生きていると嫌な記憶があって苦悩する事も。そんな時、辛い部分だけを消す事が出来たら?ファンタジーのような物語。
監督は「ツナグ」「約束のネバーランド」「想いのこし」の平川雄一朗。
2020年の作品。原作は織守きょうや。
ネタバレ度30%くらい
ストーリー
吉森遼一(山田涼介)は恋人・杏子(蓮佛美沙子)にプロポーズする。
喜び、指輪を受け取る杏子だったが・・。
再会した日、杏子は遼一の事を忘れていた。
信じられない遼一は、都市伝説の記憶家の事を本気で調べ始める。
大学の先輩であり、弁護士の高原(佐々木蔵之介)に相談する遼一。
幼馴染の真希(芳根京子)も昔、記憶の一部を忘れた事を思い出す。
こんな内容です。
辛い記憶さえなければ・・と、誰でも1度は思うはず。
その部分だけを消してくれる人がいたら?
平川雄一朗監督の映画は、ファンタジー系が多いような気もします。
だから、個人的には大好き。
「累 かさね」という映画で土屋太鳳より上手い?と思えた芳根京子がすごく良かったですね。
結婚を前に恋人の記憶を消したい・・想像出来ますよね。
何があったのか・・。
でも、恋人の存在すらも覚えていない展開でした。
内容としてはそれだけじゃありません。
記憶家は本当にいたのか?
いるのなら誰なのか?
どうやって人の記憶を消すのか?
私は面白いと思いました。
書きすぎるとネタバレになるので・・この辺りで。
泣けそうで泣かなかったです。
でも、その想いは理解できる、という感じ。
辛い記憶であっても、消す必要はない、と思う人も多いでしょう。
でも、それは当事者じゃないと辛さはわからないですよね。
そんな思いを描いてる作品でした。
最後まで読んでくださった方たち、ありがとうございました。
好き度は★4個(満点5個)