疎遠だった父と息子の関係をロードムービー風に描いてる作品。
ネットフリックス視聴。
2018年製作・アメリカ・100分
ネタバレ度40%くらい
ストーリー
音楽プロデューサーのマット(ジェイソン・サダイキス)は担当していたバンドとの契約が切れ、仕事を失いそうになる。
そんなある日、父ベンの看護士ゾーイ(エリザベス・オルセン)が来て、余命わずかだと知るマット。
こんな感じで始まります。
なぜか、父と息子って関係悪いですよね。
この2人も相当、仲が悪くて10年くらい連絡すらしていません。だから、マットとしては父とはいえ、他人のような感覚。
末期ガンで余命わずか・・と、言われても気持ちは動きません。
ゾーイは、ベンの看護士として世話をしながら、彼の願いで保管してたフイルムを現像するため、製造終了したコダクロームの最後の現像所まで連れて行ってほしい、とのこと。
仕事を失いそうで暇ではあるけれど、父親のためにそんなことはしたくない!と、拒否するマット。
ベンのため、必死で説得するゾーイのため、仕方なくベンを連れて行くことに。
長い長い旅になります。
マットにすれば、勝手な父のせいで母親は苦労して・・と、父を恨んでいます。
それでも喧嘩しそうな2人の間にゾーイが入り、なんとか旅を続ける・・という展開。
ベン役には有名なエド・ハリスが演じてます。
「トップガン・マーヴェリック」にも出演してましたよね。
他には「ライトスタッフ」「崖っぷちの男」「アビス」「アポロ13」「沈黙のレジスタンス」など。
とにかくマットとベンは水と油・・という関係でコメディではないけれど、笑ってしまうことが多い。
ゾーイも呆れて・・という流れ。
途中、やはり病気の父なので切なくもほっこり。
ラストはもう、涙、涙でした。
父の思いをやっと・・・亡くなってから知るマットが切ない。
文句なしでおすすめです。
地味ですが本当に良い作品でした。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★4個(満点5個)