不安から小さな嘘をついてしまい・・それが周囲の環境に影響を与えるほどに。今更、嘘だった・・なんていえない。
アマゾンプライムビデオで見放題。
2021年製作・アメリカ・138分
ネタバレ度60%くらい
ストーリー
エヴァン・ハンセンは学校に友達もいない。
カウンセラーにも通い、精神薬も服用中、そんな息子を心配しつつ見守るシングルマザー。
ある日、自分宛に書いた「親愛なるエヴァン・ハンセンへ」という手紙を同級生のコナーに奪われてしまう。
こんな感じで始まった悩める高校生の物語です。
その後、コナーは自殺・・エヴァンから奪ったとは知らず、その手紙を発見した両親。
亡き息子とエヴァン・ハンセンは親友だった・・と、驚きます。
コナー両親から呼び出され、息子に親友がいたとは嬉しい、息子の話を聞かせて欲しい・・と、懇願されるエヴァン。
事実を言えず、誤魔化して話してるうち、自分の憧れの世界を語り始め、コナーとは大親友だった、と作り話をしてしまう。
何も知らず、亡き息子の事を教えてくれたエヴァンに感謝し、喜びの涙を流すコナー両親たち。
コナーが生きていた頃、エヴァンは腕を骨折し、ギブスをつけていました。普通、ギブスには友人からの悪戯書きがあるのに・・
エヴァンのギブスには何も書いてませんでした。
単なる思いつきで、コナーは自分の名前を大きくギブスに書きます。
後日、エヴァンのギブスにコナーの文字で名前が書いてあったので、さらに感激して喜ぶコナー母。
エヴァンはコナー両親を騙すつもりもなく、事実を言いたい。けれど、優しくされてつい、言い出せない気が弱いところも。
コナー妹から、兄との関係は良くなかった・・と、聞くエヴァンは
「コナーは話し方がわからなかっただけ。本当は妹を愛している」と、作り話をします。
それを信じ、感激するコナー妹。
コナーとエヴァンが親友関係なら、もっと証拠のメールでもあるはず・・という事になり、焦るエヴァン。
事実を言わないと・・と、焦るエヴァンだけど、コナー家族に会うと大歓迎され、事実を言い出せなくなってしまいます。
周囲も2人の関係を知り、コナーの気持ちを理解していれば・・と思いになり、追悼することに。
最初の小さな嘘が次第に大きくなり、学校中に広まりSNSを通じて世界中に広まり・・という流れ。
ラスト近く、次第に影響が大きくなり事実が判明するのですが。
コナー母の優しさでエヴァンは救われます。
いつ、嘘がバレるの？と、ハラハラ緊張しながら視聴。
それでも、コナーの死に無関心だった生徒が思い直し、死にたいほどに苦しんでいる生徒にも声をかけよう、優しくしよう、という流れに。
コナーは当時、誰にも相談出来ず、自殺してしまいました。そんな事は二度と起きていけないと、皆が思い始めるのでした。
エヴァンが不安で人前で話すことが出来ず、歌い出したシーンはびっくり。
その後、ミュージカルになって行くので本当に驚き。
これ、ミュージカル映画だったんですね。（あまり歌のシーンはなし）
歌も良くて歌詞もわかりやすい。
友達がいなそうな生徒にも声をかけて親切に・・と、皆が気がついたことが良かったと思いました。
後半、泣けて泣けて・・すごく良い作品です。
未視聴の方、絶対に観て欲しいですね。
精神病で苦しんで1人で悩んでる人、たくさんの仲間がいることを知って欲しいと思いました。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★5個（満点5個）
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