黒澤明「七人の侍」にインスパイアされたザック・スナイダー監督が構想に20年以上費やしたSFスペクタル2部作の第一部。面白かったです!
ネットフリックス鑑賞です。
2023年制作・アメリカ・135分
監督 ザック・スナイダー
原案 ザック・スナイダー
脚本 ザック・スナイダー
原題 Rebel Moon: Part One - A Child of Fire
配信 Netflix
ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%)
あらすじ
巨大な軍事力を持つ帝国マザーワールドから逃げて来たコラ(ソフィア・ブテラ)は宇宙の村で暮らしていたが・・帝国軍勢に襲撃されてしまう。
関わりたくないと思っていたコラだが村人を守るために仲間を求めて旅をする。
もっと知りたい方
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90%のネタバレ感想
「マザーワールドは王による強力な統治が千代にわたり続いた。だが代々の王の権力欲は・・星のすべてを喰らい尽くす。王国はその軍を広大な宇宙へと進め、道中の星をすべて征服した。
栄光は永遠かと思えたが・・ある暗殺者の刃の一撃が王と王妃の命を奪い、王家の血統は途絶えた。
王の死による混乱が続き、征服された中で辺境にあった星では・・革命がささやかれ始めた。
元老院議員バリサリウスはこの機に乗じ権力を奪取。自らを摂取と称した」
バリサリウスは反逆者を皆殺しにしています。
「アトミック・ブロンド」のソフィア・ブテラが主人公のコラを演じてます。
コラは村で静かに暮らしていたのですが・・村の女性サムが襲われ、助けるために帝国軍勢のマーカスらを殺害。
提督は村の長老/シンドリに食料を求めますが、自分たちが食べるだけで精一杯、と拒否されます。
これに激怒した提督はシンドリを殺害。
アリス二等兵は帝国のAI/メカニカス・ミリタリウム JC1435(王の守護者)を助けます。
村のサムに亡きイサ姫を感じるメカニカスですね。
イサ姫は特殊な力を持ち、命を蘇らせることが出来ました。けれど、王、王妃らと殺害されたイサ姫。
コラは帝国軍勢と闘うため、レルムの元英雄で部下と共に反旗を翻したタイタス将軍(ジャイモン・フンスー)を探しにガンナー(ミキール・ハースマン)と共に旅に出ます。
コラは9歳の時、村を襲われ両親も亡くしています。マザーワールド/バリサリウス将軍(フラ・フィー)に気に入られ、帝国で育てられ、兵士となっています。
(アースレイアスが帝国での名前)
旅の途中、カイ(チャーリー・ハナム)と出会い、マザーワールドと闘う傭兵として仲間に入れるコラ。
カイの船で移動、巨大なカラスのようなモンスターと絆を持てるタラク(スタズ・ネアー)も仲間に入れます。
(彼は王子)
その後、巨大なクモ女と闘うネメシス(ぺ・ドゥナ)も仲間に。
部下を失い、全てを諦めているタイタス将軍を説得するコラ。
船で移動、ダリアン、デヴラ姉弟にも会い、事情を話して仲間にします。
この時、姉は反対してたのですが。
惑星シャラーンのレヴィティカ王は提督に殺害されます。
後半でカイの裏切りによりコラたちは皆、帝国軍勢に売られてしまいます。
カイはマザーワールドに逆らうなど最初から無理、と決めつけて諦めていたのでした。
しかし、ゲイナーの機転によりカイを殺害、帝国軍勢と死闘となるコラたち。
(ここのシーンは迫力あり)
この闘いでダリアン(レイ・フィッシャー)は死亡。
コラは提督を殺害、皆も安堵してゲイナーらと村に戻ります。
それを見つめるAI/メカニカス・ミリタリウム JC1435。
一方、瀕死の提督は仲間に助けられ、バリサリウスと対面、アースレイアス(コラ)がタイタス将軍や革命派と一緒だと報告します。
(これは夢の中?)
最後は生き返った提督の叫ぶシーンで終わります。
名前がわからない一部のメンバーもいます(^^;;
この映画の監督が黒澤明の「七人の侍」インスパイアされたそうなので、仲間を増やしていく・・という流れなんでしょうね。
来年、続編がネットフリックスで配信されるようで楽しみです。
久しぶりに熱いバトルのSF作品で面白かったですね。コラを演じるソフィア・ブテラのアクションが迫力あって良かった。
「スターウォーズ」っぽい、と声もあるけどわかりやすいから好きですね。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)