2011年から放送されているイギリスのテレビドラマシリーズ。ダークで風刺的なSFアンソロジー。1話完結なので見やすいオムニバス。シーズン4です。
日本の「世にも奇妙な物語」風な作品。
2017年製作・イギリス
ネタバレ度50%くらい
ストーリー
1話 宇宙船カリスター号
エミー賞を受賞
仮想現実の宇宙船の中で起こる争いです。
雰囲気は「スタートレック」を真似してるような感じ。すごく古臭い宇宙船、宇宙服・・って印象。
やりたい放題の船長に対し、反抗出来ない船員たち。
オンラインゲーム会社「カリスター社」のデイリーは最高技術者。しかし、周囲からは見下されていた。
悔しいデイリーは憎い社員のDNAを勝手に使用、本人を作り家で遊んでるゲームの中で部下に仕立てています。
DNA通りなので、顔、形、声もすべて彼らそのもの。
しかし、デイリーに背けばモンスターにされてしまうので逆らえない社員たち。
自分の家、ゲームの中でDNAを使用した社員を宇宙船の部下にして操るデイリー。
デイリーの会社に入社した新人女性も気に入り、飲み物のカップからDNAを採取。彼女もゲームの中に入れてしまう。
宇宙船の中は社員のクローンみたいな感じですね。雰囲気は古臭い「スタートレック」風なのも可笑しい。
これ、面白かったです。
2話 アークエンジェル
娘サラが幼い頃、行方不明になり慌てた母は娘の頭にチップを入れることに。
チップを入れればGPS機能もあり、本人が見たものも同時にPCでチェック出来る。
ストレスを感じれば、PCに信号が送られ、栄養状態もわかる。
便利な機能でもあるが、常に監視されているサラは成長し、チップの存在が邪魔になる。
彼と会ってる間も、母にPCで監視されてしまうから。監視しすぎるのも良くないですよね。
でも人間の頭にチップ入れるのはあり得そう。
3話 クロコダイル
建築家として成功したミアは恋人と運転中、男性を轢いてしまい死体を捨てて逃走。
15年後、仕事で成功したミアは当時、交際してた共犯者の男と再会。
事実を打ち明ける・・と言われ、殺害してしまう。
保険外交で事故の記憶を調査する女性は、ミアを調査。装置でミアは事故だけでなく、男性を殺害してる記憶も読まれてしまう。
慌てたミアは保険の女性を・・
未来の話なので、こめかみに装置をつけるだけでその人が見た記憶を PCで見ることが出来るシーンが面白い。
言葉で嘘を言っても、記憶は嘘をつけないから。
邪魔者はすべて殺害・・とはダメでしょう。いつかバチが当たるはず。
4話 HANG THE DJ
運命の相手を決めるシステムで、フランクと出会うエイミーは恋を感じる。
けれどシステム上、交際期間が決められ別れる。ルールに反すればこの世界から追い出されてしまう。
ある日、システムから「永遠の運命の相手」が決まったと連絡が来るエイミー。
この世界を出れば・・生きられないかもしれない。
本気になったフランクと逃走するエイミー。
アプリと違い、もっと現実的で監視されてるのが怖い世界。
5話 メタルヘッド
優秀な人口知能を持っている犬型ロボットが仕切る世界。
人間は見つかれば殺害される。ロボットから必死で逃げるヒロイン・・
いまいち、世界観がわからず。
6話 ブラック・ミュージアム
旅行の途中、妙なミュージアムに入り、女性を殺害したクレイトン・リーという犯人を見ることに。
死後、意識を転送したデジタル版の本人である。
商売として、死んだ彼らをホログラムにして見せ物にしていたロロ。
リーと契約、死刑になっても権利金で家族はお金に困らない、と説得したロロ。
リーの死後、意識をホログラムに転送・・リーの死刑を再現させ、儲けていた。
旅行者はリーの娘でした。つまり、復讐ですね。父を苦しみから解放させたのでした。
脚本が凝ってると思います。
1本40分弱から1時間くらい。それが6話あります。
偶然、シーズン4から見始めてしまったのですぐにシーズン1からも視聴予定。
1本が短いのでサクサクと視聴、面白いです。
オムニバス形式って時間ない時に便利ですよね。
特にグロもないのですごくおすすめ。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★5個（満点5個）
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