大ヒット映画「RRR」にも出演のアジャイ・デーヴガン作品。
踊らず、歌もない真剣勝負のインド映画!家族のためなら命を賭けてアリバイ作りをする男性の物語。
ネットフリックス鑑賞です。
2015年制作・インド・163分
監督 ニシカント・カマト
ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%)
ストーリー
家族思いのヴィジェイ(アジャイ・デーヴガン)はケーブルテレビ会社を営む映画好き。
ある日、娘/アンジューがキャンプに行き、警察長官の息子/サムにシャワー中の映像を撮られてしまう。
帰宅後、サムに呼び出され、母/ナンディニーと一緒に動画を削除して欲しいと懇願するアンジュー。
もっと知りたい方
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90%のネタバレ感想
サムは「言うことを聞け」と、動じない。必死でサムの携帯を奪おうとしたアンジューは彼を殺害してしまいます。
慌てた母とサムを埋めてしまうアンジュー。幼い妹/アヌーはそれを見てました。
帰宅した父/ヴィジェイにすべてを打ち明けるアンジューたち。
映画好きのヴィジェイは事情を把握、家族を刑務所に入れない、と約束して証拠を消すことに。
携帯のsimカードからすべての情報がバレると恐れ、遠くの街で携帯を購入、サムのsimカードを入れて見知らぬトラックの荷台に投げ込みます。
次にサムは黄色の車で来ていたので、それに乗って遠くの湖で沈没させます。
家族と話をしっかり合わせ、アリバイ作りのためにバスに乗って遠くの街で導師の説教を聞きに行きます。
そのため、ホテルに泊まり、バスの行き帰りにも知人と話したりするヴィジェイ。
家に警察が来た時、アンジューは怯えて泣き出しそうになりますが・・ヴィジェイがうまく誤魔化します。
とにかく全力で家族を守る父/ヴィジェイですね。
家族と口裏を合わせ、警察に事情を聞かれてもうまく逃げるのでした。
ヴィジェイを嫌っている警官/ガイトンデ警部補に怪しいと思われ、警察に拘束されることも。
けれど証拠もなく、アリバイがあるヴィジェイを怪しいだけで逮捕することは出来ません。
長官夫婦は息子/サムが帰らず、必死に捜査するのですが遺体も見つからず。
ただ、ガイトンデ警部補にヴィジェイは疑われ、警察に連れて行かれ尋問という名で殴られたりします。
当然、証拠もないので無事に帰宅するヴィジェイ。
必死に捜査しても息子が帰らず、長官妻/ミラーは従兄弟の証言でサムがキャンプでアンジューのシャワーシーンの動画を撮ったことを知ります。
息子のしたことは犯罪だけれど、アンジューが何かを知ってるはず!と追求するミラー。
家族が警察に呼ばれ皆、バラバラに尋問に答えますが納得できない長官夫婦。
警官は焦ってヴィジェイ、妻、アンジューらを殴り続け、幼いアヌーは怯えます。
親と一緒だと話さない、と気がついてアヌーだけに尋問。怖がったアヌーは自白してしまいます。
サムの死体を埋めた場所を掘り起こしますが・・出てきたのは犬の死体でした。
周囲では警察は幼いアヌーにまで暴力を!と激怒、悪徳警官のガイトンデ警部補は市民に殴られます。
長官夫婦は辞職、ガイトンデ警部補もクビとなり、ヴィジェイ家族は無実となります。
その後、家を引っ越すという元長官夫婦がヴィジェイに会いにきます。
「せめて事実を教えて欲しい」と懇願する2人。親として反省、悲しんでいる2人を見て、幸せな家族を壊す者が現れ・・と話すヴィジェイ。
「私たちはその客を追い払った。戻っては来られない場所へ・・」
その言葉で全てを悟り、悲しむ夫婦。
「悪かった」と告げるヴィジェイでした。
完
一応、罪を認め謝罪したヴィジェイですね。
元長官夫婦は何もできず・・という感じで終わります。
家族を守るため、映画で見たアリバイ作りを真似て必死に行動したヴィジェイ。
サムの遺体は事情を知り、すぐに移動させたのでした。その場所は当時、建設予定地だった警察署です。
つまり、今は新しい警察署が完成していますがその土地に埋め直したヴィジェイです。
このラスト、顔だけ見るとヴィジェイを演じたアジャイ・デーヴガンが悪役に見えてしまいます・・顔が怖いから^^;
内容としてはYouTuberおすすめだけあり、面白かったです。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)