ホラーのようなタイトルですがバスク地方に伝わる民話を映画化したものであり、コメディ風ダークファンタジー。
2018年製作・フランス・スペイン・99分
ネタバレ度50%くらい
ストーリー
妻が自殺した孤独な鍛冶屋は悪魔を捉え虐めていた。
村にいる少女は自殺した母が地獄に行った・・と知り、ショックを受ける。
人形を探してるうち、鍛冶屋の家に入り、悪魔に地獄に行った母に会いたい、と懇願する少女。
こんな感じでファンタジー風です。
この悪魔が見た目は「サタン」なのですがすごく良い奴で憎めない。
鍛冶屋は孤独で少女を悪魔から守ろうとしますが・・。
村では少女が行方不明・・怪しい鍛冶屋の家では?と捜索に。
村人は鍛冶屋を悪魔の仲間!と恐れています。政府から男が来て、皆で鍛冶屋の家に。
捉えられた悪魔は少女に「逃してほしい。母に会わせる」と、嘘をつきます。
悪魔を信じて少女は・・という展開に。
一度、地獄に入れば戻れないそうです。妻の自殺で心身ともに傷ついて人を寄せ付けない孤独な鍛冶屋。
悪魔が面白くて笑ってしまいます。
口が達者なのですがやることは子供のようでドジ。
悪魔たちの中でも落ちこぼれのような存在の悪魔です。だから、地獄に戻らず人間界をふらふらしてるだけ、という。
運悪く鍛冶屋に捕まってしまっただけ。
ラスト近くで地獄の映像になります。
地獄ってこんな感じなのかあ・・と、日本で考える地獄より明るいイメージ。
日本の方が陰湿で本当に逃げ出したい感じの地獄でした。
民話を映画化したものなのでダークファンタジー作品、子供と一緒に家族でも見れると思います。
怖さはありません。笑うシーンは何度もあり。
悪魔の面白い弱点がツボ、意外にハマって楽しかったです。
すごくおすすめ。
ネットフリックス視聴。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★4個(満点5個)