英語が出来ないコンプレックスを隠して生きる主婦の物語。インド映画界の大人気女優・復帰作。
2012年製作・インド・G・134分
ネタバレ度70%くらい
ストーリー
インドで夫サティシュ、娘サプナ、息子サガル、姑と暮らす主婦シャシ(シュリデビ)。
良妻賢母だが、英語が出来ないことがコンプレックスだった。
ある日、ニューヨークで暮らす姉マヌから、ミーラの結婚準備を手伝って欲しい、と頼まれニューヨークに行く事に。
こんな内容です。
シャシはとにかく良い奥さん、夫に逆らわない良き妻ですね。
インドってこんなに夫に従うものなの?と、驚くほどでした。
そんなシャシを英語が出来ない、と見下している夫サティシュ。しかも娘サプナまで母親のシャシを笑います。
怒らないシャシだけど、とても傷ついています。
日本人なら怒って夫、娘に言い返すと思うのだけど😅
1人でニューヨークに行くシャシも面白かった。
英語がわからないので、飛行機に乗るまでの手続きも大変。
必要な英語を丸暗記したり、近くにいる人に聞いたり可愛い。
飛行機の中で映画を見るシーン、ここは爆笑。
隣の優しいおじさんキュートです!
わからない事を素直に聞くシャシ。
姉の家に到着後、周囲の話も英語だらけ。
そんな時、落ち込むシャシは4週間で英語を学ぶ!というスクールを知って入会します。
それを知ってるのは唯一、ラーダ(ミーラ妹)だけ。
姉、夫たちに内緒で英語スクールに通うシャシは明るさを取り戻します。
スクールのメンバーも皆、英語は話せない。だからすぐに親しくなれるのです。
その中でフランス人コック・ローラン(メディ・ネブー)と話すようになるシャシ。
ここは他の作品なら、不倫に走るのかも。でも、そこはインド映画なので真面目なシャシでしたね。
「勉強なら教えてあげる事ができる。でもどうやって・・?優しさを?」
娘の言葉で傷ついたシャシの言葉です。敬意を払って欲しい、と思うシャシ。
スクールの最後に試験があり、受かるか?とドキドキなシャシたち。
けれど、試験の日と結婚式が重なってしまい・・と、いう流れ。
最後のシャシのスピーチ、最高に素敵でした。
「家族だけは自分の弱い部分を笑わない、見下さない」と。
時には夫婦でも、相手の気持ちがわからなくなる時がある。
そんな時は自分で自分を助ける、と。
これを聞いた娘、夫は下を向いてしまうのです。
そりゃそうですよね。ずっと、彼女を見下して笑っていたのだから。
辛い時は自分で自分を助けて、自分を愛せるようになれば相手も愛せるって事でしょうね。
良いセリフが沢山ありました。
ここは感動で涙・・
サティシュは英語スクールの事、シャシの我慢してる気持ちも知らないので、いつものように英語を訳すのですが。
娘サプナも母は英語がわからないから、と英語で彼氏の話などしています。
でも、今のシャシはそれが理解できるのです。
英語がわかるようになっても、自慢しないシャシって素晴らしい。
私なら、もう話せるのよ!とか自慢したい(笑)
最後の最後まで良妻賢母のシャシ!という作品でした。
苦手な事があっても逃げ出さす、学んだりして前向きに考える主人公が素敵な映画です。
シャシを演じたシュリデビさん、物凄く美人でチャーミングです。
最後はお約束的に歌とダンスがあります。
明るく頑張れる、前向きになれる優秀な映画ですね。
未視聴の方は絶対、おすすめ♪
ネットフリックス視聴でした。あのお菓子、食べてみたーい!
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★5個(満点5個)