原作は東野圭吾のミステリー小説。木村拓哉、長澤まさみ出演「マスカレード・ホテル」の続編です。
ネットフリックスで鑑賞、アマゾンプライムビデオでも無料で視聴出来ます。
2021年制作・日本・G・129分
監督 鈴木雅之
脚本 岡田道尚
原作 東野圭吾
ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%)
ストーリー
マンションで女性/和泉春菜が殺害される事件が発生。死因は感電死。
警察には、ホテルのカウントダウンパーティで犯人が現れる、と密告状が届く。
新田浩介(木村拓哉)はホテル・コルテシアに向かう。
ホテル・コルテシア東京のコンシェルジュ/山岸尚美(長澤まさみ)は大晦日パーティの準備中、新田と再会する。
もっと知りたい方
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90%のネタバレ感想
「マスカレード・ホテル」の第2弾です。
お互いを尊重しながらも言い合い、自分の立場も忘れ、人を助けようとする2人のやり取りが楽しいですね。
前回を思い出して視聴。
ホテルの客は多くて事件と関係ない人も登場します。それを自分で整理しながら見るのが面白いですね。
まず、ホテルに面倒な客!という感じの日下部篤哉(沢村一樹)が登場。
実はコルテシア・ロサンゼルスのスタッフ/香坂でした。
氏原裕作(石黒賢)と山岸のうち、どちらかをコルテシア・ロサンゼルスに行かせるためのテストとして、無理難題を山岸に言ってたのでした。
お客の無理な要求でも誠実に答えていた山岸の態度に納得、彼女が最後のシーンでロサンゼルス行きに選ばれたのです。
だから、わざと我儘を山岸に言ってたんですね。これはびっくりでした。
プロポーズした女性もスタッフです。
山岸尚美がコルテシア・ロサンゼルスに行くのなら・・この映画のパート3はロス編になるのかな、と想像。
それとも帰国してからの内容になるのでしょうか。どちらにしても続くでしょうね。楽しみ。
犯人ですが・・麻生久美子が演じる仲根緑(牧村緑)でした。でもこれは偽名です。
本名は、森沢光留です。
彼女は最初、ホテルに1人で来ていましたが夫が来るので待っている、という状況。
でもこれは嘘で、実は彼は亡くなっていて・・と悲しい女性を演じてました。
(この嘘に振り回される新田たち)
彼女は体は女性だけれど、心は男性として生きていた森沢光留だったのです。(性同一性障害)
双子の妹がレイプ後、警察の取り調べでセカンドレイプの苦しみから自殺していたのです。
(姉、森沢光留の目の前で)
だから警察を恨んでいた森沢光留。
コルテシアの客/曽野昌明(勝村政信)は貝塚由理(高岡早紀)と不倫でこのホテルを利用してました。
曽野の妻/万智子(木村佳乃)と由里は友人の関係。
ある日、万智子の息子が望遠鏡で被害者/和泉春菜(感電死)を窓の外から目撃、母に相談します。
その後、万智子は由里に相談して脅迫を計画。
由里がお金を受け取りに行く時、犯人から電話で「お前は助ける」と言われ、自分だけ助かるつもりでした。
由里がコルテシアを選んだことで、夫の不倫相手は由里、と理解してた万智子は恨みがあります。
森沢光留は由里と山岸を拘束、12時に感電死させる計画でしたが・・チャペルに時計がなかったため、山岸の腕時計で時間を設定。
しかし、彼女の腕時計は遅れていたので感電死は免れます。(新田らが助ける)
森沢光留が殺害した理由は双子の妹を失い、妹の代わりにしたかったけれど、ダメだったから。(3年前にも女性を殺害していた)
この理由、いまいち納得出来ませんでした。被害者にはロリータ服を着せ、感電死を選んだ森沢光留。
感電死を選んだ理由は・・妹に目の前で自殺され、もう体を傷つけたくない、と理由でしょう。
でもロリータ服は?妹が好きだったのかな。
この辺は原作を読むと詳細に描いてるようです。
亡き双子の妹の代わりを求め、女性を探したけれど思うようにならず・・殺害なのでしょうか。
でも殺さなくても良いと思うのですけれど。
それより、夫の浮気相手を憎む万智子は友人の由里が殺されるのを黙認しようとしてました。やはり女性は怖いですね。
博多華丸が演じる浦辺幹夫は、殺害された和泉春菜の恋人で、彼女の働くペットサロンの防犯カメラに映っていたため、警察に容疑者と思われていたのでした。
でも二股かけられていた可哀想なパシリ(犯人に利用されただけ)です。
警察を混乱させるためだけ、って感じでした。
密告者は万智子です。由里が犯人との取引にコルテシアホテルを指定、だから来ると知ってます。
大晦日カウントダウンパーティの中、このような状況なので非常にややこしく、目まぐるしい展開も面白いですね。
長い映画なので詳細はこの辺で。
見るともっと楽しめる作品だと思うのでおすすめ。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
好き度は★3個(満点5個)