失踪した娘を探す母親は未解決の連続殺人事件に係ることに。実話に基づく作品。プライムビデオで視聴。
2020年制作・アメリカ・95分
監督 リズ・ガルバス
脚本 マイケル・ワーウィー
ネタバレ度80%
あらすじ
24歳の娘シャナンが行方不明となり、母メアリーは警察に通報するも反応が鈍い。
警察に行き必死で状況を伝え、懇願するメアリーにやっと警察も動き出すが・・。
半年後、ロングアイランドで4人の女性の遺体が発見されるがシャナンは見つからない。
警察は連続殺人事件と捜査を始めるが・・メディアは売春婦だとふざけた様子で報道。
シャナンは連続殺人事件から外されてしまう。
1年後、捜査していない沼地がある、とメアリーから激しく追求された警察がついに捜査を開始。
首を絞められたシャナンの遺体が発見され、体内に薬物の痕跡もなかった。
最終的には10~16人の遺体発見、ロングアイランド連続殺人鬼の犠牲者とされた。
起訴された容疑者はいない。
後にメアリーは履歴からハケットからの電話を確認、彼を不法死亡で訴えた。
感想
警察が沼地を捜査しなかった理由は、2メートル以上の高い草があり、小柄なシャナンが入るわけがない、との事。
追われた人はどこへ逃げるかわからない。それを背の高い植物があるからそこへは入らない、って理由にはならないでしょう。
元々、捜査する気もなかった警察ですね。
売春婦だから、と言ってた警官の言葉を思い出します。今のアメリカはどうなのか・・わからないけれど。
明らかに妙だと感じる医師ハケットを追求しない警察はダメですよね。
あの時、もっとハケットを追求していればボロが出たかも。
被害者が売春をしていたから、と警察が本気になってくれないのが悔しいです。それしか収入を得る方法がなかったのだし・・。
メアリーも良い母親とは言えない、という意見もあるだろうけれど。人はそんな最初から完璧なわけじゃないし。
迷って失敗して成長もすると思っています。
メアリーも母として自分の事を恥じていた部分もあったし。娘をもっと理解してあげれば・・と後悔もあったはず。
シャナンが5個の携帯を持ってた事を知らなかったメアリーです。
この映画は正義を求める母親の姿をも描いてます。
警察がもっと真剣に捜査してくれたら・・もっと早くに到着してくれたら、シャナンは殺されなかったかもしれません。
警察にヘルプ電話をして来てくれたのは1時間後、それなら犯人は逃げてると思います。
事件は2010年、現在のアメリカはどうなんでしょうか。
実話が基であり、未解決事件なのでモヤモヤが残ります。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)