息子の失踪に胸を痛める家族とその後の苦悩を描いてる作品。
1999年製作・アメリカ・108分
ネタバレ度40%くらい
ストーリー
同窓会に出席するベス(ミシェル・ファイファー)は、夫パット(トリート・ウィリアムズ)と3人の子供を連れて参加。
7歳の長男ヴィンセントに3歳の弟ベンを頼むが・・一瞬の間にベンは行方不明となる。
9年後、引っ越したベスは近所に住む12歳の少年サムを見てベンだと感じる。
こんな感じで引き込まれます。
母の直感でしょうか、調べるとサムは誘拐されたベンだと判明。
近所に住むサム父のジョージを調査。
ジョージの亡き妻の連れ子だとわかります。
ベンとわかり、ベス家族とサムと一緒に暮らします。けれど、当時3歳だったベンには両親の記憶はありません。
会いたかった、とベンを抱きしめるベスですが・・。
ベンには記憶にないので両親、と言われてもわからないですよね。
一緒に食事をしても嬉しくもない。ただ、父親ジョージの元に帰りたがるベン。
可哀想なのは母親の責任を感じてるベスでもありますが・・
それよりも、「(弟の)手を離してしまった」と、後悔し続けている長男ヴィンセントです。
ベンが戻り、幼い頃のように大好きなぬいぐるみを置いてあげたり。母に甘えたくても弟、妹がいるので我慢していたヴィンセント。
そんな彼の思いも知らず、ベンに夢中なベス。
ベン(サム)がジョージの家に帰りたがるので、苦悩するベスたち。
9年間、離れて暮らしていたので仕方ないのでしょうね。
実の親よりも、幼いベンには育ててくれた父ジョージを選択するのは。
家族、育ての親ジョージの苦悩も描いてます。
ちなみに9年後のヴィンセントを演じるジョナサン・ジャクソンが素敵です!
誘拐といっても悲惨な形ではなくて失踪・・という感じで描かれてます。
苦しんでいるヴィンセントが本当に見ていて辛かったです。
1人で我慢してる彼が可哀想で。
最後は温かい家族のハッピーエンドなので安心して見てくださいね。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)