実在する連続殺人犯の物語。ジャンルはスリラーサスペンス!職業が看護師というのだから驚きです。
ネットフリックス視聴。
2022年制作・アメリカ・G・121分
ネタバレ度30%(後半ネタバレ度90%)
ストーリー
シングルマザーの看護師エイミー(ジェシカ・チャスティン)は心臓病を隠して仕事をしていた。
過酷な夜勤もあるので、心身ともに辛いのを必死に耐えていたが限界だった。
そんな時、親切な同僚チャーリー(エディ・レッドメイン)が配属され、友人としても支えてもらえるように。
そんなある日、元気だった患者が急死・・原因はインスリンの大量投与であり、チャーリーが第一容疑者として浮上。
こんな感じです。
エイミーはドクターストップをかけられているほどの心臓病。
けれど、保険の関係であと4ヶ月ほど仕事を続けたい。子供も心配だけれど、保険でないとお金もない。辛い状態です。
そんな時、チャーリーが事情を知り、エイミーをフォローしながら、子供達の相手までしてくれたのです。
もっと知りたい方
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ネタバレ度90%
チャーリーが以前、働いていた病院にはエイミーの知り合いがいたので、噂を聞いてみると・・チャーリーは怪しいと判明。
インスリンの大量投与事件で突然死した人が増え、チャーリーが退職後、そのような人は一気に減ったのでした。
チャーリーを信じたいエイミーですが不安になります。
パソコンから薬を処方する方法も教え、チャーリーの動きを監視していると・・
怪しいと思われることがわかります。
警察からも事情を聞かれ、チャーリーの立場は悪くなっていきます。
証拠はない、けれど怪しい動きのチャーリーを監視するエイミーはある日、事実を発見・・ショックを受けます。
子供にも親切で自分を助けてくれたチャーリーですが、患者にインスリンを投与してる、と考えます。
チャーリーはエイミーの心臓を心配、親身になってフォローしてくれるのですが・・彼女は不安から警察に協力します。
もしかすると、自分も殺される?と考えたのかも?
警察に事情を聞かれたチャーリーは最初、否定していました。
それを知り、警察に協力ということでエイミーが彼と会います。
エイミーと話すチャーリーは事実を告白。
インスリンの大量投与は自分がやった・・と言ったのです。
名前を覚えてるだけで29人。
16年間の看護師という職権を乱用し、推定400人の患者を殺害したようです。
その間、病院は特に何もしなかったのです。
病院的には、遺族からクレーム出るのを恐れ、ただチャーリーを解雇しただけなのでしょうね。
隠蔽に必死な感じ、深追いせず、事件はそのまま放置・・という感じでした。
動機も特に説明せず、驚いたことにチャーリーの言葉、
「僕がやった・・誰も止めなかったから・・」
「死刑判決を避けるため、チャールズ・カレンは29件の殺人を認めた。カレンは結局、犯行動機を語らなかった。カレンは終身刑を18回宣告され、2403年まで仮釈放は認められない。彼が働いた大半の病院が疑念を抱いていたが何もしなかった」
チャーリーの言葉、「誰もとめなかった」って、誰かが止めてくれたらやめたの?と、驚きでした。
捕まるまで続けるつもりだったのでしょうか。
それにしても病院も酷いですね。これが実話とは本当に恐ろしいです。
淡々として優しげなエディ・レッドメインの表情が印象に残る映画でした。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)