実話ベースで重い内容です。息子の思いに寄り添えず、後悔と懺悔の父を描いた物語。
ネットフリックス鑑賞です。アマゾンプライムビデオでは有料。
2020年制作・アメリカ・94分
配給 ソニー・ピクチャーズエンターテイメント
監督 ライナルド・マルクス・グリーン
脚本 ラリー・マクマートリー、ダイアナ・オサナ
ジャンル ドラマ、伝記
ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%)
あらすじ
オレゴン州で暮らすジョー(マーク・ウォールバーグ)の息子/ジェイディン(リード・ミラー)はゲイであることを公表。
学校ではゲイを理由に酷い虐めを受けていた。
母ローラ、妹たちはジェイディンの味方であったが・・ジョーは厳しい父親だった。
もっと知りたい方
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90%のネタバレ感想
ジョーは良き父親ですが息子がゲイ、という事実を受け入れるのに時間がかかってしまいます。
昔なので今と違い情報も少なく、素直に息子の気持ちを理解するのは難しいのだと思いました。
それでも息子なのだから、もう少し優しく接してあげれば・・とも。
トイレは立って使え!とか、虐めを告白する息子に強い言葉でジェイディンを励ますジョーです。
ジェイディンは学校ではチアリーディング部に所属、楽しんでいたのですが当然、これを揶揄う生徒もいます。
SNSでも嫌がらせは続き、この虐めは見ていて吐き気がするほど。
シャワー室で集団に絡まれるジェイディンは本当に怖かったと思います。それを校長に伝えても何もしてくれず。
辛くて辛くて・・親友に電話するジェイディンですが・・。
ある日、息子の自殺を知り悲しむ家族です。
辛くて苦しいジョーはニューヨークに行きたい、と言ってたジェイディンを思い出し、歩いてニューヨークに行くことを決意します。
虐めで苦しむ人のため・・と思いで始めたジョーの旅ですが、実は自分もそれで息子の死と向き合う大切な時間なのだと思いました。
徒歩で向かうにはあまりにも遠いけれど、いかに虐めは人を傷つけるかを訴えるために彼には必要だったのでしょう。
ラスト近くで出会った保安官との会話が印象的でした。
最後はジョーが居眠り運転の車に轢かれて亡くなります。
実話なので救いはない映画でした。夜は見ない方が良いかも。でも沢山の人に見て欲しい作品です。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)