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映画「パンズ・ラビリンス」ネタバレ感想

ピノッキオ」でも有名な鬼才ギレルモ・デル・トロ監督の作品。スペイン、メキシコのダークファンタジー物語、少女が主人公です。現実世界の内戦とファンタジーを描いてます。アマゾンプライムビデオで有料配信中です。

2006年制作・スペイン、メキシコ合作・PG12・119分

原題:El laberinto del fauno

監督 ギレルモ・デル・トロ

脚本 ギレルモ・デル・トロ

ジャンル アクション、ホラー、ファンタジー

ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%)

あらすじ

昔、夢のような王国が地底にあり、王女は世界を夢見ていた。

ある日、王女は地上に出て光を浴びて記憶を失い、病気や寒さなどに苦しみ亡くなってしまう。

王は娘の帰りをずっと待っていたのだが・・。

1944年

フランコ独裁政権下のスペイン。

少女オフェリア(イバナ・バケロ)の母親は妊娠中で独裁政権陸軍のビダル大尉と再婚。自分の子供には興味あるのだがオフェリアには無関心だった。

優しい父親が内戦で亡くなり、オフェリアは冷酷なビダル大尉が嫌いで本を読んで妖精、おとぎ話に夢中だった。

ある日、オフェリアは妖精と出会い、迷宮の番人パンと話す。

「あなたは地底の国の王女です」

驚くオフェリアは3つの試練をクリアすることに。

もっと知りたい方

90%のネタバレ感想

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番人パンの与える試練をこなすオフェリアです。これをクリアすれば王女だと証明出来るのです。

突然の展開にびっくりですが、現実の世界では内戦で冷酷なビダル大尉が母親の出産を待っている、という状況です。

母親は優しいのですが夫であるビダル大尉の顔色を見ている・・という感じでオフェリアは二の次なのでした。

彼女たちの世話をしてくれるお手伝いのメルセデスがオフェリアの母親代わりみたいな感じですね。

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オフェリアはミッションをクリアするため、地底と地上を行ったり来たりします。

地底では冒険!という感じでオフェリアは子供らしく行動、可愛いです。

おとぎ話であり、ファンタジーですが地底に現れるモンスターがかなり気持ち悪くさすが!レルモ・デル・トロ監督の作る世界と納得です。

3つの試練は大人には簡単そうだけど、子供のオフェリアには困難で、あー!ダメダメ!と思ってしまうことも。

結局、クリア出来ないことになって・・という展開に。

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レビュー読むと、地底での冒険は現実の世界が辛い少女の空想?という意見もあり。

私は地底のモンスターもいたし、妖精もいて彼女は本当に王女なのだと思いたいですね。

リアル世界はあまりにも過酷で、平気で人を拷問するようなビダル大尉の存在がオフェリアには辛すぎるのです。

戦争とファンタジーを合わせる作品という意味では珍しいと思います。

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メルセデスの弟はレジスタンス運動のメンバーだったり、見ていてハラハラでした。

地底冒険の時、晩餐シーンでモンスターが眠ってる時、妖精に食べ物を食べてはいけない、と注意されるのですが・・そこは子供なのでぶどうを食べてしまうのです。

そしたら!案の定、モンスターが起きて追いかけられるはめに。このモンスターがかなり怖い。

逃げるオフェリアはチョークで扉を描いて脱出。

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パンの指示に従わず、ぶどうを食べてしまったのでこれでゲームオーバーとなってしまいます。つまり、ミッションは失敗です。

この前には大きなカエルのお腹にある鍵を取ってくる!という試練。これは何とかクリア出来たのです。

母が弟を出産したのですが・・残念ながら母親は亡くなってしまいます。

ラスト近くでパンからもう一度、チャンスをもらうオフェリア。弟を連れ出せと言われます。

弟はビダル大尉がそばにいるため、連れ出すことはとても困難。それでもオフェリアは大尉に薬を飲ませて弟を連れ出します。

けれど、パンはなんと生まれたばかりの弟の血が必要と言い出すので拒否するオフェリア。

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そこへ父親であるビダル大尉が来て弟を奪ってオフェリアを撃ちます。

赤ちゃんを連れて逃げ出すビダル大尉はレジスタンスたちに見つかります。赤ちゃんを渡し「息子に私のことを教えろ」と言いますが・・。

「名前すら教えない」と、ビダル大尉は殺害されます。

オフェリアはビダル大尉に銃で撃たれ亡くなってしまいます。

彼女は夢の中?で王国に戻り、王女と認められます。無垢な者のために血を流したから、と。

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ラストを見るとたぶん、パンや妖精、モンスターはオフェリアの幻想?とも思えますけれど。

現実と幻想の中を行ったり来たりしたオフェリアなのかな、とも思えます。

すべて少女の幻想・・という意見もあり複雑な気持ちでした。

途中、木の根っこにしか見えない人形のようなものを具合の悪い母のベッドの下においたら・・良くなったのです。だから彼女は魔法の力と信じていました。

見る人、見方によっては色々な意見も生まれる不思議な作品ですね。監督もそこは曖昧に作ったのかな、とも思えます。

予告編を見ると「生きる道を閉ざされた少女が見つけたもうひとつの世界・・」とあります。

少し前にアマプラ無料配信で観たのですが現在、有料配信になっています。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

好き度は★4個(満点5個)

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