監督はメル・ギブソン。沖縄戦で多くの命を助けた衛生兵の実話です。この名前はアメリカ軍がつけた呼称だそうです。
正直、沖縄戦とは知らず・・観ていて驚いた作品。
ネタバレ度40%くらい
ストーリー
アメリカ・ヴァージニア州に住むデズモンド・ドス(アンドリュー・ガーフィールド)。
父親は戦争で心に傷を負い、子供たち、妻と喧嘩する日々だった。
周囲の人間が出征するのを見て、衛生兵なら・・と、陸軍に志願。
厳しい訓練を受けるデズモンドは、銃を持つことを拒否。自分は衛生兵として志願した、と言い張る。
命令を拒絶するデズモンドに除隊を勧めるグローヴァー大尉。
こんな内容です。
その後、デズモンドはハクソーリッジで多くの仲間、そして日本兵までも助けることに。
銃を持つことを徹底して拒絶する姿勢には驚きでした。
最初、周りの仲間たちもそんな彼を嘲笑っていたり・・。
でも、次第に彼の信念を尊重するように。
後半、沖縄戦の映像はとてもリアルで見るのが辛かったです。
敵は日本兵、主人公のデズモンドは必死で仲間を助け、敵を攻撃することはしません。
もちろん、仲間が彼を守っているから。
そんな友情も良かったし、何よりもデズモンドの勇気が素晴らしい。
あんな壮絶な場所で戦うなんて・・それだけでも大変なのに。
彼は怖気づく事もなく、仲間を助け続けるのです。
「主よ、もう1人助けさせて・・もう1人・・」
前半はデズモンドの育った環境、恋、家族などを描いてます。
後半は悲惨な戦争シーン。
このタイトルで検索すると色々、情報が出てくるのですが・・。
勇敢なデズモンドは、良心的兵役拒否として初めて名誉勲章が与えられたのも当然、と思えます。
あの勇気は本当にすごいと思いました。
普通、怖くて逃げ出したいと思うだろうし・・。
仲間たちが彼を認めるシーンは感動でした。
でも、出来れば日本軍と戦う戦争ものは見たくないですね。
エンドロールで本人たちが映ります。
最後まで読んでくださった方たち、ありがとうございました。
好き度は★4個(満点5個)