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映画「チャイルド・マリッジ 掠奪された花嫁」無罪でも勝利ではない苦悩

製作総指揮をアンジェリーナ・ジョリーが担当。エチオピアの伝統文化である「誘拐婚」の衝撃を描いた作品。

アマゾンプライムビデオにて視聴。

2014年製作・アメリカ・エチオピア・99分

ネタバレ度40%くらい

ストーリー

エチオピアの田舎村で暮らすヒルト家族たち。

ある日、学校の帰りに14歳のヒルトは男たちに誘拐されてしまう。誘拐、監禁して強引に結婚させられそうになるヒルト。

 

こんな内容です。

女性が少ない地域で誘拐して結婚、子供を産ませるため・・と、聞いた事がありますけれど。

ここまで衝撃的な展開には驚きで言葉を失います。

ヒルトは14歳、子供です。

誘拐された日、ヒルトは殴られ乱暴されてしまいますが翌日、隙を見て脱走。銃を見つけ逃げる途中、男たちに見つかってしまいます。

生きるため、怯えるヒルトは銃で乱暴した相手の男を殺害。

 

その後、警察に逮捕され死刑になりそうなヒルトを必死で守る女性弁護士。

彼女は正当防衛であり、被害者なのだと警察を説得するのですが・・。

見た目には18歳に見える、死刑だと言い張る警察。

貧しい村なので出生届もなく、正式に14歳だと認めてくれません。

女性の人権を守るため、必死で法改正を求める女性弁護士という展開に。

 

事実に基づいてるので作品としては地味だと思います。

暴力的なシーンはほぼなくて、ヒルトのその後の苦悩などを中心に描いてます。

例え、自分が無罪となっても・・あの男たちは今度、妹を狙うだろう・・と、いう不安でいっぱいのヒルト。

 

勝手に女性(子供)を誘拐、乱暴したくせに今度は死刑にしろ!と、騒ぐ村人たち。

彼女は自分を守るため、殺意はなかったけれど正当防衛で相手を撃ったのに。

裁判になっても親は何も言えません。誘拐婚は文化、昔からの風習という社会だから。

貧しく知識もないので諦めるしかありません。

そんな時、現れたのが女性弁護士だったのです。

 

今の時代、こんなことが黙認されているのも衝撃でした。

女性を完全にモノ扱い、軽視している、と観ていて苛立ちで言葉を失う映画でした。

これを製作したのがアンジェリーナ・ジョリーというのも凄いですね。

これからも女性が自由に生きられるような社会を望みます。

この事件がきっかけで、少しずつ変わっていったので少し安心しました。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

好き度は★3個(満点5個)

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