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「龍馬伝」41回「さらば高杉晋作」あらすじと感想

見終わってため息と放心状態です。本当に悲しいけれど、前に進もうと決意も印象に残りました。志半ば29才の若さでした。伊勢谷晋作の素晴らしい涙です。

 

龍馬伝NHK 大河ドラマ Ryoma-Den

坂本龍馬   福山雅治

岩崎弥太郎  香川照之

西郷隆盛   高橋克美

高杉晋作   伊勢谷友介

元      蒼井優

桂小五郎   谷原章介

お龍    真木よう子

 

 

41回

 

土佐藩と手を結ぶ龍馬は、亀山社中を土佐にいれ、海援隊とする。

表向きは「ビジネス」をする海援隊だけど、本当の目的は「土佐と薩長を結びつけ、大政奉還を成し遂げること。」

 

海援隊とは、名前を変えた亀山社中と同じなんでしょうね^^;

まあ、土佐藩のバックがあるからもっと、大きな仕事も可能となったんでしょう。

 

白と赤の日の丸じゃないけど、旗も作る。

海援隊の規約として、仲間同士を支え、切腹も許さないと龍馬。

脱藩した者も多く、沢山の人数が集まった海援隊です!

ここは長崎の商人、小曽根の屋敷。

 

そこへくる弥太郎は、「格好付けて!」と、大殿の命令で土佐藩からの給料も含め、会計を担当するという。

「後藤さまに感謝しいや!」と、偉そう自慢げな弥太郎なんだけど(笑)

 

「おまんら!アレを持ってこい。」と、龍馬に弥太郎は

「なんじゃ?菓子折か?」と、喜ぶのだけど・・持ってきたのは亀山社中のツケ!

亀山社中からのツケがたまってる。頼むな!」と、龍馬が面白かった(笑)

 

驚く弥太郎に

「船が欲しい。海援隊じゃ。ボロボロの船はだめじゃ。蒸気船や!」と、口が上手い、調子のいい龍馬(笑)

唖然とする弥太郎でした^^;

 

ツケの精算から、船まで用意するハメになるとは。早くも龍馬に振り回されてる弥太郎でした。

 

長崎奉行の朝比奈は、土佐藩の後藤に会って

薩長を結びつけた坂本龍馬はどこにいる?」と、聞いてくる。これを完璧にとぼける後藤でした。

 

「坂本の名前を名乗ってるだけの誰かでしょう。」と、後藤は龍という女も、知らないという。

悔しい朝比奈。

ここは後藤がキッパリ、「詮議無用!」と、言い切ったのでスッキリします。

 

ここは土佐藩が表に立ち、龍馬を守ってくれる〜って感じです。お龍のことも知らないと言い張り、龍馬たちを守る土佐藩でした。

でも、危険なのは変わらない。

これで後藤は龍馬に「お龍」も危険と知らせたんでしょうね。

 

龍馬はお龍に「下関にいってほしい。わしの頼みを聞いてくれ。」と、危険だから長崎から移動するように頼む。

「いやや・・」と、お龍だったけど、頼まれ渋々と了解するのです。

 

寺田屋のように巻き込みたくないと、龍馬の想いですね。長州なら、幕府も手が出せないと行く龍馬とお龍でした。

 

龍馬は、「才谷梅太郎(さいだにうめたろ)」と名乗り「こんにちは」と、連呼してました。

船を見つけた弥太郎に、気に入ったと龍馬。いろは丸。

 

下関

寺田屋事件、命を助けられた三吉真三と再会の龍馬。

キチンとお礼をいう龍馬に対して、三吉も「長州の恩人」と、いってました。

 

木戸に会いたいと龍馬は、高杉の余命が・・と、知り向かう。

 

龍馬が来ると知り、起きて着物を着る高杉。

医者からは絶対、安静と言われてるも

「養生しようがしまいが、長生きは出きんです。好きにさせてつかあさい。」と、笑顔をみせる高杉。

何もいえない龍馬と、木戸でした(/_;)

 

余命わずか・・それでも明るく笑顔を見せる高杉です。

長崎に海援隊を作ったと、説明する龍馬は、「本当の目的」と、話す。土佐の後藤が、龍馬の大政奉還すると話に乗ってくれた・・と。

 

驚き嬉しそうな高杉でした。

改めてお願いがあると、龍馬は「土佐と一緒に大政奉還を目指してほしい」と、木戸に頼む。

木戸は、山内容堂がこれに賛成してるのかを聞き、まだ話していないと龍馬。

 

容堂には、土佐と薩長が手を結んでから、言うつもりと。

大殿さまにはやはり、先に手を結んでからいおうとしたんです。これを

「無理じゃ」と、アッサリ拒否する木戸孝允(きど たかよし)・桂小五郎

 

「僕たちは朝敵のままなんじゃ。ならば・・力ずくで幕府を倒すしかないんじゃ。」

 

薩摩は朝廷に訴えていた。

「長州を朝敵とした勅命を撤回するように・・」と。

それでも完璧に拒否する木戸。

 

もう、聞く耳も持たない!って感じの強い姿勢でした。

これでフラフラの体で高杉が

「僕の遺言と想って聞いてくれ・・。」と、言葉にハッと姿勢を正す龍馬と木戸でした。

もう、この辺りで目から涙が・゚・(ノД`)・゚・。

高杉さーーん。

 

「なんじゃ・・?」と、木戸。

 

「坂本さんは・・奇跡を起こしてくれた・・馬関の戦いは奇跡じゃった。土佐藩の参政が大政奉還を目指しているなら、真ならば・・それは奇跡のような話じゃ。容堂公も・・・げんくんと呼ばれる方ならば、時勢を見る目をお持ちのはず・・

大政奉還建白と、動き出すかもしれん。

木戸さん。坂本さんの起こす奇跡に・・我ら長州も・・賭けてみてはどうだろう・・?・・いや、今一度、賭けてみてほしいんじゃ・・」と、真剣に木戸に告げる高杉でした。

これだけいうともう、ひどく咳きこんでしまって(>_<;)

 

でも、木戸の返事は・・木戸はもう、高杉をみていられず、屋敷を出ようといってしまう。それを追う龍馬。

「高杉さんは・・・あとどれくらい生きられますか?」と、龍馬に

「医者は・・・桜をみせてやりたいと・・」と、答える木戸。

 

もう、それだけ残りわずかな命だったんです。この龍馬とお龍が下関に来たのはたぶん、3月〜くらいなのかな。

冬から春にかけて〜と、ありました。

 

「高杉さんは・・桜の花をみたいとは想っていないはず。見たいのは・・新しい時代にふさわしい・・生まれ変わった・・そういう日本の姿ぜよ。」と、龍馬。

 

ここは土佐弁は難しいので標準語です^^;

 

「そげなこと、僕もわかっちゅう・・」と、木戸も泣いていて。

 

「この国を一刻も早く生まれかわせるためには・・武力で幕府を倒すしかないんじゃ・・」木戸の強い想い。

「木戸さん・・けんど・・けんど・・」

 

ここで・・「どうか、高杉さんに会わせてください。」と、必死に来る貧しい人々。

奇兵隊の人々なんです(/_;)

 

「高杉さんにひと目あいたい。」と、隣村から来た男、女、子供たち。

みんな高杉の病気が治るようにと、お百度を踏んでるという。

「お願いします。高杉さまーーっっ。」と、呼ぶ声に男泣きの高杉でした(涙)

 

ここも突然のシーン、まさかの平民というか、普通の百姓のような人々。

こんなに慕われている・・と、シーンでした。

「せめて・・これだけでも・・」と、持ってきたのは卵。

 

涙を流す木戸、龍馬でした。ここはもう、私も何度みても号泣です(涙)

この回だけあれば、辛いことがあっても、生きていけそうなほどたまらないシーンです。

歴史に疎いけれど、高杉の死を無駄にしたくないと思えます。

 

弥太郎は、大洲藩に船を貸して欲しいと営業。

あまり使用しないので、借りるたびに使用料金、海援隊の儲けの一部を出すと、話に貸してもらえることになる。

 

下関の海岸

龍馬に支えられ、浜辺に来る高杉。

お龍は「高杉さんと、龍馬さんはよく似てる」と。

このお龍は寂しそうでした。先が短いのはきっと、龍馬も・・と、意識があるからでしょう。

 

海援隊で新しい世を作る、

「日本を・・日本人を幸せにしようと志の高いものが・・国の政をになう・・そういう世の中にしたい。」と、龍馬。

 

「そりゃ・・ええ・・」と、嬉しそうに聞いている高杉。

 

「わしは・・必ず、成し遂げられると想うちゅう・・高杉さんのおかげでのぅ。」

「ボクの・・?」

 

高杉の作った奇兵隊は、身分の差がなかった。侍、商人、百姓・・と、一緒になって自分の国を守ろうとしていたことを指摘。

「これこそが、新しい日本の形じゃ・・わしは確信したのじゃ・・」と、龍馬。

 

「嬉しいのぅ・・わしは・・気のあった人に会えた・・日本を頼みます・・坂本さん・・」と、頭を下げる高杉。

 

震えて・・ぎこちなく「う・・ん・・うん・・」と、龍馬でした。

もう、命の炎が消えそうな高杉にいわれ、言葉をなくした感じです。

 

それをみて

「うはは・・あはは・・ボクの出番は・・もう、終わりです・・あとは酒を飲んで・・三味線をひいて・・おもしろ可笑しく暮らしたい・・あの世でね・・」と、笑顔の高杉。

 

高杉晋作は・・そういう男ですけ・・」

 

これに答える龍馬の涙、そして笑う高杉が・゚・(ノД`)・゚・。

 

お龍に

「人はどうして死んでしまうのか・・天がおまんの役目は終わったと・・想われちゅうき・・」

「そうかもしれませんね・・そやかて・・人の死というものは・・終わりだけではないと想います。その人の役目を・・志を受け継ぐ者にとっては・・

始まりどすさかい・・」と、お龍。

 

「そうじゃのぅ・・その通りじゃ・・どんなときも・・前にむかわんといかんのじゃき・・」と、納得する龍馬でした。

 

人の死だけでは「終わり」だけれど、誰かがその志を継いでくれたらそれは「始まり」と、お龍でした。

高杉の死を志を、継いだ龍馬ですね。

なんだか、すべての言葉が大切で、胸に響いてとても捨てられない。覚え書きとして残したいと想える言葉ばかりです。

 

そこへ来る中岡慎太郎

木戸に会いにきたと、お龍に紹介する。

 

龍馬の海援隊を聞いたと中岡に、「おまんも加わんか?」と。

「おまんが海援隊なら、わしは陸援隊を作る・・」と、中岡。

 

「倒幕じゃ。徳川を討つ!」と、中岡。

 

龍馬の願いは、徳川幕府を終わらせ、新しい日本のしくみを作る・・と、この目標だけは同じな中岡なんですね。

ただ、龍馬とやり方が違うという。

 

龍馬の考えは、「大政奉還」中岡の考えは「戦しかない」という。

さすがの龍馬も、この中岡の考えを変えることは出来ず。

「道は違うが、目指す所は同じ」と、龍馬でした。

 

「わしは・・やるぜよ・・」

「わしも・・おまんには負けんぜよ・・」と、龍馬。

 

海援隊の初仕事も始まり・・いろは丸は海援隊が動かすことになる。

 

「高杉さん・・わしは高杉さんに感謝しちゅう・・高杉さんばふとう生きちゅう人間を・・わしは他に知らがぜよ・・

わしも・・高杉さんのように・・己の命を燃やして・・志を成し遂げようと想うちゅう・・」と、この手紙を嬉しそうに読む高杉。

 

そこへ来る元・奇兵隊のみんな。

高杉が大将のとき、働いていたと大勢来る。

ここには近づくなと、言われていたが・・庭の桜が綺麗に咲いて・・

 

「みんな・・高杉さまと花見がしたいと・・どうしても、お顔が見たい・・」と、来たのです。その言葉に泣き笑いの高杉。

桜の下、みんなで花見をする・・・あの笑顔が悲しくもはかない。

 

龍馬の乗ってるいろは丸に、奇兵隊の旗が届く。

出航するいろは丸。

 

高杉は1人、浜辺で声をあげて泣いて・・どんなに無念だったか(涙)

 

運の良い奇兵隊の旗を船にしばり

「高杉さん・・ありがとうございました・・」と、龍馬。

 

「慶応3年4月・・高杉晋作・・死す。けんど、その魂は・・すでに・・龍馬の中に・・あったがじゃ・・」

(弥太郎語り)

 

「龍馬暗殺まで・・あと・・七ヶ月・・」

 

続く・・・

 

辞世の句「おもしろき こともなき世に おもしろく」この高杉、本当に無念だったと想います。

龍馬と一緒に生きて、新しい日本を見たかったはず。自分の手で動かしたかったでしょう。

号泣の41回でした(涙)

続きと高杉が気になり、早めの視聴でした。余命わずかでも、余裕で笑顔を見せて己の運命を受け止めた感じがしました。でも、心は悲しい・・