で家族を仲良くさせたい!と思いが可愛い作品ですね。
それにしても大人は宗教のことになると夢中で彼の思いを無視するのは可哀想です。
宗教が違うとこんなに大変とは驚きです。彼の両親はよく結婚したかと驚きですね。
シェフ/チコはエイブの事を子供としてではなく、ちゃんと人として接してくれるのが立派だと思います。
優しいんですよね、エイブ周囲の人たちは。
家族が言い合うシーンは多少、うんざりしますけれど(^^;;
基本、純粋で可愛いエイブの成長を見届ける映画です。
料理映画ではなくて、少年の成長・・という雰囲気ですね。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)