「コラテラル」「Ray/レイ」「ドリームガールズ」と、有名なジェイミー・フォックスの映画「キングダム/見えざる敵」をみました。これは現実の恐怖を感じた内容でありすごかった・・オススメ度☆☆☆☆☆・・と、満点評価です。
2007年 / アメリカ
出演:ジェイミー・フォックス ジェニファー・ガーナー クリス・クーパー ジェイソン・ベイトマン
サウジアラビアでの自爆テロにより、友人でもあり仲間を失ったFBI捜査官たち。
テロ首謀者を探しにサウジアラビアに行く・・だが、そこで見たもの、感じたものは?
サウジアラビアにある、石油会社の外国人居住区で起きた突然の自爆テロ事件。
死傷者は300人以上・・その首謀者がアルカイダと関係のあるアブ・ハムザと推察、FBI捜査官のフルーリは仲間3人と調査に向かう。
これ、映画なんだけど・・実際にニュースで見る内容と変わらない衝撃でした。
場所は、サウジアラビア・・
けれど、外国人居住区ののんびりした生活空間。
キャッチボールをしたり、子供たちが走る。
ごく普通の生活・・そこで突然、起きた自爆テロ事件。
これが、「あり得ない!」と、いう瞬間、起きる。
ジョディ・フォスターの映画「ブレイブ ワン」は、自分で気をつけていれば、防げるかも?と、思う映画でした。
でも、これはサウジアラビアに住んでいたら?
もう、逃げることも避けることも出来ないと思いました。
いつ、来るかわからない恐怖、瞬時のテロですから・・
突然の自爆テロ、これを映画としてみるには余りにもリアルすぎる感じでした。
最初から、最後まで気を許せない、緊迫した状況が続き、目が離せない内容でした。
レオナルド・ディカプリオの「ブラッド・ダイヤモンド 」でも、子供の「少年兵士」を訓練、子供たちが普通に銃をもっていた。
これも同じで「まだ、子供なのに?」って感じでした。
自爆用の爆弾を作るシーンも生々しい。
事件が起きて、ジェイミー・フォックス演じるフルーリが、なんとかサウジアラビアに入国するのですが・・
入国後、待ってたものはもの凄い警護・・
車4台で護衛、そしてヘリまでも彼ら4人を護衛をする。
その中、たった数日で事件を調べる。
これは映画だから、助かったのだと思うけど・・
本当にこのようなことがあれば・・たぶん、殺されてしまうと思いました。
普通に銃を撃ちまくる生活、これで流れ弾に当たらないわけないし。
外国人居住区だから安心!ってことも全くない!
家の中に特別の壁の厚い、逃げ部屋がないと、外からの銃でも撃たれて死んでしまう。
テロリストに捕まったら?
もう、撮影され〜あとはニュースで見るような「見せしめ」のために殺されてしまう時代、国が怖かったです。
でも、こうしてブログに映画感想を書いたりしてる(私を含めて)〜平和ぼけ?してるような、今の時代を知る意味でもオススメの映画です。
一部、このジャンルの映画を多く見てる人たちの間では評判良くないですが、私には見応え十分、衝撃でした。
普段、戦争映画も観ないし・・
アメリカの映画だから〜ここまでの内容だった、そうも思えたけれど、ニュース、ネットで見る裏側を見たような気がしました。
ほんと、最後までハラハラしてドキドキでみていました。
ラストシーンの言葉、ものすごく印象的です。
これが現実なのですね。