山下智久、新木優子出演の切ないラブストーリー。韓国ドラマ「私の頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン監督の作品です。
6月9日からアマゾンプライムビデオで配信スタートです。
2023年制作・132分・日本
監督 イ・ジェハン
脚本 イ・ジェハン
原作 NASTY CAT(ウエブ漫画家)「見えなくても聞こえなくても愛してる」
ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90)
ストーリー
漫画家/泉本真治(山下智久)は激しい頭痛で倒れ、病院で緑内障からの失明を宣告されてしまう。
以前から酷い頭痛があったが多忙な為、検査もしていなかった。
軌道に乗っていた連載漫画も仕方なく休載、一緒に暮らしていた祖母の面倒も見れず、孤独と不安な日々を過ごしていた。
真治の漫画ファンの相田響(新木優子)は大好きな漫画が休載になり、心配で漫画家/泉本真治の家を探して会いに行く。
もっと知りたい方
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90%のネタバレ感想
まず、大好きな漫画が休載になった・・と家を探して行くことに驚きました。ストーカーっぽいな、って。
目が見えなくなり、自暴自棄になった真治は部屋を荒らしていた時、響が訪ねて来たので驚きますが・・見えないので誰かわからず。
聴覚障害のある響は何も言わない真治に戸惑い、帰ってしまいます。
そして真治はフラフラとベランダへ・・飛び降りようとしてるのを目撃した響が慌てて戻り止めます。
「お前、誰だよ!」と怒鳴る真治ですね。
その後、響は真治の家に通って掃除などをするようになりいつしか同棲する2人。
この流れは説明なく突然、同棲する2人・・となってたのが残念です。
どっちが口説いたのか?とか、告白とか見たかったですね。
「一緒に暮らそう」なんてありませんでしたから。
祖母が怪我をした時、病院帰りの真治を送ってくれた菅原哲也と親しくなります。彼は真治/漫画のファンだったのです。
仕事をしてる響はある日、近所のカフェオーナー/遠山恵(山口紗弥加)と知り合い、ピアノを教えてもらうことに。
実はこの遠山は社長/植村大輔(高杉真宙)の秘書だったのです。
子供の頃、父親が支援している施設にいた響に一目惚れした大輔は秘書を使い、彼女を口説こうと計画。
カフェオーナーとして響に接近、社長命令のため大輔と響を合わせようとしていた遠山です。
このあたり、詳細な説明がないのでわかりにくいです。
大輔は響のストーカーかと思ってしまいました。
この大輔は吃音があり、子供の頃から笑われていたのですが響は笑わなかったので嬉しかったのでした。
響と本気で結婚を考えている大輔ですね。
そして響をモデルのオーデションに誘う遠山。響はピアノの方が大事と断ります。
響と一緒に歩き、道を覚えたり点字を学ぶ気になる真治。彼女は彼にとって大切な存在になっていました。
スマホを使用、
「私の夢は幸せな花嫁になることです。あなたの夢は何ですか?」と質問する響。
「その夢を叶えることです」と、答える真治。
愛し合う2人は祖母に会いに行き、交際の報告をします。
響に聴覚障害があると知り、驚く多恵(夏木マリ)ですが孫/真治の思いを知り応援してくれます。
クリスマスプレゼントに響に指輪を贈ろう・・と考える真治。
帰りに真治を見張っていた大輔と出会い、タクシーと思い送ってもらうことに。
大好きな響が真治と暮らしている・・と不安で焦っている大輔。
高飛車な大輔に呆れ、「見えなくても見えてるんです」と、注意する真治。
「かわいそうな目で見るのはやめてください、僕は目は不自由ですがかわいそうなわけではありませんので・・」
真治に失礼だ、と激怒する大輔。
アシスタント/中村(山本舞香)と一緒に出版社に行く真治は漫画/主人公のスミレが不治の病から、交通事故になる展開を提案される。
理不尽な要求だが生活のため、仕方なく承諾する真治に驚く中村。
指輪を購入後、自宅に戻る真治は響が漫画の展開に納得していない、と知る。
「たかが漫画・・生活がかかってるから仕方ないだろ。俺たちは他の人たちと違うんだ。夢より生活だろ・・」と、言う真治。
真治の思いを理解出来ても納得出来ない響は悲しみます。彼の漫画で力をもらってる人はたくさんいるのに・・と思い。
そんな響に指輪を渡せない真治。
響は遠山に頼み、モデルのオーデションに参加、合格して優勝します。
契約後、遠山と大輔が知り合い・・騙された?と怒る響です。
その後、化粧品のモデルになり、響のCMが流れるように。
響の思いを考え、理不尽な要求を断る為、出版社に行く真治は主人公/スミレを殺さない展開に戻すと伝えます。
漫画の著作権を売ってくれとまで言われ、納得出来ない真治。
「心までは売りません」
真治の態度に呆れ、一千万あれば祖母の入院代、生活費も心配ないと説明しますが・・真治の考えは変わらず。
魂までは売りません、と堂々とした真治を支えるアシスタント/中村。
突然、酷い頭痛で倒れる真治は病院で失明したのは緑内障ではなく、悪性の脳腫瘍・・と知ります。
真治を病院に運んでくれた大輔だけがこの時、医師の説明を聞いています。
自分の余命はわずか・・と悟る真治。
医師は手術は自分には出来ない、アメリカの医師でなければ・・と説明します。
響に迷惑をかけたくない、と考える真治は彼女の前から姿を消します。
「響・・ごめん。愛してる・・」
真治の病気を知らない響は理由がわからず、悲しくて探しますが彼は見つかりません。
「見えなくても・・聞こえなくても・・どこにいてももう俺には響きが見えるし、聞こえます。永遠に愛しています・・。俺の響、夢を叶えられなくてごめんなさい・・」
中村の家に行き、漫画の最終回を描き終えたい真治は手伝って欲しい、と頼みます。
自分の家に来てくれた真治を喜びますが・・彼の気持ちは自分にない、と理解する中村は漫画を描くのを手伝います。
遠山に相談、響は大輔/会社の力で練習したピアノの映像を流してもらい、真治を探しますが・・。
ピアノ演奏と練習した言葉「しんじ・・あいしてる」と話す響。
真治/漫画の最終回を見る響は、主人公スミレは死なず、真治の思い通りのラストに涙を流します。
真治を思い、角膜移植を考える響は彼の思いを知ります。
真治が中村の家にいると知り、駆けつける響ですが・・すでに彼は漫画を描き終えて去っていました。
雪の中、真治を探す響は絵の中にあった公園のベンチへ。
ベンチで倒れている真治を発見、号泣する響・・。
その後・・
飛行機で戻って来た真治に「おかえり」と言う響。
そして結婚する2人・・。
完
響が最後の方で突然、話したのでびっくりでした。最初の方でリハビリすれば・・とあったけれど話せる展開とは。
そしてベンチで亡くなった・・と思った真治は生きてました!
これも飛行機に乗ってたので・・アメリカの名医に手術してもらって目は見えるように・・という流れでしょうね。
もう少し説明が欲しかったかも。流れ的には理解出来ますけれど。
ベンチのシーンでみんな、真治は死んじゃった!って思ったはず。
まあ、それはそれで良いのだけど。
失明から悪性の脳腫瘍という展開で韓ドラっぽいなあ、と思ったら!監督が韓国人だったのでびっくりでした。
韓ドラあるある!記憶喪失はなかったけれど、悪性腫瘍、不幸のオンパレード展開でした。そしてやたら長いタイトル。
激しい頭痛もよくあるネタですね。
山ピーは文句なくカッコ良い、響を演じた新木優子さんはなんとなくヘアスタイルが韓国っぽいと思いました。
ラスト、空港で「おかえり」と真治に告げる響がメイクしてたんですけど。
あの顔が「がんばれ!クムスン」のハン・ヘジンに似てると思いました。
それと、山口紗弥加さんのヘアスタイルも気になりました。あれ、ウィッグ?
まあまあ、ですね。究極のラブストーリーとあったけど困難があったからでしょうね。内容はてんこ盛りな感じ。
ドラマにしてもう少し詳細に描いてくれたらもっとパーフェクトだと思いました。
指で唇を確認して響にキスする真治が素敵です!
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)