ルッカのあらすじ園

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映画「ストックホルム・ペンシルベニア」17年間監禁された少女

幼い時に誘拐され、マインドコントロールされた少女の苦悩と闇。両親があまりにも切ないです。プライムビデオで視聴。

2015年製作・アメリカ・99分

ネタバレ度40%くらい

ストーリー

4歳の時に誘拐され、17年間犯人の男ベンと暮らしていた少女レイア(シアーシャ・ローナン)。

ベンは逮捕され、自由になったレイアは両親の元に戻るが・・ベンとの暮らしを忘れられない。

 

こんな内容です。

4歳で誘拐され、犯人ベンから「地球の終わりで君を助けた」と、言われ地下に17年間、過ごしていたレイア。

名前も誕生日も適当につけられ、すべてベンの言いなりに信じて過ごしたのです。

恐怖はなかったようで、心からベンを信じて他のことは何も知らずに育ったレイア。

 

両親の元に戻っても、世間も知らず、話すことは出来ても人間としての基本を何も教えてもらっていません。

寂しいだろうと、犬をプレゼントされても犬を知らずに育ったので激しく怯えるレイア。

ベンの地下にはトースターもなかったので使い方も知らない。とにかく何も知らず、ベンだけに教わったことしか知りません。

 

両親が必死で色々なことを教えたり、優しく接するのですが・・。

「愛する」「愛される」ことすら知らないレイア。

娘との絆を戻そうと必死で心理学を学び、レイアと打ち解けようとする母ですが・・。

観ていてとても切ない作品でした。

 

レイアはベンしか信じないのです、ベンだけがすべてなレイア。

ここまで彼女をコントロールされたら、二度と母と信じ合う機会はないと思います。

観ていて不思議だったのは、レイアだけはカウンセリングに行くのですが、両親は行きません。

これだけの事件なのだから、両親もセラピーを受けるべきかと。

親子の絆なんて言葉、彼女にはないのです。

 

失われた時間を取り戻そうと、レイアに夢中になる母マーシーも次第に疲れ、苛立ってきます。

それがあんな事になるとは・・。

暴力的なシーンはありません。誰でも見れる内容だと思います。

2015年の映画ですが知らなかったですね。

 

是非、未視聴の方おすすめです。

出演のシアーシャ・ローナンは「レディ・バード」で有名。「ラブリー・ボーン」にも出演。これも切ない作品でした。

プライムビデオ見放題です。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

好き度は★4個(満点5個)

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