名前は知っているけれど詳細は知らない。日本人の私たちが知らないのは妙ですよね。事実はキチンと知るべきだと思いました。
ネットフリックス視聴、プライムビデオでは有料でした。
2020年製作・アメリカ・115分・G
ネタバレ度40%くらい
ストーリー
1971年、アメリカで有名な写真家・ユージン・スミス(ジョニー・デップ)はお酒に溺れる生活だった。
ある日、アイリーンという女性が来て、熊本県水俣市のチッソ工場が海に流す有害物質で苦しんでいる人々を撮ってほしい、と頼みにくる。
こんな内容です。
すぐには引き受けなかったユージンですがお金も必要、仕事として引き受けるのですが・・。
その事実を見て写真を撮り続け、驚愕します。
その頃、水銀に侵され苦しんでいる人々、寝たきりで動けない人々を隠すような日本人に違和感を感じるユージン。
話すことも出来ない子供たちに衝撃を受け、真剣に写真を撮る気になります。
しかし、日本人は頑なに心を閉ざしてしまいます。
苦労しながら、日本人との生活に馴染みながら写真を撮らせてもらうユージンは優しい人ですね。
このままではいけない!と、強く感じるのです。
チッソ工場のノジマ(國村隼)はお金に苦労してるユージンに会い、大金で写真を買い上げようとします。
つまり、写真を撮るな!ってことですね。
お金が欲しかったユージンは心揺れるのですが断り、日本人の写真を撮り続けます。
日本でもチッソ工場に抗議をする団体もあり、裁判にもなっています。
そんな日本人もユージンを応援し、次第に仲間になっていきます。
ユージンに心許し、写真を撮ることを許可してくれる日本人家族たち。
たぶん、過去の実際の映像だと思いますけれど・・患者も写り、苦しんでいる猫も写りました。
水銀で汚染された魚を食べた猫も犠牲なんですよね。
日本の恥だと思います。
この工場はこんな危険なものを海に流して平気なんて・・もっとテレビでも放送されると良いのですが。
やはり、スポンサーの関係とかで難しいのでしょうか。
名前は知ってても詳細は知らなかったです。
沢山の人がこの事実を知った方が良いと思います。
驚いたのはエンドロールで、他の国も同じようなことをしていて・・
当事者たちには見られたくないのかもしれない。
でも、事実としてこんな事は起きてはいけないと強く感じます。エンタメでも危険な事は知らせた方が良いと。
ジョニーデップは彼に見えないメイクでわからなかったほどです。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★4個(満点5個)