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映画「ソウルメイト/七月と安生」ネタバレ感想

大人になっても変わらない、愛する男性よりも自分を本気で信じてくれる親友の方が大切という思い。

アマゾンプライムビデオで鑑賞です。

2016年制作・中国、香港合作・G110

原題:七月與安生 Soulmate

監督 デレク・ツァン

原作 アニー・ベイビー

主題歌 リア・ドウ

ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%

ストーリー

上海で暮らしている安生(アンシェン/チョウ・ドンユイ)に、人気のネット小説「七月と安生」を映画化したい、と依頼が来る。

作者に連絡を取って欲しいと。

小説の作者は七月(チーユエ/マー・スーチュン)だが居場所もわからない。

安生は依頼に対して、「チーユエなんて知らない」と嘘をつく。だが、安生にとって七月は大切な存在、親友だった。

もっと知りたい方

90%のネタバレ感想

arasuji.hateblo.jp

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久しぶりの中国映画です。

基本、女性の友情物語なので女性向きの作品だと感じました。

2人は13歳で知り合い、家族ぐるみ仲良しの関係です。円満な家庭に育った裕福な七月は真面目なおとなしい子。

安生は父がいない多忙な母と暮らす自由奔放な子です。

正反対の2人が仲良しになり、大人になっても喧嘩したりして支え合い・・という作品。

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最初、退屈な感じもしたのですがいつの間にか引き込まれる内容でした。

子供の頃は仲良しで何でも話し合う2人が次第に大人になり、男性/

蘇家明(トビー・リー)との関係で微妙に崩れて行きます。

2人とも家明を好きになってしまいます。

そして家明は・・おとなしく真面目な七月と交際しつつ、自由奔放な安生にも惹かれて・・というあるあるな展開に。

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でも安生は大好きな親友/七月を裏切ることなく・・去って行きます。

これがのちに回想シーンで「あ!そういうこと?」と、驚きの流れに。

物語は回想を入れつつ、進んで行きます。

家明と結婚を控えている七月は安生との関係に不安を感じている頃、彼女は去っていくのですが・・。

家明は自由に好きなことをもう少し楽しみたい、と結婚を伸ばそうと提案。

仕方なく結婚を延期する七月。

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一方、家明との関係を断つかのように上海を去った安生はギタリストとイギリスに。

幸せに暮らしていたのですが浮気発覚、別れてしまいます。次の男性ともうまくいかず・・苦労する安生。

手紙のやり取りで2人の友情は続き、自由に生きる安生が羨ましい七月。

結婚式の日、相手の家明が逃げ出し・・結婚をやめた七月は田舎で噂にもなり、故郷を捨てて旅にでます。

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旅に疲れた安生は故郷に戻り、そんな七月の苦労を知ります。

真面目な男性と結婚を控え、七月と安生の人生は逆になったかのようになります。

自由に生きていた安生は穏やかな生活を送る日々。

結婚相手に逃げられた七月は自由に旅をする生活に。

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数年後、家明の元に子供から電話があり会ってみると・・

「パパなの?」と、幼い子供に聞かれます。

瞳瞳という幼子は七月の子であり、安生が育てていたのでした。母親の七月は出産後、亡くなっていたのです。

そして結婚式当日に逃げた家明、実は・・七月に頼まれて逃げたのでした。

理由は「私を愛していない人とは暮らせない」と。

小説を書いたのは安生であり、七月というのは彼女のペンネームだったのです。

小説の中で、自由に生きたいと七月の思いを叶えた安生。

途中、七月が安生に言った言葉

「あなたを愛したのは私だけ」と、他の男性は誰もあなたを愛していなかった、と言うシーンが印象的でした。

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2人は喧嘩したり、元通りになったりかなり複雑に絡んでいる関係。それでも最後には「友情」という絆で結ばれています。

安生を演じたチョウ・ドンユイが素晴らしく素敵な女性でした。透明感溢れるという感じの女優さん。

純粋な雰囲気を持ちつつ、色気もあるという。年齢不詳の感じが魅力的でした。

女性の友情を描いてるのですが、映像、雰囲気的にも岩井俊二監督を思い出しました。

監督のデレク・ツァンは岩井俊二監督の影響を受けているそうです。

チョウ・ドンユイという女優は「少年の君」という映画で有名、評価も高いので今度、チェックしたいと思います。

ハマる人はめちゃハマると思いますね。

友情だけでない2人の女性の人生にも惹き込まれた映画でした。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

好き度は★3個(満点5個)

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