尽力す・・こんな言葉、使わないですね。史実派には評判良くないようですけど、私はすごく感動で永久保存版にしたいと思える内容、映像で感動なのでした。
本当に龍馬!最高ぜよ。嵌ってるので今回、本気です^^;
西郷隆盛 高橋克美
元 蒼井優
35話 「薩長同盟ぜよ」視聴率 15.4%
龍馬は近藤長次郎の妻、お徳へ写真を届ける。(長次郎の写真)
「長次郎は、最後までお徳さんと百太郎のことを心配しちょった。」
「悪いことをしたのですか?」と、徳に
「もっと学びたい」と気持ちがあったが、そのことで亀山社中に迷惑をかけてはいけないと思いで自害した・・と、説明。
「長次郎が腹を切ったのは誰よりも、自分に厳しかったから・・」と、龍馬。
そう、本当に自分に厳しいから、責任を感じて自害したのでした。もっと、軽い人ならば、逃げるとか、他の方法を探したかもしれない。
責任を取った長次郎でもあります(涙)
「うちの旦那さまは・・立派な侍になれたのですね・・」と、泣き笑いの妻。
「旦那さまの分まで志を成し遂げてください。」
「必ず・・約束しますき。」
すでにここで涙腺崩壊でした(/_;)
幕府による長州征伐が目前となる。
徳川家茂が
「薩摩は大丈夫なのか?船を出すとはいっていない。」と、心配をするが「薩摩は幕府に力を貸すはず・・」と、言い切る一橋慶喜。
桂小五郎は、名前を木戸貫治と変え、危険な京に入る。
この動きはすぐに幕府に漏れる。
会津藩主・京都守護職・松平容保はこれを「長州藩士?」と、噂を知る。
薩摩藩邸にて、桂は「木戸貫治」として西郷に挨拶。
話を進めようとするが、
「立会人がいないのか?話は坂本くんが来てからにします。」と、言い出す。
薩摩を信じてるのだろうけど、長州を背負ってる桂としては「龍馬に立ち会い」と、粘るのです。
この藩邸に向かう龍馬だけど、幕府方の隠密、新撰組がうろつき・・危険で薩摩藩邸に近づけず。
弥太郎が新撰組に捕まってしまう。
捕まった弥太郎はなんと!簡単に
「後藤象二郎の密命、薩摩の西郷を監視に来た。」と、話してしまう^^;
呆気ない弥太郎でした(笑)
まあ、拷問を受けてたので・・仕方ないかも。
それでも、新撰組の近藤が「こいつは喋りすぎる。」と、また拷問を。
ノンキに寺田屋に来る龍馬に
「新撰組が土佐の脱藩浪士を探してる。」と、危険と伝えるお龍。
「わしは悪い事はしていない。逃げるわけにはいかない。」と、龍馬なの。
命が危ない!と、真剣に止めるお龍なのだけど。
龍馬の「薩摩藩邸に行くのは日が暮れてからにしよう・・」と、会話を聞いているお龍。
「長州と薩摩を必ず手を結ばせる」と、龍馬に長府藩士・三吉慎蔵は
「わからない。坂本さんは土佐の下士だったはず。なぜ、長州と薩摩を結びつける!と、言い切れるのか?日本を変えると、約束できるというのだ?」と、聞くのです。
これを笑う龍馬なんですね。
「おしゃべりだ。」って。
「わしは土佐の下士じゃった。その土佐もない。ただの日本人じゃ。力のない者でも、本気で声をあげ本気で動いたら・・必ず・・必ずこの国を変えることができるじゃき。」
と、笑顔の龍馬なんですーー。
そんな自信はどこから来るのだろう?と、普通に思うのだけど龍馬だから「必ず」成し遂げてくれる・・そんなオーラがあるのです。
それがもう、龍馬伝の魅力でもありますね。
西郷は、薩摩と長州が手を組むことは、幕府に戦をしかけるようなもの。
なのになぜ、龍馬を呼ぶ?待ってる?と、聞くのです。
「これから我々が交わす約束は・・外にたいしていうものではありません。薩摩と長州だけが知る密約です。
じゃからこそ!立会人は坂本龍馬じゃなくちゃならん。なぜならば、ボクは彼を信用してるからです。西郷さんも、彼を信じたからこそ、ここにおられるのじゃないですか・・」と、桂小五郎。
これで龍馬が来るまで待つことになるのです。
お登勢に
「夜には出て行く・・わしらのことは忘れてください。」と、龍馬。
初めて会った時は、龍馬の母に似てるので驚いた龍馬だった・・・その話をするお登勢は
「あの時から、あなたの母のつもりです。忘れません。息子が命がけの仕事に向かおうとしてるときに・・気にならないわけがない・・世の中のどんなことよりも、息子のことが心配です。」と。
気持ちを知る龍馬は
キチンお登勢の正面に座り直し、正座。
「ありがとう・・けんど・・けんどわしは決して・・死にはせんき。心配せんでつかあさい。ありがとう。」と、感謝。
ここも映像がすごくキレイ、龍馬の横顔と泣いたお登勢との2人だけのシーンで泣けるんです。
真剣に思ってくれるお登勢にキチンと、感謝する龍馬です。
お龍に頼まれ、店を閉めてることを知る龍馬は
「坂本さんを新撰組から、匿わないとあかん。」と、お龍を知る。
それを聞いて龍馬はお龍にいう。
「わしがしようとしてることを教える・・・長州と薩摩を結びつけて、徳川幕府が支配してるこの世の中を変える・・幕府は異国の力を借りてなりふり構わず、日本を抑えつけようとしている。
このままでは・・この国は異国に乗っ取られてしまう。わしはこれから、幕府に追われる人間になる。
もう、ここに戻って来ることはないき。
わしを心配してくれるがは・・これで最後にしてくれ・・」と、いって立ち去る。
お龍に向かって真剣、そしてまっすぐに見て言うのです。
映像も映画のようにきれい。素晴らしいシーンでした。ここも泣けて。
別れを告げられた・・そんなお龍なのです。
無言のお龍は・・走って・・
龍馬と三吉慎蔵が夜、薩摩藩邸に向かう時、ものすごく緊張するシーンと映像であり、迫力もありました。
弥太郎を責める新撰組も所詮、幕府サイドからみれば「人斬り」であり、コマなんですね。これを怒るけれど耐える近藤勇。
弥太郎が
「薩摩と長州の間に立つのは・・坂本龍馬しかおらん・・」と、いってしまう。
これもまた、なんで弥太郎はそんなことをーーって感じです。
「武市さん・・以蔵・・長次郎・・みんな・・いってくるぜよ。」と、身なりを整えた龍馬が襖を開け、出て行くシーン、ここも格好良くて。
いわゆる紋付袴すがたでした。
「ほんなら・・おたっしゃで・・」と、お登勢に告げる龍馬。
「そんな・・これが今生の別れみたいな言い方・・やめておくれやす。」
そこへお龍が雪の中、走って戻って来る。
出て行って・・どこへいったのかと思ったら・・なんと!龍馬の手助けを。
お龍は薩摩藩邸に向かい、危険なことを知らせ、薩摩藩邸からも使者が来る。薩摩藩邸は、新撰組たちがいるので危険!
これを知らせたお龍です。
西郷、桂たちは小松帯刀の屋敷へ移動、これを案内で行く事になる。
龍馬は
「おまん・・なんちゅうことを・・」
土佐の侍が、新撰組に捕まったことを告げ
「どうか・・お気を付けて・・」と、おにぎりを用意、龍馬の手を握り渡す。
「うちは・・うちは・・ずっと、坂本さんのお役に立ちたい。これでおしまいなんていやどす・・お役目が終わったら、ここへ戻ってきておくれやす。」と、お龍。
「・・・わかった・・行ってくるき。」と、お握りを懐にいれる龍馬。
ここも2人の視線、感動と音楽、映像とリンクしてドキドキの緊張感でした。
すでにここも(涙)
無言で番傘を渡すお登勢。
うけとる龍馬。
これだけ危険なことを知り、それでも「役に立ちたい」と、真剣なお龍の気持ちを感じた龍馬でした。だから、戻って来るのでしょうね。
でも、次回は(/_;)
まだ、大丈夫だけど大ケガするはず。
これ見て「福山龍馬」に惚れるな!っていう方がムリ!ってほどに男らしい。
龍馬と間違われ、男が捕まった・・と、知る龍馬はなんと!新撰組の屯所に行くといいだす。
自分に間違えられた男を放っておけないと。
ここはハラハラとドキドキの緊張でした。
ここで新撰組へ行くなんて!あり得ないと。誰も見捨てない男なんです。
これを止める三吉。向かうと・・ちょうど、弥太郎が解放された。
三吉に傷ついた弥太郎を頼み、小松邸に向かう龍馬。
もう、この辺りでは「次回で取り決めのシーンかな?」と、思うほどに緊張感が映像から伝わってきました。
やっと、龍馬が到着・・安堵の桂小五郎、西郷。
やっと来た!と、安堵の桂たちを見て思い出したのは「走れメロス」でした。メロスのように、ギリギリになっても、約束を守り来る龍馬に見えました。
ここで薩長の密約が交わされた。それを見ている龍馬。
長州代表の桂は最初、西郷の意見に納得いかず。
これは、すべてがおんぶに抱っこ〜みたいな内容だったので、男として甘えてばかりじゃ・・みたいな桂でした。
「このままじゃ・・ボクは長州にかえれん。これは対等じゃない。」と、桂。
薩摩が徹頭徹尾、長州の味方になる内容。幕府が一橋らと組んで、朝廷をとりこもうとしても、「薩摩はあくまで戦う。」と、西郷。
それを聞いて龍馬が意見。
ここに来るまで、沢山の命が犠牲となった。薩摩、長州、龍馬の友たちも・・
その彼らの志もいれてやりたいと。
「ほんなら・・こうしませんか。今、いれたことにもうひとつ、加えるのです。立場は違えど、みんな国家のために志を貫きとおして・・消えていった命ですき。」
「薩長両藩は・・真の心を持って合体し、日本のためかたむきかけちゅう・・この国を立てなおすために・・双方とも・・粉骨砕身・・尽力す。」
「おいに異論はありまはん。」
「ボクもじゃ。」
皆が納得。
「ほんなら・・これをもって・・薩摩と長州の盟約はなったということで・・ええですね?」
無言でうなずく西郷、桂たち。
早朝、外にでる龍馬は
「長州と薩摩は・・しっかりと手を握りましたき。」と、言葉に感激の三吉慎蔵。
感謝で頭をさげる三吉に
「決めたのは西郷さんと木戸さんとじゃき。」と、自分の手柄じゃないというのです。
「あんたに礼をいいたい。坂本さんがいなければ・・わが長州はどうなっちょったか・・」
首を横にふり
「ここまで来れたがは・・三吉さんのおかげぜよ。」と、三吉も長州を救ったと笑顔の龍馬。
このシーンも感動でウルウルでした。
自分だけじゃないと、常にまわりの人を立てるというか、本当に損得を考えていない人なのだと、強く感じます。
薩摩と長州が密約?そこに坂本龍馬が?と、知り怒る会津藩主・京都守護職・松平は寺田屋に龍馬を捕らえるよう指示。
これで・・次回は追われる身となるのでしょう。
命がけで龍馬を守るお龍ですね。そして手を斬られてしまう龍馬なんです(涙)
この大事な歴史の瞬間、密約のシーンが軽い、短いと意見も多いようですけど、私は龍馬たちの心理を描いてて、すごく良かった回だとおもいました。音楽も本当にステキです。