主演のマイルズ・テラーは「トップガン マーヴェリック」の亡きグース息子役で登場でしたね。夢のために侮辱も耐える主人公。
アマゾンプライムビデオで鑑賞です。(現在は有料)
2014年制作・アメリカ・G・107分
監督 デイミアン・チャゼル
脚本 デイミアン・チャゼル
原題:Whiplash
ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%)
あらすじ
アンドリュー(マイルズ・テラー)は世界的ドラマーを目指しアメリカ最高峰の音楽校に入学。
伝説の教師と噂のフレッチャー(J・K・シモンズ)の指導を受けるが・・罵声を浴びせられ、次第に精神的に追い込まれていく。
もっと知りたい方
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90%のネタバレ感想
最初、伝説の男フレッチャーに指導され、嬉しくて厳しい練習にも必死に耐えているアンドリューです。
これが普通なのか?とにかく酷い罵声はもちろん、物も飛んでくるし乱暴なフレッチャーに驚きます。
噂でこの映画は素晴らしい、という意見と良くない、と意見があったのは承知でした。
前半、とにかく厳しいフレッチャーに驚きつつ、どこまでアンドリューが耐えられるのか?と思って視聴。
やっとの思いで告白した女の子と楽しくデートしたのも束の間。
フレッチャーの追い込み練習に応えるため、冷たく別れを告げたアンドリュー。
アンドリューには理解ある父/ジムがいますが練習などの詳細は何も告げず。ひたすら耐えているのです。
理解ある父になら愚痴を言っても良さそうなのに。自分1人ですべてを背負ってる感じです。
フレッチャーはアンドリューの気持ちを無視してる感じで要求レベルをアップさせます。
あれじゃ、潰れちゃう?と思うほど。
練習は人格否定はもちろん、侮辱することも。他の生徒にも容赦しません。ダメなら生徒も追い出すフレッチャー。
でもアンドリューはフレッチャーに侮辱されてもそれをバネにするかのように必死で練習します。
手からは血が流れ・・ドラムも血だらけ。
コンテストの日、アンドリューは先輩/タナーから預かった楽譜をなくし、怒られるのですが・・暗譜してる、とフレッチャーを驚かせます。
タナーは覚えていない、という事でコンテスト出場も拒否。
代わりに暗譜しているアンドリューが演奏。これでフレッチャーは心の中で認めたのでしょう。
フレッチャーのレッスンはさらに厳しくなり、アンドリュー昔のライバル/コノリーを呼びます。
コノリーの登場で焦るアンドリュー、それがフレッチャーの目的です。
その後、重要なコンテスト前にフレッチャーの教え子が事故で亡くなったと話します。
泣いてるフレッチャーを見て、少しは人間らしさもあるのね、と思ったのは間違いでした。
過酷なフレッチャーの教え通り、練習に応えるアンドリュー。
大切なコンテストの日、アンドリューはバスの故障で急遽、レンタカーで会場へ向かう時、事故に遭ってしまいます。
(途中、ドラムスティックを忘れたり)
負傷、流血しているアンドリューは諦めずに必死で会場に入り・・ドラムを叩こうとしますが当然、怪我のために出来ません。
「お前は終わりだ!」
フレッチャーに告げられ、言葉を失うアンドリューは衝動的に殴ろうと飛び掛かります。
これで音楽院を退学処分となるアンドリュー。
プロのドラマーになる夢も失い、ぼんやりと生活してるある日、フレッチャーの教え子ショーンの死は事故でなく、自殺と知ります。
原因はフレッチャーの行き過ぎた指導、と息子を心配するジム。
ショーン両親から、2度と同じ被害者を出さないように頼まれ・・と匿名で証言するアンドリュー。
数か月後、ジャズクラブでフレッチャーが出演すると知り、店に入るアンドリューは彼と再会。
フレッチャーは密告で音楽院をクビになった、と話します。
そして次に出演する音楽祭でドラマーをやってほしい、と頼むフレッチャー。
アンドリューは出演を決意。
その音楽祭には有名なスカウトマンも来ているので、ヘマをするとプロになるチャンスはない、と言うフレッチャー。
音楽祭の当日、自分が用意していた譜面とは違う曲が始まります。
驚くアンドリューにフレッチャーは「密告したのはお前だな!」と、脅します。
復讐された・・と驚くアンドリューは知らない曲なので演奏出来ず。
大きな会場で恥をかいてしまうアンドリューを笑うフレッチャー。
決意したアンドリューはフレッチャーが用意した次の曲を無視、バンドマンに合図を出して得意な曲を演奏。
驚くフレッチャーですが・・舞台の上なので何も言えず。
素晴らしい演奏のアンドリューを見て、歓びうなずくフレッチャーでした。
パワハラのフレッチャー!っと気分悪かったのですけれど、ラストシーンの彼を見て不覚にも涙でした(^^;;
それだけこのシーンは素晴らしい。
この映画が高い評価を受けてるのも納得ですね。
前半、酷い指導でうんざりでフレッチャーの人格も疑っていたのですけど。
最後、あの顔を見たら「本当は悪い人じゃないのかも」と、思ってしまいます。
有名な映画なので知ってる方も多いでしょうけれど、未視聴の方はぜひ!おすすめな映画です。
面白くて夢中で観た作品は一気に記事も書けます^^;
マイルズ・テラーの演技も素敵でドラムを叩くシーン、相当練習したのだと驚きです。
メイキングがあれば見たいですね。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★4個(満点5個)