フランスの実話を基にした言葉を失うほどの衝撃作!使用人に家を取られた夫婦を描いてます。
アマゾンプライムビデオで鑑賞。
視聴に注意してくださいね。
2019年制作・フランス、ベルギー合作・98分
配給 熱帯美術館
監督 オリビエ・アブー
原案 オーレリアン・モラ
原題 Furie
ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%)
あらすじ
1週間の休暇中にシッター/サブリナ夫婦に家を乗っ取られてしまうポールとクロエ夫婦。
警察、役所に行って抗議をするも、ポールがサインしてしまった書類のせいで、家はサブリナ夫婦のものに。
裁判で家を取り戻そうとするが、法律によってサブリナ夫婦は守られていた。
怒り狂うポールを見て、不安になるクロエ。
もっと知りたい方
↓
↓
90%のネタバレ感想
いつも息子を世話してくれるベビーシッター/サブリナを信用し、バカンス中に無料で家を貸していたクロエたち。
けれど、帰宅したら家はサブリナ夫婦に乗っ取られ、家に入ることも出来ません。
驚きの状態なのですがこれ、実話なのだそうです。
優しいポールでしたがこの件で焦り、苛ついて次第に人が変わっていきます。
クロエ/昔の恋人ミッキーに煽られ、(元恋人とは知らず、友人になってしまいます)サブリナ夫婦から、家を取り戻そう!と強気になっていきます。
このポールの変化も怖いですね。以前は冷静で賢い人だったろうに。
クロエは白人、ポールは黒人だったのもあり、今まで我慢してた何かが爆発した気がします。
そういうシーンもあったので。
とにかく国の法律もあるだろうけれど、これじゃ家を奪われたら負け!って内容でした。
奪われた家なのに、ローンを支払うのもあり得ない。本当に見ていて恐ろしい内容でした。
映画のポスターは気持ち悪い豚の顔、このようなマスクを被り、家を燃やしてメチャクチャにする狂気のミッキー。
クロエはミッキーに会いに行き、自分たち夫婦に構わないで、と忠告します。
この時、ミッキーからポールに男らしさを求めているのだろう、と指摘されるクロエ。
夫婦の関係が怪しい感じになっていたのを知ってるかのようでした。
ラストではミッキーの仲間が来て、サブリナ夫婦を追い出すように夫を殺害。
妊娠しているサブリナをビニールに詰め、掃除機で空気を抜く、という残虐なことをします。
(彼女は死にません)
燃える家の中、必死で立ち上がるポールは豚のマスクを被ったミッキーを殺害。
殴られたクロエはポールに抱きついて、2人で生きてることを実感。そして愛し合うポールとクロエで終わります。
なぜ、このシーンで終わったのか?は見てるとわかると思います。
結局、クロエも男らしさを望んでのかな、という感じでした。
グロシーンもあるので視聴は注意です。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★4個(満点5個)