謎のカルト集団から逃げ出す少女を保護した精神科医の物語。
不気味な雰囲気はあるけれど怖さはなし。8話完結ドラマ。前半はねたばれなし。
2022年製作・カナダ、アメリカ
前半ネタバレ度40%(後半はネタバレ度90%)
ストーリー
謎のカルト集団から抜け出した少女メイ(マデリン・アーサー)を保護した精神科医・スザンヌ(エミリー・デシャネル)。
両親はメイを探すこともしていない。
過去、父親に虐待されていたトラウマもあり、自分と彼女の傷を重ねてしまうスザンヌ。
こんな感じで始まる全8話のネットフリックス・ドラマです。
ホラーっぽい雰囲気はありますが、怖さはありません。
グロもなくスリラーっぽい感じのドラマ。
酷いシーンもないので、少しだけ怖さを感じてみたい人でも視聴可能な作品だと思います。
メイを助けるため、自分の娘たちもいるのに自宅に連れ帰るスザンヌ。
そんな妻に呆れる夫(サム・ジェーガー)、娘たち。
メイは親の虐待から逃げて来た、と背中の傷で判明・・。自分と重ねて助けたいと夢中になるスザンヌ。
精神科医としても、やりすぎな気もしました。だから、夫が呆れるのも納得ですね。
でも、スザンヌは親に虐待されたトラウマがあるのでメイをどうしても助けたい、と強く行動します。
もっとネタバレが知りたい方は
90%のネタバレ
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スザンヌの父は酷い男でしたが、母親も助けてくれなかったので深く傷ついているスザンヌ。
それをメイと重ねて、カルト集団など信じず、夢中で保護します。
メイを助けることは、過去の自分を助けることに繋がっているのでしょう。スザンヌがメイに夢中になるほど、夫は呆れて離れてしまいます。
家族の間も雰囲気が悪くなっていき・・。
そんな事も計画なの?と、思うほどにメイは学校でも皆に注目され、面白くないスザンヌの娘たち。
メイはスザンヌの娘たちの機嫌を取るのも上手です。
子供なのに何を考えてるのか・・わからない怪しい雰囲気のメイ。
実はメイはカルト集団・教祖の娘であり、儀式のための生贄だったのです。それが嫌で逃げ出したメイ。
兄は後継者なので当然、助けてくれません。母親も同じく信者なので、生贄に選ばれるのは光栄なこと!と、メイを説得。
これが嫌で逃げ出したメイ。
しかも、カルト集団の儀式は生きたまま焼かれる方法😓
メイには不思議な力もあるみたいで、スザンヌ娘たちも次第に仲良くなっていくし・・あれは洗脳?
スザンヌはもう、メイの本当の母親のように守っているし。
警官もカルト信者なので信じられない。
メイがスザンヌの家に来てから、不思議な事が起きたり・・ホラーっぽい雰囲気です。
儀式の日、メイを助けようとするスザンヌも集団に侵入。
いよいよ生贄に?と、いう時に火事が起こり・・。メイの母親は逃げず、メイとスザンヌは逃走、助かります。
その後、カルト集団は消えてしまいます。
オカルトっぽいけれど、怖さはありません。
最後、夫、娘たちを愛してる、諦めないスザンヌだけどメイと一緒にいるのが耐えられない夫?だからなのか・・離れて暮らしてます。
雰囲気的に「時間をかけて家族を再生」って感じに終わりました。
そしたら!
メイの事実が判明!あの子、カルト集団から抜ける気はないのかな?と、衝撃の展開に。
そして終わったので続きもなく・・そこが怖かった。スザンヌはどうなるの?
子供の時から信者として育ったメイだから・・簡単にはカルト集団を抜ける意識もないのだと感じました。
このラストシーンが一番、怖かったです。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)