精神科医を怒らせると・・人生終わります!極上のサイコスリラー!すごく面白かった!
まさかの展開で夢中で楽しめた2020年の作品。
2013年制作・アメリカ・106分・R15+
監督 スティーブン・ソダーバーグ
脚本 スコット・Z・バーンズ
配給 プレシディオ
ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%)
是非、観て欲しいです。
グロ、出血シーンもないので誰でも観れると思います😅
ストーリー
夫マーティンが出所。
うつ病で苦しんでいたエミリーは、地下の駐車場で車ごと壁に激突・・自殺未遂を起こして病院へ。
精神科医バンクスと出会い、診察を受けるエミリーは友人から聞いた新薬を試したいと頼む。
しかし、新薬の副作用で夢遊病となったエミリーはマーティンを刺殺してしまう。
もっと知りたい方
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90%のネタバレ感想
出来るだけネタバレは見ない方がおすすめです。
理由はどんでん返しがある映画だから、ラスト近くで驚く作品です。
薬の副作用としても、担当医の責任・・と、問われたバンクスは信頼を失い、窮地に追い込まれてしまう。
家のローンもある、仕事まで失うわけにはいかない・・。
焦るバンクスは調査を始める。眠っている時の犯罪は無効?
新薬を出したバンクスの責任なのか・・それともエミリーが有罪?と、裁判で騒がれるはめに。
エミリーは繊細な雰囲気の女性。夫マーティンを愛していた。なのに副作用で殺してしまった・・と、自分を責めてました。
バンクスは医師として、新薬を試したいのもあり、簡単にエミリーに処方。
エミリーは正常であり、嘘をついていた!と調べた結果、気がついたバンスク。
入院してる彼女に、うつ病の治療として猿轡を噛ませ、電気療法で痙攣させる方法を見せます。
「正常な人が受けたらどうなるのか・・」
正常なエミリーは治療を受ける女性を見て怯えます。
慌てて弁護士に電話したい!と、騒ぐエミリーを見て病院のスタッフはバンスクの指示通り、電話禁止だと伝えます。
驚き、焦るエミリーは暴れ・・注射されてしまいます。
すべてはバンスクの指示通り。
追い詰められたエミリーはついにバンスクに打ち明けます。
マーティンに車をプレゼントされ、幸せなエミリーは結婚・・けれど彼は警察に捕まってしまいます。
思い描いていた夢が壊れ、シーバート医師に相談するエミリー。
彼女を誘惑、うつ病の演じ方や薬の副作用などを教えてもらいます。その代わり、マーティンに教わった金融取引を伝授。
彼女の名義で株を購入、週末は刑務所に行き、良き妻を演じたエミリー。
うつ病の演技をしてマーティンを愛する妻だと周囲に思わせていたのです。
マーティンさえいなくなれば、人生のすべてが良くなる・・と考えていたエミリー。
バンクスが処方していた薬アブリクサだけ飲んでいたのです。
エミリーの提案を受け、バンスクは通院で大丈夫、と医師として判断。
退院後、自分の身が危ないと感じたエミリーの通報で、シーバート医師は殺人の共謀容疑、証券詐欺で逮捕されます。
バンクスはエミリーに薬を処方、尿検査もするので飲むようにいいます。
驚き、怒るエミリーに退院の条件として今後、エミリーが危険だと判断された場合、バンクスは入院させると脅します。
シーバート医師を通報したのはバンスクの指示でした。
激怒して逃げようとするエミリーは再び、病院のスタッフに捕まり・・病院へ逆戻り。
「私、病気じゃないわ。あいつの方が病気よ」叫ぶエミリー。
バンクスは家を出て行った妻、息子と平和な暮らしに戻ります。
エミリーは病院で本当に精神をやられた感じで終わります。
製薬会社との絡みもあり、複雑な医師の立場も興味深い。エミリーの言動もやや、不思議な気がすると思いますね。
真実を探るバンクスの執念もすごい。
誰が何を目的に?と、展開も面白いです。
ちなみにサイドエフェクトは副作用という意味です。
ラストも、えーーー?って驚きで怖かったですね。
本当に悪いことはしちゃダメ、って感じの作品でした。もう、あれで人生終わった気がします。
好き度は★5個(満点5個)