半魚人と人間の女性との恋、ファンタジーです。
モンスターが登場するわりには素敵な恋愛モノ。「美女と野獣」のようで大きく違う作品。
ネタバレ度40%くらい
ストーリー
1962年、冷戦下のアメリカ。
秘密の研究所で働くイライザ(サリー・ホーキンス)は仕事中、友人ゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)と、極秘の実験を目撃してしまう。
ある日、軍人ストリックランドが生物に指を奪われる事件が発生。
イライザはその生物に驚く。
こんな感じで始まります。
イライザは好奇心が旺盛なのでしょう。普通、あんな生物を見たら大声で叫んで逃げるかと。
彼女の場合、じっくり観察・・食べ物を与えて仲良くなります。
正直、可愛い生物ではないので・・餌付けとも思えない。
でも、攻撃してこなかったらご飯をあげたくなる気持ちもわかりますね。
軍人を襲った生物は半魚人であり、顔は鼻が高めでややイケメンな感じ。
彼女は生物に手話を教えるのですが、とても賢く感情もあります。
研究所なので、生物に対して酷い仕打ちをする人もいて胸が痛い。
映画とはいえ、優しい生物なので私も感情移入しました。
イライザは半魚人に心奪われ、会うのが楽しみになります。
何故、彼女が彼に恋したのか・・理由は「ありのままの自分を見てくれる」と、いうこと。
耳は聞こえるけれど、声は出せない発話障害があるイライザ。
半魚人は、教わった手話で彼女と会話します。
彼女が声を出せないことは関係ない。最初からその状態だったし、彼も話は出来ない。
偏見なく自分をみてくれる存在、ということで惹かれていくのでした。
そんな2人にある日、危機が迫ってきます。
イライザの取った行動は?
映像、音楽の演出がとても素敵な作品でした。
恋の相手は半魚人・・2人が愛し合うシーンも。かなり、びっくりでしたが😅
サリー・ホーキンスは、「しあわせの絵の具 愛を描く人」でモード・ルイスを演じたままの印象でした。
半魚人でファンタジー!と、不思議なのですが観れば納得すると思います。
最後まで読んでくださった方たち、ありがとうございました。
好き度は★4個(満点5個)