「GENERATIONS」のメンバーが本人役で演じてます。監督は「呪怨」「犬鳴村」の清水崇。久しぶりのJホラーはアマゾンプライムビデオで鑑賞です。
2023年制作・日本・102分・G
配給 松竹
監督 清水崇
脚本 角田ルミ、清水崇
ジャンル ホラー
ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%)
あらすじ
ラジオ番組のパーソナリティを務める小森隼は、AD/明日香と倉庫にあるカセットテープを発見。
30年前、ラジオ局に届いたテープ入りの手紙は封も開けられていなかった。
番組の収録中「カセットテープ・・届きましたか?」と、妙な雑音と声を聞く小森。
その後、彼は失踪してしまう。
マネージャー/角田凛(早見あかり)は、元刑事の探偵/権太継俊(マキタスポーツ)に捜索を依頼。
「GENERATIONS」のメンバーを調査した結果、女性の鼻歌のようなメロディーを聴いた、と知る。
このメロディーを聴くと皆、無意識に口ずさんでいると気が付く。
リハーサル中、少女の霊を見て愕然とするメンバーたち。
少女は中学生/「高谷さな」と判明。彼女の鼻歌を聴いたメンバーが次々と失踪してしまう。
もっと知りたい方
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90%のネタバレ感想
怖いか、怖くないか?と聞かれたら・・怖くありませんでした。
ただ、少女/さなの母親が近くに来たシーンがびっくり^^;
あのシーンは驚きました。あと、ラスト近くのさなの顔が怖かったです。
その他、ストーリー、演出的にも「リング」「貞子」のような怖さは感じせんでした。
「リング」はビデオテープだったなあ、と思い出しました。
さなが自販機の下に潜り、何かを探してるシーンはyoutube動画で見てしまったので、新鮮さはなかったです。
途中、さなの弟?と思われる少年が出てくるのですが、あれは誰だったのか。としお?
少年がメンディーに抱きついた時、さなに変身したので少しびっくり。
この映画、「GENERATIONS」のメンバーが本人役で登場、リハーサルのシーンや、ラストのライブシーンはファンには嬉しいでしょうね。
早見あかりは演技が上手いので好きな女優です。
清水崇監督は「富江」「呪怨」「犬鳴村」「ホムンクルス」「牛首村」で有名ですね。
Jホラーによくある薄暗いシーンは少なかったけれど、よくあるボソボソ口調で字幕が欲しかったですね。
闇を持ったさなの鼻歌を聴いた者は消えてしまう・・という流れ。
さなの夢は自分の歌をみんなに届けて、みんなを自分の世界に引き込むこと。
だからみんなの魂が欲しかったのか、鼻歌を聴いた人は消えてしまったのでしょう。もちろん、最後には元気に戻ってきます。
探偵/権太はクラスは違うけれど、さなと同じ中学だったのです。
母親から虐待されていたさな、妊娠している母親の布団に潜り、お腹を触るシーンはどんな気持ちだったのか。
母親のお腹の子を殺害しようとしてたのでしょうか。
さなは同級生の飛び降り自殺の時、それを近くで録音していたのです。
当時、この飛び降りはさなが原因と噂も。
自分が自殺する時も、首にテープレコーダーを下げ、呼吸音などを録音していたさな。
彼女は猫を殺害、その時の音も録音してたのです。
(そのシーンはなし)
封筒にあったさなの家に行くと、母親がいて普通に対応してくれますが・・。
この母親が少し、危ない感じ、そして不気味。
権太、凛たちはその家に行った時、過去にあった出来事を見てしまいます。
それは自殺しようとしたさなは、部屋から長い電話線?を両親に引っ張ってもらうのです。
電話線の先はさな部屋の中、彼女は首を吊ってる状態。
何も知らず、両親は娘に言われたまま・・その線を引っ張ります。
結果、部屋にいた娘の首を絞めて殺害することに。彼女は死にたかったのでしょうけれど。
親にそれを頼むのも・・それを何も考えず、引っ張るのも・・。
この時、凛は過去にあったことを知り、彼女を助けたい、と想いでさなを抱き止めます。
それが嬉しかったのでしょう、さな救われ?微笑みます。
そして消えたメンバーも戻ってきてハッピーエンド。
その後、「GENERATIONS」のライブ会場の映像になり、凛はさなを発見。
不安そうな凛、そして曖昧なラストで終わります。
まあ、納得出来ない部分も多いですがホラー映画なのでそれもアリなのでしょう。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)