観ていて微笑んでしまうような心に優しい作品でした。すべての人におすすめできますね。
テレビで視聴、アマゾンプライムビデオは有料です。
1989年制作・アメリカ・G・99分
監督 ブルース・ベレスフォード
脚本 アルフレッド・ウーリー
ネタバレ度90%
あらすじ
1948年アトランタ。
元教師のユダヤ系老婦人/デイジー(ジェシカ・タンディ)は買い物に行こうと車を出すが・・隣家に突っ込んでしまう。
息子/ブーリー(ダン・エイクロイド)は母に運転手を雇うように説得するが拒否される。
しかし、母の運転を危ないと思い、初老の黒人男性/ホーク(モーガン・フリーマン)を雇うブーリー。
意地を張り、ホークを拒否していたデイジーだが次第に認めるように。
デイジーがホークを拒否していた理由は、運転手を雇うことで周囲からお金もちに見られるのが嫌だったから。
しかし、ホークは誠実な人とわかり、どこに行くのも彼に頼るようになるデイジー。
感想
穏やかな時間が流れ、デイジーとホークの間にも知らぬ間に友情が芽生えるのでした。
そしてデイジーのお手伝いさん/アデラが突然、亡くなった時もホークが慰めてくれたのです。
それまで料理などした事あるの?というデイジーですが、アデラがいなくなり仕方なく料理をする姿も可愛かった。
ある時、デイジーはホークが読み書きが出来ないと知り、参考書を贈ります。
ホークから差別の話を聞いて涙を流すデイジー。黒人だけでなく、ユダヤ人も差別と偏見の対象だったので彼の思いに耐えられなかったのでしょう。
キング牧師の話を聞くため、夕食会に参加するデイジーは善意の人々による無自覚の差別がある、と聞いて実感します。
1971年
デイジーの家に来たホークは取り乱している彼女に驚きます。そして認知症になった彼女に優しく声をかけます。
デイジーはホークに「あなたは1番のお友達よ」と告げます。
施設に入ったデイジーに会いに行くホークは、衰えた彼女にパイを食べさせてあげます。
このシーンは本当に何故か涙が出てしまいますね。
自分の親と重ねてしまうからでしょうか。きっと、若い時に観たら違う感想だったと思います。
気難しいデイジーが大切な友達と認めたホークは本当に優しく強い人であり、彼の支えで幸せな人生だったと思います。
歳をとるとこのような作品とリンクしてしまう自分がいます。昔、観たはずですが忘れていて・・温かくて優しい映画でした。
有名な映画なので観た方も多いでしょうが素敵な作品ですね。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★4個(満点5個)