16歳少女の実話を基にした作品。史上最年少ヨットでの単独無寄港、無支援の世界一周の物語。
2023年制作・アメリカ、オーストラリア・109分
脚本 レベッカ・バナー、キャシー・ランドール
ネタバレ度70%
ストーリー
ジェシカ・ワトソンは小さい頃からの夢、ヨットで世界一周!を実現したいと思っていた。
旅路はオーストラリアのシドニーを出発、太平洋を横断。
チリのホーン岬、大西洋を渡り、南アフリカの岬ケープ・オブ・グッド・ホープ、インド洋を渡り、オーストラリアの南海岸に戻る。
強い意志で1人210日間・・海の恐怖と闘う姿に世界中が感動する。
少女が反対する周囲の意見に振り回されず、夢を諦めない強い意志で、ヨットの無寄港世界一周に成功した実話です。
家族や周囲のサポートがあるといっても、海に出るのは彼女1人。嵐が来てもすべて自分で対処しなければなりません。
セーリングコーチもいるけれど、それは家から指示してくれるだけ。相談はできるけれど結局、決めるのは彼女です。
ヨットや海の知識があっても難しい。
それを16歳の少女が成功させるって本当にすごい事です。
実際、映像を見ると本当に大変だったのだろう・・と想像出来ます。
ヨットが最後の大きな嵐で転覆・・ダメなのかも?でも、失敗したら映画にならないはず、と。
もちろん、ヨットは浮かび彼女も生還。このあたりはもう少し詳しく見たかったですね。
両親もすごく心配だったと思うけれど、「あなたを信じる」と言葉で彼女を支えます。
これ、日本人じゃ難しいのでは?
外国の人ってその辺、すごく理解あるというか、強いですよね。子供を信じる事が支える事っていう。
嵐がなくても、210日間も1人で航海するなんて考えただけで不安になってしまいます。
あの勇気には本当に脱帽、夢を諦めないあの強さ、どこから来るのでしょうか。
内容としては想像できるのですが、映像はすごく迫力もあり見応えも。
観て良かった、と思える前向きになれる映画でした。
終わったあとの爽快感もある作品ですね。
とても良かったのでおすすめ。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)