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映画とドラマのネタバレレビュー♪たまに猫も

ドラマ「MOTHER (マザー)」9話『引き裂かれる二人』あらすじ

歯が生えてくるのを聞いてる怜南、これに「ご飯を毎日、食べよう」と、奈緒の愛情を感じます。きっと、室蘭では毎日、ご飯を食べることも出来なかった・・1話を見ると、そんな気がします。奈緒の絶叫「つぐみーーっっ」と、ずっと残ってます。こんな引き裂かれ方とは・・

 

 出演

松雪泰子山本耕史酒井若菜倉科カナ芦田愛菜高畑淳子、田中裕子

主題歌 「泣き顔スマイル」hinaco

 

 視聴率 12.2%

 

「つぐみ、つぐみ、起きて。」と、奈緒に起こされる怜南は笑顔。

「どうしたの?」と、奈緒

「夢見たの。お母さんが先生だったときの夢。」

「へえ・・」

「つぐみね。教室にいてね、先生がお母さんだったらいいのになって思ったの。そしたらね、目覚めてね。」

「お母さんだった。」と、微笑む奈緒

「うん。お母さんだった。うふふ・・」と、怜南も微笑む。

 

朝食

テーブル、3人でご飯を食べる。

「食べにくいでしょう?歯が抜けたから。」と、葉菜に不安そうな怜南は

「生えてくるかな?」

「生えてくるよ。また、大人の歯が。」と、奈緒

「生えてこなかったら、どうしよう?」

「大丈夫、毎日ちゃんと、ご飯を食べたら生えてくる。」と、奈緒

「うん。」

「うふふ・・」と、微笑む葉菜。

 

歯が抜けて ”大人の歯” と、怜南が成長してること。そして ”毎日、ご飯を食べること” と、怜南には当たり前なこと・・ご飯を毎日、食べることも「うれしい」のだろう・・と、思いました。仁美、真人といた時は、ご飯も食べられなかった怜南だったろうし・・。

 

ランドセルを背負い、奈緒にリコーダーを渡される怜南。

「いってきます・・どこだっけ?明日、行くの。」

「伊豆よ。」と、奈緒

「伊豆行くの、学校には内緒?」

「うん。内緒・・」と、奈緒

元気よく学校に行く怜南を見送る奈緒、葉菜たち。

 

「じゃあ。」と、見つめあう葉菜と奈緒。葉菜は手帳に、メモしたものを読んでいく。それをメモしていく奈緒

「5月21日・・あさって。天城、信用金庫・・」と、記入する奈緒は額面「580万円・・」と、とまってしまう。

「・・用意・・」と、葉菜を見る奈緒に「出来るわ。」と、即答の葉菜。

「いつか、必ずお返しします。」

「ええ・・振り込みが済んだらすぐに、市役所に行って、戸籍謄本を申請して。望月奈緒と、長女つぐみ。2人の名前になってるか、よく確認して。」と、葉菜。

「はい。」

「大丈夫・・きっとうまくいく。あさってになれば、あなたとつぐみちゃん。2人の戸籍を受け取って、ごく普通の家族として生きられる。」と、葉菜の言葉に見つめ合う2人。

外出する葉菜、奈緒は布団を干し、部家の掃除をする。

 

ついに振り込みをして戸籍を買うわけですね。

 

公園

「登記済権利証書」を、受け取る葉菜。

「自分の店だと思ったことはありません。今も、すみれさんにお預かりしてるものだと・・」と、葉菜。常連の老人は

「いやあ、あの店は家内が亡くなる前に、あんたにあげたものだ。好きにしたらいい。」という。

「・・お許しください・・・」と、証書に頭を深く下げ、涙をこぼす葉菜。

 

「今日中にお願いしたいんですが。」と、葉菜。

「ああ、間に合いますよ。ご指定の口座に入金されますので。こちらに判子お願いします。」

「はい。」と、書類に判子を押す葉菜。

 

ここは銀行じゃないような、ローン会社?

 

スミレ理髪店

葉菜の担当医の柚川が、奈緒に会いにくる。名刺を見る奈緒

「あの人はずっと、お一人でした。どんなに大事な話をするときも、いつも一人でいらして・・ご家族はと聞いても、誰もおりませんと仰ってました。

望月さんと、あなたの間に何らかの、事情があるのは承知しています。」と、柚川。

「・・母です。母は病気なんですか?」と、奈緒

「・・急性骨髄性白血病です。」

無言の奈緒

 

近所のペットショップ

インコを楽しそうに見つめる葉菜。怜南が戻り

「うっかりさん。ただいま♪」

「おかえり。つぐみちゃん。」と、手を繋いで帰る二人。

 

スミレ理髪店

「二年前、望月葉菜さんは抗がん剤治療を受けて、一命を取り留めました。通常、血固めという療法をその後に行います。望月さんは治療を拒否されて、入院もされませんでした。」と、柚川医師。

「すごく・・元気そうに見えます。」と、奈緒

「はい。元気そうに見えます。目の前に死を実感して、あんなに元気な人、初めて見ました。特に最近は何かに夢中になったように、自分の体のことなど考えていません。」

無言の奈緒

「どうして、娘であるあなたに隠し続けてるんでしょう。」と、柚川。

 

怜南と手を繋ぎ、歌を歌いながら歩いてる葉菜。

「♪〜お山に雨がふりました。あとから、あとからふってきて・・ちょろちょろ小川が出来ました。いたずらクマの子かけてきて・・♪」と、歌う二人。

 

北海道・警察

道木仁美は警察で防犯カメラの映像を確認している。

「4月1日です。わかりますか?」と、刑事。

「鈴原先生です。」と、奈緒を見て応える仁美。

「この子は?」と、映像の中・・奈緒といる怜南を見る仁美。

「娘です・・・怜南です・・」と、仁美。

 

ああ、ついに警察に・・

 

スミレ理髪店

夕ご飯を食べる3人。

「伊豆へいくのは電車?バス?」と、怜南に葉菜は「電車よ。特急踊り子。」と答える。無言の奈緒に気がつく葉菜。

奈緒

「あ、おかず取るときはご飯、置いて。」と、怜南に教える。返事する怜南。

「この茶碗蒸し、美味しいわ。お母さん、料理上手ね。」と、葉菜に

「うん。」と、元気な返事の怜南。

 

奈緒はちゃんと、ご飯を食べる時も怜南に教えてる。

 

カバンに荷物を詰める奈緒。怜南は眠っている。

「何か、手伝うことある?」と、葉菜にお風呂に先にはいるようにいう奈緒

葉菜の咳を心配そうな顔でみる奈緒は、

「咳・・病院行ったほうが・・」と、いうも葉菜は「うん。風邪かしら。そんなたいしたことじゃないのよ。ごめんなさいね。つぐみちゃんにうつさないようにしないとね。」と。

 

そんな葉菜を、心配そうに見つめる奈緒は「どうしよう・・と、不安いっぱいな表情。病気のことを知ってしまい、それでも隠す母・葉菜を思う奈緒です。

 

翌朝

伊豆へいく奈緒たちは店におりると、葉菜が静かに店内をみつめていた。声をかける奈緒に気がつく葉菜。

「つぐみちゃん、おやつ持った?」

「うん。持った。」

「じゃあ、行きましょう。」と、奈緒たち。葉菜が最後に店を出て鍵をかける。

 

鍵をかけた葉菜はもう、「この店には戻れない」と、思ったでしょうか。長年、暮らした友人であろう人スミレさんのお店。鍵の音が印象に残ります。

あの常連の老人客はきっと、葉菜のすべてを知ってるのでしょう。

 

地下鉄の駅

婚約者の圭吾と、待ち合わせの芽依。圭吾が来る。

「ごめん、忙しかったから・・君の気持ちはわかるけど・・」と、圭吾に

「どうしても、伝えたいことがあって。お腹の子、あなたの子じゃないの。」と、芽依は指輪を圭吾の手に返す。

 

一人で育てる決意の芽依ですね。何があっても生む!育てる!と。

 

鈴原家

「どうしてそんなこと、圭吾さんにいったの?」と、驚く藤子に

「私の子だからよ。もう、他の誰の子でもないから。すっと、したよ。」と、芽依の話を聞いている果歩、耕平。

 

そんな芽依に、普段通りの藤子。

奈緒ねえに、帰ってきてもらったら?私はもう、何があっても子供は生むし、病気だろうと育てるし。」と、芽依。

「でも、奈緒になにかあったら・・」と、藤子。

「関係なくない?世間の目をみるのが母親じゃないじゃん。子供の目をみるのが母親じゃん。」と、堂々とした芽依に言葉を失う藤子。

 

藤子は芽依の変化に驚きつつ、自分のしようとしたこと「離縁届け」を後悔してるでしょう。まっすぐ藤子をみる芽依でした。

 

伊豆

駅のホームから、入金予定の銀行を確認する奈緒、葉菜たち。

何も知らず、怜南は明るい表情。

 

スミレ理髪店

室蘭の刑事が2人来るが、留守なので鈴原家に行くと話している。

 

伊豆

奈緒、葉菜、怜南と3人で手を繋いで橋を歩く。

葉菜の体を心配する奈緒は「疲れたでしょ?少し、休んだ方が・・」と、言葉に葉菜は、

「ううん、つぐみちゃん。海、行きますか?」と、海に行こうと葉菜。

 

浜辺

奈緒は怜南と葉菜が、楽しそうに走っているのを見つめている。

ここで音楽が流れ・・涙腺崩壊(涙)

 

浜辺で砂遊び、ビルの家と作った怜南は、奈緒たちに部家の説明・・

「あのね。おうちなの。ビルのおうちなの。お庭でしょ。自転車置くとこでしょ。お風呂でしょ・・お母さんとつぐみが寝るお部屋でしょ・・・」と、楽しそうな怜南。奈緒も葉菜もうれしそう。

「じゃあ、ここでアイスを食べようか。」と、奈緒に怜南は

「お母さん、そこおトイレだよ。うふふ。」

「じゃあ、このお部屋は?」と、奈緒

「そこは、うっかりさんのお部屋だよ。」と、言葉に下をみる葉菜。

「雨が来たら、壊れちゃうかな。」と、怜南。

 

怜南はもう、うっかりさんも家族と認めてて。でも、この ”おうち” が砂なので壊れてしまう・・ことも予想?

 

鈴原家

食欲旺盛な芽依に驚く藤子。

そこへ室蘭の刑事が2人来る。

「もう、随分会ってないんですよ。北海道の大学にいってから、疎遠になってしまって。」と、藤子は淡々と話す。次女の芽依、結婚式の案内状も「欠席」と、説明する藤子。

刑事の携帯がなり、驚く刑事をみて不安な表情の藤子。

 

伊豆

奈緒、葉菜、怜南と3人手を繋いで歩く。

「つぐみ、ここ、気に入った?」と、奈緒に「うん。気に入ったよ。」と、明るく返事の怜南。

「住みたい?」

「うん。住みたい。」

「また、小学校のお友達と会えなくなっちゃうけど。」

「お友達はすぐ出来るよ。うっかりさんも一緒に住むでしょ?」

「うっかりさんも?」と、葉菜。

「おばあちゃんでしょ?つぐみと、お母さんと、おばあちゃん。ずーっと、3人家族で暮らすの。3人でね。スミレ理髪店をするの。」と、楽しそうに話す怜南。

 

奈緒が髪の毛を洗う係、葉菜が髪の毛を切る係、つぐみは髪の毛を乾かす、お菓子担当と嬉しそうな怜南は「家族のお店だね。」と。

 

鳥の声で3人、同時に空を見上げる。

走り出す怜南は

「鳥さーーん。ここだよーーっ。ここにいるよーー。鳥さーーん。」と、叫ぶ怜南。

 

この幸せがずっと、続いて欲しい。何でもない普通のことなのに・・

 

伊豆の旅館

布団の上で転がり、遊ぶ怜南、葉菜と楽しそう。

駿輔から電話で、奈緒は葉菜たちに先にお風呂に行くようにいう。

 

駿輔は鈴原家からかけていた。

室蘭から刑事が来て、奈緒を探してると告げる。

「あんたの行方を、参考人として捜してるって。恐らく、道木仁美が通報したんだろう。見つかったら、任意同行を求められる。あの子が道木怜南だと判明したら・・あんたは未成年者誘拐罪で、逮捕となるだろう。

今、どこにいる?」と、無言の奈緒に話す駿輔。

 

駿輔の言葉を遮り、「母はどうしてますか?妹たちは?」と、奈緒。自分のことよりも、母、妹たちを心配してる奈緒

 

「ちょっと、待って。」と、携帯を藤子に渡す駿輔。

「・・奈緒・・?」と、藤子。

「・・ごめんなさい。」と、奈緒

「あなたを家から出して以来、お母さんずっと後悔してた。何よりもまず、最初にいってあげなきゃいけなかった。よくつぐみちゃんを助けてあげたわね。」

「お母さん・・」

「世間の誰がなんと言おうと、お母さん誇りに思ってる。娘として誇りに思ってる。」と、藤子。

 

電話は果歩にかわる。

奈緒ねえちゃん。」

「果歩・・」

「私たちは大丈夫だからね。つぐみちゃんのことだけを、考えてあげて。つぐみちゃんを返したりしたらダメだよ。絶対、あきらめちゃダメだよ。」

「・・うん・・」と、奈緒は目に涙をためている。

 

芽依にかわる電話。

奈緒ねえ・・早く、うちの子とつぐみちゃん、遊ばせたいね。つぐみちゃん、お姉さんだから、面倒見てくれるよね。頼むよ。私、当てにしてるからさ。またさ、・・すぐに会えるでしょ。また、すぐにさ・・」と、芽依。

「うん。」

「楽しみに待ってるから。」

「うん・・私も。」と、奈緒

 

駿輔は

「もしもし、自首する気はあるか?」と、聞く。

「ありません。」

「あの子の目の前で、逮捕されるかもしれない。そうなれば、あの子は室蘭に戻される。まあ、虐待の事実がどう、捉えられるかによるが。最悪、家に戻され、最善でも児童施設行きだ。」

「つぐみは絶対、離しません。」

 

「分かった。いいか?未成年者誘拐は親告罪だ。道木仁美が告訴しなければ、立憲されず、あんたの逮捕にならない。俺はこれから、室蘭にいって、道木仁美を説得する。」

「どうしてあなたが?」

「さあ。自分でもわからないよ。いいか?少なくとも、明日いっぱい逃げ続けろ。逃げるんだ。」と、駿輔の言葉を無言で聞いている奈緒

 

鈴原家

「もしものことがあった場合、つぐみちゃんを、うちで引き取ることは出来ますか?」と、藤子。

「加害者のご家族ですから、恐らく認められないでしょう。捕まったらそこで終わりです。あの2人の旅は。もう2度と、一緒に暮らすことは出来ないでしょう。」と、駿輔は情報があれば、連絡すると室蘭に向かう。

 

芽依と果歩の手を握り

「芽依、果歩、お母さん、決めたわ。奈緒にもしものことがあっても、離縁届けは出しません。いいわね?」と、藤子の言葉に無言でうなずく芽依、果歩。

 

伊豆の旅館

鈴原家に室蘭の刑事たちが来たこと、駿輔の言葉を話す奈緒

今からでも「逃げた方が?」と、葉菜に奈緒

「とにかく明日の朝、銀行に行きます。まずは戸籍を手に入れて、逃げるのはそのあとで。」と、奈緒

 

葉菜の主治医に会い、病気のことを聞いたと奈緒に葉菜は

「あの先生、大げさなのよ。な〜んも、たいしたことないの。私はどこも・・」

「嘘つき。また、私を騙そうとしている。また、私を騙して・・私を・・」

「じゃあ、また騙されて。元気よ。私は。」と、葉菜。

「いやです。あなたと再会してから私はずっと、あなたに酷いことを・・」と、奈緒に首を横にふる葉菜。

 

「今だって、こんな大変な時なのに心配かけて。こんな所まで連れてきて・・わたしは許さなかったのに、どうしてこんなにまで・・」

「それはあなたも知ってるでしょう?」と、葉菜。

 

「罪滅ぼしですか?」

「違うわ。今が幸せだからよ。幸せって、誰かを大切に思えることでしょ?自分の命より、大切なものが他にできる?こんな幸せなこと、ある?」と、葉菜。

眠るつぐみを見て微笑む葉菜。

「つぐみの砂の家・・」と、奈緒

「ステキだったわね。」

「ええ・・」と、見つめ合う2人。

 

この葉菜は本当に幸せそうです。大切な誰かを思うこと。これも葉菜の幸せなんですね。

 

室蘭の警察

刑事は仁美に「鈴原奈緒さん、怜南さんの行き先がわかりました。」と、いう。無言の仁美。

 

伊豆の旅館

朝、押し入れで遊ぶ怜南と、奈緒

「お母さんにそっくりね。」と、中居に言われて

「似てきたのかな?」と、喜ぶ怜南、奈緒たち。

「目かな?鼻かな?・・口かな?・・手かな?」と、両手をあわせる奈緒、怜南は楽しそう。

奈緒は用事を済ませると、葉菜から通帳と判子を受け取り、1人で外出する。

 

室蘭

駿輔は、道木仁美の家に行き

「警察に告訴状をだすのをやめてもらえませんか?」という。これに笑う仁美。

「もう、娘のことはいらないって言ったじゃない。どうして今になって、通報したんだ?」

「嫌いだからですよ、あの女が。」と、仁美。

「今さら、娘返されても困るでしょ。だったら・・」

「残念でした。告訴状、さっき出したんで。」と、仁美。言葉を失う駿輔。

 

伊豆

奈緒は、渡り鳥を見つめながら銀行へと急ぐ。

その頃、刑事たちが奈緒たちの泊まってる旅館に向かっていた。

すれ違う警察官が

「先ほど、室蘭から2人がきて合流しました。」と、話してる横を通る奈緒

 

銀行のATMはメンテナンスのため、開いていない。

それを葉菜に、携帯で伝える奈緒

「何か、変わったことはありませんか?」と、奈緒

「ないわ。大丈夫よ。」

「信用金庫が開くまでまだ、時間がかかりそうなんです。近くに銀行があるので、そっちにいってみます。」

「はい。」

「あ、待って。つぐみちゃんが代わりたいって。」

「もしもし。お母さん。あのね・・」

「ごめん。あとで・・」と、携帯を切る奈緒

 

奈緒が怒ってる?と、気にするつぐみに葉菜は「ううん。怒ってなかったわよ。あとで教えてあげよう。」と、折り紙をして待つことにする。

 

怜南は奈緒に伝えたいことがあって。でも、今は急いでる奈緒なので、聞いてあげられず。

 

近くのお土産屋、銀行と刑事がいたので逃げる奈緒

「つぐみ・・」と、携帯を開ける奈緒

突然、どしゃぶりの雨が・・。

 

「ああもう、逃げられない。どうしよう・・」と、奈緒の不安が表情から伝わってきます。

 

旅館

不安な葉菜は電話を見つめる。怜南は

「みてみて。うっかりさん。晴れてるのに雨が降ってきたよ。」

「あ〜、お天気雨?狐の嫁入りよ。」

「きつね?」

「うん。ほら・・お日様が照ってるのに雨が降ってるときは、きつねが結婚式をしてる。」

「へえ〜?」と、嬉しそうな怜南は驚く。楽しそうに笑う2人。

 

雨の中、走って奈緒は旅館の目の前まで戻って来る。

奈緒より1歩早く・・刑事たちが旅館前に到着。中居は傘を刑事たちに差し出し迎える。

と、中居は泊まり客の奈緒に気がつく。

「あ、お帰りなさいませ。」と、言葉で刑事たちが奈緒に気がつく。手に写真を持ち、奈緒と見比べる刑事たち。

奈緒は慌てて今、来た道を走って逃げ出す。追いかける刑事たち。

 

旅館

「♪〜お山に雨が降りました。あとから、あとから降ってきて・・ちょろちょろ小川が出来ました〜いたずらクマの子、かけてきて・・♪」と、葉菜と一緒に歌う怜南。

 

何も知らず、歌ってる間・・奈緒は必死に走り逃げている・・

 

ずぶ濡れになり、必死で走り続ける奈緒・・刑事たちも必死に追う。

旅館では何も知らず、葉菜と怜南が折り紙をして、雨を見ながら歌っている。

 

逃げ続ける奈緒は・・前からも2人、刑事で挟まれてしまう。逃げ場を無くし、立ち止まる奈緒

「ああ、もう・・だめだ・・」と、想う奈緒・・

「つぐみとお母さんと、おばあちゃんと家族3人で暮らすの・・」と、怜南の言葉を思い出す。

「つぐみ・・・」と、空を見上げる奈緒

 

「つぐみーーーーーっっ。」と、空に向かい叫ぶ・・その場に泣き崩れる奈緒

 

旅館

ふと、後ろを振り向く怜南。

「お母さん・・?」

「どしたの?」

「お母さんの声、聞こえなかった?」と、怜南。

「帰ってきたのかしら・・?ちょっと、見てくるわね。」と、葉菜。

 

ロビーでは、刑事が中居に話を聞いている。不安を感じる葉菜は、そっと玄関の方を見ると・・奈緒が車に乗せられるのを見る。慌てて外に出て

奈緒!」その声に振り向く奈緒

奈緒奈緒・・」と、奈緒に駆け寄る葉菜。涙を流し

「お母さん・・・・・こんなだったかな・・少し・・小さくなった?」と、葉菜の手を握りしめる奈緒

2人は手をつなぎあっている。

 

「あなたが大きくなったのよ。」

「お母さん・・・病院にいって・・・病院にいって・・ちゃんと検査・・」と奈緒

「わかった。わかったから・・わかったから奈緒ーーーっ。」と、葉菜は涙を流す。

 

もう、ここは涙なしでは見れません。葉菜の横顔、悲しみとやり切れない想い、「奈緒が連れていかれる・・」と、理解してる葉菜だからこそ、離したくない手。

幼い時、握った小さい奈緒の手・・それが今はこんなに大きくなって・・と、葉菜です。ここは映像で見ないと、悲しみがわからないかもしれません。

 

2人の間に刑事が来て

「望月葉菜さんですね?詳しく事情をお聞きしたいので。」と、刑事が奈緒と引き離そうとする。

「待って下さい。この子とつぐみちゃんは・・」

「つぐみ?早く乗せて。」と、刑事は車に乗せるよう、仲間に指示。

「待ってください。待ってください・・つぐみちゃんと、お別れを。待ってください・・・」と、葉菜は必死にとめようとする。

 

「お母さん!」と、その時、怜南が呼ぶ。

「つぐみちゃん。」と、ふり返る葉菜は駆け寄る。

「道木怜南ちゃんだね?」と、刑事。葉菜はそばに行く。刑事2人に抑えられている怜南は

「おかあさーーっっん・・」と、呼んでいる。

「この子は話したがっているんです。お願いします。お願いします・・」と、刑事に頼む葉菜。

奈緒はじっと、その様子を見つめている。

うなずく刑事に怜南を離す。奈緒に駆け寄る怜南は走り出す。

 

「つぐみ・・」

「どこ行くの? つぐみも行くよ。どこ行くの? つぐみも行くよ・・おかあさん・・なんで黙ってるの?」と、泣いて叫ぶ怜南。

両手で、奈緒の服にしがみついている怜南。奈緒は怜南の手を握る。

「つぐみ・・さっき・・電話で何をいおうとしたの・・?」

泣いてる怜南はもう、言葉にならない声・・嗚咽している。

頬を指でさして

「あのね・・歯が生えてきたよ・・。大人の歯が生えてきたよ・・」

 

うんうん・・と、うなづきながら奈緒は怜南の両手を握り

「そう・・そう・・良かったね・・つぐみ・・」

「おかあさん・・」

「覚えてて。お母さんの手だよ。お母さんの手・・ずっと、握ってるからね。つぐみの手、ずっと握ってるからね・・」

泣きながらうなずく怜南。葉菜はじっと、立って涙を流し見つめている。

 

刑事が奈緒の肩に手を置き、その意味を理解する奈緒は怜南を抱きしめる。

2人、泣いて抱きあう・・

葉菜はそれをみて・・両手で顔を覆い泣き出してしまう。

 

「車、動くよ。危ないから、離れていなさい。」と、奈緒に首を横にふる怜南。

「離れてなさい。」と、怜南にいい聞かせるように離れる奈緒

奈緒にしがみついて離れない怜南・・

 

「お母さん・・。」と、奈緒は葉菜をみる。

後ろにいる葉菜に頼む奈緒・・葉菜はようやく立ち上がり、怜南の体を抱いて引き離そうとする・・

小さな身体、必死に抵抗する怜南は、その小さな両手を伸ばす。

泣きながら、握っていた奈緒の手を離されてしまう怜南・・繋いだ手と手が・・離れてしまう。

 

泣きながら、車に乗り込む奈緒・・窓から怜南と葉菜をみつめて・・

葉菜に抱きしめられた怜南は動けず・・必死に両手をのばし、奈緒に近づこうとする・・

 

走り出す車・・泣き叫ぶ奈緒・・

「つぐみーーーっっ。」

「おかあさーーーん。」

「つぐみーーーーっっ。」

「おかあさーーーん。おかあさーーーん・・おかあさーーん・・

おかあさーーん・・」と、叫び続ける怜南は車を追いかけて1人で走り出す。

 

 

感想

泣き叫ぶ怜南の顔、声がずっと、耳に胸に残ります。

泣いて叫んでる怜南なので・・「おかあさーん」ではなくて。「おがあざーーん・・」とも、聞こえます。

前半があまりにも平和、静かな流れで

「このまま、時間がとまってくれたら・・」と、想ってしまいました。

 

本当に前回に続いて、泣いてしまった回です。

前半の「普通の家庭」の怜南、これが当たり前の生活なのに、それが出来ていなかった。奈緒がちゃんと、しつけでご飯の時、いうのも印象に残りました。

 

葉菜の病気が、急性骨髄性白血病!と、知った瞬間、娘の奈緒は?と、適応可能ならば、助かる葉菜なのかも?と、想えました。

伊豆で暮らす予定だったのが、こんなに早い展開で、捕まってしまうのも驚きです。

逃げるシーンはドキドキで、「早く逃げて!」と、強く思い、奈緒と怜南の引き離されるのをみると、「離さないで!」と、思ってしまいます。

 

この9話で怜南が何度も「おかあさん」と、呼んでるのも、強い奈緒と怜南との絆を感じます。歯も生えかわり成長してる怜南ですね。

そして成長したのは奈緒もです。小さい時に別れてしまった葉菜と奈緒。ここで初めて「手」を、握りしめてお互いを、感じたと思います。

 

「こんなだったかな?」と、奈緒の思い。「お母さん」と、葉菜を自然と呼べたこと。葉菜も病気のことを隠し続け、心配をかけまいとする気持ち。

お互いが、お互いを思い合ってる・・だから、こんなに泣けるのでしょうね。

 

葉菜の言葉で印象に残ったのは、「幸せって、誰かを大切に思えることでしょ?自分の命よりも大切なものが他にある?こんな幸せなこと、ある?」と、奈緒に言った言葉です。

まさに、葉菜は諦めていた子供、奈緒との再会だけでなく「大切」に思える奈緒、怜南と一緒にいられる短い時間だけでも「十分、幸せ」と、感じたのでしょうね。

 

鈴原藤子はきっと、離縁届けを出さないと思ってました。でも、まだ迷いも感じてて。それを芽依がズバッと、言ってくれたことで決意も固まったように思えます。

 

予告では、室蘭の児童施設にいる怜南でした。靴のサイズも大きくなり、成長を意味してるでしょう。仁美も逮捕され、奈緒は裁判となるようです。

奈緒の言葉、

「あなたに育てられたわけじゃないのに・・同じ道を歩いてる」もう、引き戻れない奈緒。でも、銀行に振り込みをしなかったので・・戸籍を買う!ということはまだ、罪とはならないでしょうか。

怜南にとって、2人の母、仁美、奈緒も犯罪・・と、展開も切ないです。

 

奈緒と葉菜が、大人になって再会出来たので・・怜南と奈緒も少し、成長した段階でも会えるのでは?と、思っています。

どういう形で終わるのか、本当に続きが気になります。3人で家族として暮らせると・・そんな最終回を希望しています。

全11話だそうです。

最終回まで書きます。最後までお付き合いして下さると嬉しいです。