タイトル通りの内容、面白くて超おすすめ!若者がネット社会の闇から逃れる方法は?
ネットフリックスで鑑賞です。
2016年制作・アメリカ・G・96分
監督 ヘンリー・ジュースト、アリエル・シュルマン
原案 ジーン・ライアン
脚本 ジェシカ・シャーザー
原題 Nerve
ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%)
ストーリー
女子高校生ヴィー(エマ・ロバーツ)は親友/シドニーに対抗、裏オンラインゲーム/ナーヴに参加。
ゲームのルールは、視聴者、挑戦者となり、決勝戦まで勝ち抜くこと。挑戦者は視聴者が決めた挑戦にトライ、嫌なら棄権、勝てば賞金をもらえる。
もっと知りたい方
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90%のネタバレ感想
最近、ニュースで見た走っている電車の上でサーフィンする若者が死亡・・と読みました。
このゲームも次第に挑戦内容がハードになり・・という流れです。
どちらかといえば、B級映画だと思いますが脚本、演出も良くて緊張感もあり引き込まれた作品です。
特にグロい描写もないので安心して視聴できます。
ヴィーは初めての挑戦で、「キスをする」とあり、イアン(デイヴ・フランコ)という若者にキスをします。
彼も参加者であり、視聴者は2人に注目して挑戦内容を指示します。
最初は高級デパートの「ドレスを試着」とか、難しいようで簡単なもので賞金をゲットするヴィー。
彼女の口座には賞金が振り込まれ、驚く母ナンシーです。
彼女をゲームに誘った友人シドニーは、この世界ではそれなりの人気者、けれど新人ヴィーのランキングが上がり・・嫉妬します。
ゲームの内容が次々とハードになり、思わず声を出して驚いてしまうシーンもあります。
でも今のアメリカって、きっと本当にこんな事が起きてるのでしょうね。怖いと思いました。
あまりに危険な内容にヴィーは止める、と言い出しますが引き止めるイアン。
彼にはこのゲームを止められない理由があったのでした。
昔、友人、タイたちと参加していたイアンは仲間を失い(死亡)警察に通報。
けれど、ゲームの視聴者はそんなイアン、タイを許しませんでした。
個人情報を知られ、親の仕事にも被害が出てしまい・・止められないイアンとタイはこのゲームのもう一つの参加者「囚人」だったのです。
決勝戦で勝てば自由になれますが・・それは困難。
それを知り、ヴィーはイアンを助けようと計画。ネットに詳しい友人/トミー(マイルズ・ハイザー)たちに頼みます。
一方、シドニーと言い争いになってしまうヴィーは危険な挑戦を受けることに。
結果、彼女は勝ちますが・・親友と喧嘩した自分を嫌になります。
危険なゲームを知り、ヴィーは警察に通報、怒る視聴者たちに追い込まれてしまいます。
決勝で勝たなければ、ヴィーもイアンたちのように個人情報を抜かれ、囚人となってしまいます。
盛り上がる視聴者たちはついにヴィーを殺せ、と言い出します。タイが彼女を殺そうと銃を向け・・倒れるヴィー。
しかし、トミーに頼まれ、タイは空砲の銃を持っていただけであり、ヴィーは無傷でした。
ヴィーは炎上する視聴者たちに匿名で顔を隠し、言いたい放題だと指摘。
トミーたちの技術で自分らの名前がバレ、慌てる視聴者たちはその場を去ります。
そして裏サイト/ナーヴも消え、イアン、タイたちも自由になります。
簡単ですがあらすじでした。
結構、迫力ある映像もあって面白かったです。最初、イアンは悪いやつだと思っていたのですけど。とても良い人でした。
トミーとヴィーが結ばれると思ってたのだけど、最後はイアンと結ばれてましたね。
集団心理と匿名のネット社会、顔もわからないからゲームの世界で「殺せ」と、言いたい放題の視聴者たちは恐ろしかったです。
あんな風に追い込まれたら・・やはり言いなりになってしまうのでしょう。
イアン、タイも可哀想だったけど自由になれて良かった。
友情、恋愛もあり、何よりもスリリングな映画です。
イアン役のデイヴ・フランコは「グランド・イリュージョン」にも出演、素敵でした。トミー役のマイルズ・ハイザーも可愛い。
先日、視聴した「カムガール」もネット社会の闇みたいな感じで怖いけれど、映画で見ると面白いです。
原題のNerveは勇気という意味みたいです。いつも控えめなヴィーが最後は友人たちのため、頑張って前向きになる姿が眩しかったです。
Macユーザーとしては途中の起動音が懐かしかったですね。
めちゃオススメの映画です。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★4個(満点5個)