妻に先立たれた男が1人で娘を育てる物語。シングルファーザーを演じるのは山田孝之、子役の演技も素晴らしい作品。
原作は重松清の小説。
2020年製作・日本・118分
ネタバレ度50%
ストーリー
結婚3年目、30歳の妻を亡くした健一(山田孝之)は、幼い娘を育てながら、新しい生活を始める。
義理の父母からは、娘・美紀を引き取ろうかと声をかけてもらうが、自分で育てるつもりだった。
こんな内容です。
久しぶりに正統派の家族物語を観た気がします。
悪い人もいない、事件も起きない。
シングルファーザーの健一が、仕事をしながら保育所に通ったり、忙しい日々を送りながら子育てに苦労します。
義父母、周囲も良い人ばかりで健一を支えてくれます。
美紀の成長時、理解できないこともあったり・・母親のいない娘を育てる難しさを感じる健一。
そんな時、仕事で気になる女性・奈々恵(広末涼子)と出会います。
年頃の娘ならでは!と、いう成長期に奈々恵の登場で親子関係に暗い雲も・・。
映像として、山田孝之が前半、とても若くて痩せてたんですよね。でも、娘が育っていくと彼も自然に老けていきました。
後半は白髪もあり、中学生となった美紀と父娘のビジュアルが素敵でした。
義理とはいえ、父と息子のシーンは涙・・。
2歳から12歳までの美紀を演じる子役は3人。
中野翠咲、白鳥玉季、田中里念さんたち。
12歳を演じた里念ちゃんは藤田ニコルさんに似てました。
大きな事件もなく娘の美紀が育ち、健一も再婚を・・考えるような流れです。
早くに妻を失い大変だったろうけど、幸せな健一と美紀だと思いました。
とにかく本当に優しいパパ、最高です。
癒し系の映画ですね、おすすめ。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)